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冠山
冠山

基本情報
1 山名 冠山(かんむりやま)
標高 1257m (三等三角点) 
山域 越美山地
都道府県 福井・岐阜
位置 N35.46.47/ E136.24.34
地図 2万5千分の1地図「冠山」
20万分の1地勢図「岐阜」
7 山岳区分 日本三百名山
登山記録
山歩No 3730-25042
登山日 2025年8月30日(金)
歩程 2時間45分
天候
形態 日帰り
アプローチ JR米原駅から国道303号線・417号線・林道冠山線を通り冠山峠
パーティー 1人
動画URL https://youtu.be/BP9UDNSd6BU

冠山は岐阜県と福井県の県境に位置する越美山地の山である。もっとも短い時間で行けるルートは冠山峠までマイカーで進み、そこから山頂を目指すルートである。 冠山林道は土砂崩れの影響などで、ずっと閉鎖されており、冠山峠までここまで行くことができなかった。2025年8月、久々に道路が通行可能になったということで山頂目指すことにした。


徳山湖

 2025年の8月30日土曜日、新幹線で横浜を出発、米原に8時40分到着。 ここでレンタカーを借りて、今回の目的地である冠山を目指すことにする。 北陸自動車道を小谷城インターまで、そこから国道337号線で揖斐川町へ向かって進んでいく。 途中で道の駅で鹿肉の串を食べた。結構、美味しかった。 そこから国道は冠山トンネルを越えて福井県まで続いている。
トンネルの手前にある徳山湖に立ち寄った。 ここはかつて徳山村があり徳山ダムを建設する際に水没した村である。


冠山峠

 徳山ダムを出て、冠山トンネルの手前から冠山林道へと入って行く。ちょうど自分が上がっていくときに、1台降りてくる車があった。 舗装はされているが、すれ違いできる場所は限られているので注意が必要である。 40分程進んでようやく峠と思われる高台が見えてきた。 冠山峠到着である。 福井県側への道路は通行止めとなっている。 時刻はすでに12時半を回っている。車は5台ほどが停まっていた。準 備をして登ろうとすると4名の女性登山客が降りてきた。 この峠から翌日登る能郷白山がよく見える。


稜線の登り

12時37分、冠山峠出発。 冠山峠の大きな石の標識の横を進んでいく。 時折笹の横から冠山山頂も眺めることができた。 奥美濃のマッターホルンと言われるだけあって険しそうな山である。 しばらく登って一つ小さなピークを越えた。そこから少し下り、鞍部を越えて林の中で休憩する。 休憩していると後ろから登山者が声を出しながら歩いてくるのが聞こえた。やはりこの付近でもツキノワグマがいるので警戒しているのであろう。


核心部

 休憩起点から少し急な登りになった。 13時44分冠平との分岐到着。冠平には寄らずにここから山頂を目指す。山頂直下の傾斜はこれまでに比べてかなりきつくなっておりもろい岩場をロープを掴みながら登っていくことになる。


冠山山頂

 13:56冠山山頂到着。 山頂にはだれもいなかった。 正面東側には能郷白山がきれいに見えた。 反対の西側に目を転じると金草岳が見えた。 冠山と金草岳の両方を縦走する人もいるようであるが、結構一日がかりになりそうだ。 南側には車であがってくるときに休憩した徳山湖が見えた。 徳山湖からの稜線は切り立っているのに結構驚いた。南西方面には金糞岳や伊吹山が見えた。 そうこうしているうちに2人ほどソロの男性の登山者が山頂に上がってきた。 自分はパンとトマトジュースで昼食にした。今日は熱中症対策で氷までもリュックにつめてきている。 
 

冠平

14:29冠山山頂出発。 ロープを使って降りるところは慎重に下って行く。 今日は登山靴ではなくトレランシューズなのでこういう道ではあまり踏ん張りがきかない。 これでも滑らないようにして分岐までたどり着く。 せっかくなのでここから冠平まで行ってみることにした。 冠平はテントか2-3張、張れるれるような平坦な場所であった。 横に山頂を眺めるように小さな石の遭難碑があった。1955年に福井銀行のパーティ24名が遭難し、2名が低体温症で死亡した事故の慰霊碑である。 11月に天気が悪くなるとこの山は冬山になるのであろう。


冠山を振り返る

14:43、冠平分岐を出発。 来るときに歩いた道を冠山峠へと戻る。 思ったよりもアップダウンがある道であった。 クマに出会わないように途中でホイッスルを吹きながら進んでいく。最後のピークを越えると道は平坦になり、ススキの向こうに先ほど登った冠山が綺麗に見えた



冠山峠へ下山

15:32 冠山峠到着。 すぐ後で山頂で会った男性も降りてきた。 この方はバイクで峠まで来たようで、特に片付けをすることもなくそのままバイクに乗って下山していた。



かずら橋

下山は岐阜県側へ徳山湖方面に降りていく。 国道と合流しここからは冠山トンネルを通り、福井県側に出る。途中福井のかずら橋で休憩をする。 かずら橋は300円で往復し放題であった。徳島の祖谷渓にかかるかずら橋と比べると距離は短いかもしれないが、それでも高さと迫力は充分だった。国道417号を北西に進み国道476号と合流したところで北へと進む。 ここから峠を越えて越前大野市へと入る。

 

大野市宿泊

大野市に入ってからはスーパーで今夜の食材の買い物をする。 その上で宿泊するゲストハウスかべくらに到着。  六呂師高原で花火大会があるということで結構お客さんが入っているようだった。 指定された駐車場に車を停めて、チェックインをする。 日没の前に越前大野の目抜き通りを散歩してみようと思い、大野城の近くの武家屋敷の散策をする。朝市通りと呼ばれる七間通りを通り、日没になり宿に戻る。風呂浴びて談話室でやはり一人で来ていた男性と登山の談義をしてビールを飲み21時就寝。

 冠山は本当は残雪期にトンネルの出口から登ってみたいと思っていたが、正直冠山峠からのピストンが楽だということでこの夏の時期のルートを選んでしまった。 しかしながら山からの景色はとても素晴らしいものを味わうことができたので満足であった。 越美山地福井と岐阜の県境はこのような面白い山があり次回来るときは少し時間をかけて金草山などゆっくりと回ってみたいという気持ちにさせられた。
(2025年10月記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています