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甲武信岳
甲武信岳

基本情報
1 山名 甲武信岳 (こぶしだけ)
標高 2,475 m
山域 奥秩父
都道府県 長野県・山梨県・埼玉県
位置 N35.54.32/ E138.43.44
地図 昭文社 山と高原地図26「金峰山・甲武信」
2万5千分の1地図「金峰山」
20万分の1地勢図「甲府」
7 山岳区分 日本百名山、関東百名山、山梨百名山
登山記録
山歩No 1670-09020
登山日 2009年8月14日(金)-15日
歩程 1日目 4時間10分
2日目 5時間20分
天候 晴れ
形態 テント一泊二日
アプローチ 長野自動車道塩尻ICより国道19号
パーティー 2人

甲武信岳はその名のとおり長野県・山梨県・埼玉県にまたがる山である。 日本百名山であるとともに、甲信越百名山・山梨百名山にも入る名山である。 奥秩父山地は東に雲取山を西に金峰山をいただく2000mを越える稜線であるが、ちょうど、この甲武信岳が中間といえるだろうか?西沢渓谷から上がるルートがメインなようだが、結構な標高差があるので、今回敬遠してマイカー登山で周遊できる毛木平からあがることにした。


出発-毛木平

08/14(金)4:10起床。4:55に家を出る。 5時出発。 調布から中央道に乗る。 途中、相模湖ICのところが500mほど渋滞していたがあとはすいすい。 境川PAで休憩。 清里の手前のセブンイレブンで朝食のおにぎりと野菜ジュースを買って車の中で朝食。 途中、野辺山のJOMOでL130円の高いガソリンを入れて、前にキャンプできた同じ141号を北上。 川上経由、8:45に梓山到着。 農道から道標にしたがい最後一瞬林道を走って、毛木平の駐車場に到着。 8割くらいうまっていたが、スペースはあったので停めて準備開始。車を停めて荷物をわけて着替えと食料で残していくものを車にいれてパッキングをすませ、9:40駐車場出発。分岐を経てやがて林道がおわり、10:15に大山祈神社前で休憩。 11:10 1760m地点で休憩。持ってきたゼリーとビスケット・あめを食べる。すぐに滑滝についた。 写真を一枚撮る。 
11:20出発。 12:13 1960m地点で休憩、、 12:25出発。 沢のなかれはゆるやかになったが、源流まであと0.9Kmとかでている。

千曲川・信濃川水源

13:15千曲川の源流到着。 弁当にする。お湯をわかして、1.5倍やきそばを作る。 なかなかうまい。 朝の残したおにぎりもいっしょ に食べた。  源流の湧き水はこんこんと沸いており、自由に汲むことができる。 おそらくこの上の樹林で蓄えた水がここまで伏流してでてくるのだろう。 この水は今登ってきた谷筋を下り西沢として川になり、三国山の二本木沢、国師岳の梓川と合流して千曲川となって西に流れている。 下界は夏真っ盛りだが、。 沸いている水に手をひたすとすごくつめたかった。 とまっていると寒いくらいだ。13:53出発。

奥秩父縦走路

源流を出てからが本当の登りとなった。 じぐざぐをきりながら樹林を進んでいく。 30分のコースタイムだったがそんなにかからなかった。 14:13稜線に出る。休憩してあめを食べる。 14:20出発。。 

甲武信岳山頂

 最後ののぼりをがんばって14:50山頂到着。倒れこむように、ベンチに座り込んでいった。 2人組の人に写真を撮ってもらって展望を楽しむ。 金峰はよく見えた。 八ヶ岳は山頂が曇っていた。  15:20出発。 急なくだりを降りて 15:47甲武信小屋に到着。 小屋でテント受付をして、テント場に移る。 最初、ここがいいといっていたところから、もっと奥まったところへ移る。 テントを張り終わったら、ぬれた服を着替えてラジオをつける。 梅酒とビールを飲んで、いい気分になったところで17時から夕食の支度。 カレーを温めて、持ってきたポテトサラダと食べる。、小屋によってトイレを借りたが、様式もあって楽チンだった。 テントにもどって暗くなってきた。 小屋の泊り客は花火をしていた。 19:45就寝。 満天の星がきれいだった。

甲武信小屋

08/15(土)5:30起床。 晴れ。 夜中けっこううるさかったので寝不足。EPIをつけて湯をわかし、むりやりトン汁うどんを食べる。 
ポカリスエットを全部飲んで、食事のあとテントをたたむ。。 7:07出発。小屋の山中徳治さんにあいさつをして出発 上り返しは順調に進む。 7:27山頂到着。 富士山のあたまが見えたが、北アと金峰は曇っていた。 両神はよく見えた。 山頂には他に登山客はいなかった。 7:37出発。少しくだってまた登る。。 

三宝山

 三宝岩は横から眺めるがさほど景色がいい場所でもなさそうなので通過。  8:16三宝山到着。. 水を飲んで写真を撮って8:26出発。 そこからは結構うっそうとした森の中を下る。 9:01急な岩場を登って、 2208mピーク。 。 一旦ザックをおろして少し休憩するが、岩が見えたので、9:05出発。 。 

武州白岩山

9:59武信白岩山。 岩場で休んでドーナッツを食べる。 10:12発。 鎖場をくだって、また森の中をひたすら歩く。 同行者は途中でちょっと遅れがちになる。 10:50大山 10:56発。
 そこから、峠を目指して最後ののぼり、そこが大山の山頂か? ガスにおおわれて展望はなかった。 。 


十文字峠

しゃくなげの林を抜けて11:56大文字峠。ベンチで休んでいたら小屋の女主人が、今日の土方は終了だ!といってでてきていた。  12:11出発。 最後の八丁の峰までの ゆるいのぼりを経て、ジグザグのくだり。 くだりきって平坦になったところで13:00 1680m地点。最後の休憩。
 13:05発。 13:50駐車場到着。 車をあずまやの近くに停めなおして、着替え。 それから、あすまやの下でお湯をわかして、UFOを作る。 自販機でコーヒー牛乳を買う。 14:50出発。ほそい道を秩父に向いて進み、20分ほどで三国峠。 そこから一気に未舗装の道路を下る。 結構、落石が多く、何度か車の下でいやな音がした。えんえんとながい道が続き、やっと舗装に出る。 16:45中津川キャンプ場のトイレで休憩。 やっと電波がつながったり携帯が使える。彩甲斐道路を秩父に入り、横瀬を通って さらに2時間走って、国道299号は混んでいる。約6km。 久保の交差点から関越方面に行く車と分かれて流れる。所沢に入って、セブンイレブンで20:10から15分ほど休憩。 狭山湖で上がっている花火を見る。 サイダーを買って保谷・杉並経由で21:53に自宅に到着。。



主稜線までテントを担ぎあげるというのはどうしても荷物が重くなり登りがつらくなる。 しかしながら真夏に標高2000mのところで涼しい思いをするためにはいたしかたない。 今回は毛木平が標高1433mもあるので、それほど苦しくはなかったといえよう。 今度はぜひ、 甲武信岳に奥秩父の主脈縦走で訪れたいものである。 (2009・9記) 

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています。