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基本情報
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山名 |
男体山(なんたいさん) |
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標高 |
2,486m(一等三角点) |
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山域 |
日光連山 |
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都道府県 |
栃木 |
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位置 |
N36.45.54/ E139.29.27 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図13「日光・白根山・男体山」
2万5千分の1地図「男体山」
20万分の1地勢図「日光」 |
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山岳区分 |
日本百名山・関東百名山・一等三角点百名山 |
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登山記録
山歩No |
1360-22015
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登山日 |
2022年5月4日(水) |
歩程 |
6時間30分 |
天候 |
晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
日光宇都宮道路清滝ICから中禅寺湖 |
パーティー |
3人 |
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男体山は栃木県日光市にある標高2,486mの火山であり。日本百名山のひとつである。 日光二荒山神社の境内地で冬季入山禁止(霊峰男体山の登拝期間は、毎年5月5日から10月25日までであったが、2019年より4月25日から11月11日までに延長された)ということもありシーズン中はにぎわう人気の山である。自分は2004年8月に一度登頂しているが、今回、SKS山岳会メンバーのR.M氏がまだ登っていない百名山のひとつだということで一緒に登ることにした。
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2022年5月3日 菖蒲ヶ浜キャンプ場
2022年5月3日(火)憲法記念日の祝日に我々SKS山岳会のメンバー3人は栃木県の石裂山へ登った。 15時半に下山して車でそのまま日光方面に向かう。 夕方の時間ということもありいろは坂を登る車はさほど多くはなかった。 17:20に中禅寺湖のほとりに到着。菖蒲ヶ浜キャンプ場に向かう。 4月中旬にキャンプ場がオープンしたときにすぐにログキャビンを予約した。 テントサイトは予約制ではないがこのゴールデンウイークの最中は朝10時半くらいにサイトがいっぱいになると受付の係の人が言っていた。 我々はログキャビンを予約していたので駐車スペースを確保しておいてもらえたので助かった。 いったん、荷物だけおいてスーパー「中禅寺ストアーみむらや」に買い出しに出かける。 唐揚げやおでん・餃子などを買って菖蒲ヶ浜キャンプ場に戻る。 外に折り畳み式のテーブルを出して宴会開始。 H.Hさんが持ってきてくれた日本酒も美味で、翌日早朝から登ることも忘れて大宴会を催してしまった。
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二荒山神社
5月4日(水)快晴。 朝5時にスマホの目覚ましをセットしていたが当然のごとくに寝過ごしてしまった。湯を沸かして買ってあったカップうどんを食べる。 6:50出発。 車で二荒山神社中宮祠の登山者用駐車場まで移動。 駐車場は40台くらい停められるであろう。ただ我々が行ったときはまだ3-4台の空きスペースがあったが、すぐに満車になってしまった。 いっぱいになると、県営駐車場に停めないといけない。 こちらは200台くらいのスペースがあるが有料である。名石 牛石を越えて7:34歩き出し、二荒山神社の社務所で入山料を支払いする。 1000円/人なり。 登拝のお守りがもらえる。
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中禅寺湖と半月山
神社の奥の鳥居をくぐり登拝門を過ぎると右手に靴を洗う水場「足清め所」を見て階段が始まる。 ゆっくりしたペースで歩き、7:47、一合目遥拝所に到着。標高1300m 安全登山を祈願して進む。二合目ははっきりとして札はないが、小さな板に「ここが2合目です」と書かれていた。 基本的には樹林の中であるが、すでに標高1300mを越えているのでブナの森となって草地も多い。 三合目でいったん車道に合流する。 登山地図ではここからは車道を歩くように記載があるが、実際には林の中に登山道もついているので往路は我々は登山道を歩くことにした。 林の中から中禅寺湖がきれいに眺められる。中禅寺湖の向こうに半月山が見える。 男体山を展望する山としてこの半月山にも登ってみたいものである。
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五合目避難小屋
8:43四合目に到着。 ここには作業小屋があり、登山道入り口と書かれた札と石鳥居がある。 たくさんのハイカーが上がっていく。 9:26五合目到着。 ここには避難小屋がある。 どんな小屋だろうかと思い扉を開けようとトライしたが残念ながら開かなかった。 開かなければ避難小屋の意味がない。 10分ほど休んで出発。 6合目のあたりから次第に登山道に岩が多くなってくる。 危うく落石を落としてしまうところであったがすぐ下で止まったので、さらにその下を歩いていた登山者の方のところへ落ちていくこおとはなかった。
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八合目瀬尾神社
10:21に七合目の避難小屋に到着した。 この避難小屋は五合目の小屋とは違い、扉が開かれている状態であった。 夏場などは炎天下で歩いてばてる方もいるだろう。 少し日射を避けるにはこの小屋はよいかもしれない。 小屋の周りには30人くらいの人が休憩していた。 やはりゴールデンウイークだということもあり大賑わいである。 このあたりがちょうど標高2000mくらいである。 七合目からも結構険しいルートとなる。 10:45八合目到着。 ここは瀬尾神社の鳥居があり、鳥居を少しあがったところに社務所のような小屋がある。 無人ではあったが、夏場などはもしかしたら売店営業をしているのかもしれない。 溶岩石で急なところには鎖が張ってあるが、鎖の後を除くと、石と石の間の日陰にツララができていた。 やはりこのあたりまでくると残雪が多いこともありツララも立派に伸びている。
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弥陀ヶ原
八合目を過ぎるとひときわ中禅寺湖の景色が見事になる。 九合目からは傾斜が少し緩やかになり、上には弥陀ヶ原と呼ばれる灌木帯が見える。 残雪の量も多くなってきて、中にはスパッツや軽アイゼンを付ける方も現れた。弥陀ヶ原では左手の西の方角に真っ白に雪をかぶった日光白根山が姿を見せた。 男体山でこれだけ残雪があるのだからさらに標高の高い白根山は結構上が白いというのは道理である。 次第に息があがってくるので無理せずにゆっくり進む。 正面に山頂が見えているので距離の感覚はわかる。 やはり今日は相当の数の登山者の方が入っているようである。
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二荒山神社の奥宮
11:53二荒山神社の奥宮に到着。 シーズン中売店として営業している感じの小屋(この日は開いていなかった)の横に小さな祠があり、そこに男体山山頂・2486mと記載された看板がある。 早速登山者の方にお願いして3人の写真を撮影する。 Youtubeの動画を撮影しながらぶつぶつつぶやいていたので、小屋の前で休んでいた登山者の方が、「おおユーチューバーなんですね。 何て名前のチャンネルなんですか?」と質問してくれたので、ニコニコ顔で「Japan-Walk 日本山歩日記です。」とPRしたのだが、「そんな長い名前覚えられないよ。」と一笑されてしまった。 男体山で検索してなんとか自分の動画にたどり着いてほしいものである。
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山頂の大剣
奥宮からさらに北へ進む。稜線の上に鐘が設置されており、その横に、男体山山頂、の記念撮影用の大きな看板があった。 本当に一番高いところは鳥居を越えた奥の岩山にある鉄製の剣のささったところである。 今回は2004年から18年の歳月を経てこの山に2回目の登頂を果たしたわけであるが、あとで調べてみたら、この鉄製の剣は2004年に見たものとは違うものであったらしい。 山頂のシンボルでもあるこの大剣が、2012年に腐食によって折れたが、現在はステンレス製のものに取り替えられているという。たくさんの方がこの大剣の横で写真を撮影しているので自分もそれに倣って写真を撮った。
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男体山山頂から見る至仏山
山頂横には一等三角点がある。 男体山の標高は2484mだったが、三角点より高い位置に岩があることから、2003年に2486mへ変更になっている。 ここからの360度パノラマは見事であった。 北には二百名山の女峰山がくっきりと見えた。 標高は2483mとほぼこの男体山と同じというのが面白い。 また、男体山が百名山で一等三角点があり、女峰山が二百名山で二等三角点がある、というのも今回改めて知ったことである。 北西に目を向けると三百名山の太郎山の姿がきれいに見えて、日光白根山と太郎山の間には遠くに白い雪をかぶった至仏山が見えた。眼下には戦場ヶ原もよく見えた。 中学校の修学旅行の行き先が日光で、この中禅寺湖や男体山を戦場ヶ原から眺めた記憶がある。 今度は、その男体山の山頂から戦場ヶ原を眺めて遠い昔を思い出した。
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下山 中禅寺湖を見ながら下る
昼食を食べ終わって休んだあと、12:48下山開始。 ここからの下りルートは中禅寺湖に向かって進むようで豪快な迫力がある。 七合目を過ぎ、順調に高度を下げていく。 四合目で少し休憩をする。 水を飲んで、帰りは四合目から三合目はおとなしく車道を歩いて降りることにした。三合目から先は岩場が少なく、草地と樹林の中を下りていくという感じになる。 男体山はかつての火山活動を物語るかのように、六合目から上がずっと岩の間を縫うようにして登っていくのが特徴である。 やがて一合目の遥拝所が見えてきた。 ここには開山の偉人の胸像があることを帰りに初めてしった。
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中宮祠駐車場
神社の手前の「足清め所」で靴を洗う。 そのうえで中宮祠で下山報告のお詣り。 同行者たちは家族にお守りを購入していた。15:50駐車場に到着。 いろは坂を下って大阪まで帰るH.Hさんを宇都宮まで送っていく。 宇都宮駅前では少し渋滞したがなんとか乗る電車の時間に間に合うようにおろすことができた。 問題はそのあと都内へ帰るための東北道がとてつもなく渋滞していたことである。 結局、R.Mさんと音楽を聴きながらゆっくりと新4号線バイパスで帰った。 途中、道の駅で宇都宮餃子をお土産に、なんとか家には22時に到着した。
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ひさしぶりの男体山であったが、あらためて良い山であることを再認識した。 火山は独立峰ができやすいので展望の良い山が多くあるが、男体山もこの類である。 日光のこのまわりに男体山以外に女峰山・太郎山・大真名子山・小真名子山というように複数の山がまるで家族のように屹立していることも日光の山を面白くしている一因でもあるだろう。 女峰山からの男体山を見て、そして、男体山からの太郎山を見たので次は、三百名山の太郎山にトライしないといけないという思いを新たにした。 きっと紅葉の時期などがよいのであろう。楽しみである。
(2022年7月記)
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