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基本情報
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山名 |
兎岳・丹後山(うさぎだけ・たんごやま) |
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標高 |
1926m |
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山域 |
越後山地 |
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都道府県 |
新潟県 |
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位置 |
N37.03.58/ E139.05.53 |
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地図 |
2万5千分の1地図「兎岳」
20万分の1地勢図「日光」 |
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山岳区分 |
越後百山 |
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登山記録
| 山歩No |
NG54-25046
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| 登山日 |
2025年9月28日(日) |
| 歩程 |
7時間52分 |
| 天候 |
快晴 |
| 形態 |
小屋泊1泊 |
| アプローチ |
関越道の六日町ICより国道253号線県道233号線 |
| パーティー |
1人 |
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2025年9月28日、越後三山の一つであり日本二百名山にも数えられる中ノ岳から、兎岳、丹後山を経て三国川(さぐりがわ)ダムへと下る縦走をした。前日に標高差1600メートルを登り切り、中ノ岳避難小屋で一夜を明かした後の、二日目の様子である。満を持して、水をかついで小屋どまりで中ノ岳に上がってきた。
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中ノ岳避難小屋
午前5時、親にとまっていた13のりなさんは早々に出発して行った。 外に出てみると快晴。 絶好の登山日和だった。 午前6時15分、中ノ岳避難小屋の清掃を終え、お世話になった山小屋に別れを告げて出発した。外は抜けるような青空が広がり、朝日に照らされた越後駒ヶ岳が凛とした姿を見せている。冷涼な朝の空気が心地よく、眼下に広がる街並みもくっきりと視認できる絶好の登山日和となった。
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中ノ岳山頂
6時24分、中ノ岳山頂(標高2085m)に到着。山頂からは360度のパノラマが広がり、これから向かう丹後山への稜線が遠く伸びているのが確認できる。周囲には平ヶ岳や、先月登頂した荒沢岳のピラミダルな山容が望め、越後の山々の深さを改めて実感するひとときとなる。他の登山者はすでに十字峡に下山したか丹後山方面に進んだかで、山頂には誰もいなかった。
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縦走路へ
山頂での展望を十分に堪能した後、6時29分に縦走路へと足を踏み出す。再び三角点にタッチして気合を入れ、兎岳を目指。ここからの道は、越後山脈の奥深さを感じさせる起伏の激しい稜線歩きとなるが、素晴らしい景色が疲れを忘れさせる。小兎岳までの登りが最もきつかったが途中で振り返って見る中ノ岳の姿は圧巻だった。
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荒沢岳分岐
稜線上は一部で紅葉が色づき始めており、秋の訪れを感じさせる。鞍部まで標高差150mを一気に下る中ノ岳から兎岳への道は、遮るもののない笹原の稜線が続いており、まるで空の上を歩いているかのような開放感に包まれる。昨日曇っていた荒沢岳の屹立したピークもここからはよく見える。 一歩進むごとに変化する周囲の山並みを眺めながら、着実に高度を稼いでいく。 途中でソロの男性とすれ違う。 前日、丹後山の避難小屋宿泊だったのだろうか? 8;15 荒沢岳分岐通過、昨日数名の方が荒沢岳から中ノ岳避難小屋に到達していたが、確かにかなり長い行程である。
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兎岳山頂
8時20分、最高峰の一つである兎岳(標高1926m)の山頂にたった。山頂の標識の前で万歳三唱を行い、登頂の喜びを噛み締める。ここからも越後駒ヶ岳や中ノ岳が背後に雄大にそびえ立っており、自分たちが歩いてきた壮大な道のりを振り返ることができた。結構風が強くなっており、山は秋を通り越して冬の支度に入っているようにも思えた。
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大水上山から利根川水源へ
兎岳で小休止を取った後、9時35分に次なる目的地、丹後山へ向けて出発。途中、利根川の水源を通過する。 この区間の縦走路路は非常に丁寧に刈り払いされており、足取りも軽く進むことができる。登山道を維持してくださる方々への感謝を感じながら、気持ちの良い稜線散歩を続ける。
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丹後山避難小屋
10時53分、丹後山の山頂に到着。振り返れば、中ノ岳から兎岳を経て続いてきた長く美しい稜線が一望でき、その達成感はひとしおです。山頂のすぐそばには丹後山避難小屋の赤い屋根も見え、厳しい自然の中に人の温もりを感じさせる光景が広がっていた。11時過ぎ、丹後山避難小屋に到着し、ここでお昼休憩とした。誰もいない静かな小屋の中で、午後の下山に向けたエネルギーを補給する。小屋は非常に綺麗に管理されており、過酷な縦走路における貴重な休息の場となっていることが伺える。
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下山・丹後山コース
11時22分、いよいよ三国川ダムへの長い下り坂を開始。小屋を出てすぐの場所からは、遥か眼下に目的地の三国川ダムが鏡のように輝いているのが見え。これから始まる急坂に気を引き締め直し、一歩ずつ慎重に高度を下げてゆく。鎖場を一つ通過。 しかし難所はここぐらいである。
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中ノ岳の最後の展望台
下山の途中、8合目付近は絶好の展望スポットとなっていた。眼前に広がる景色を楽しみつつも、そのすぐ下には鎖場が待ち構えており、慎重な足さばきが求められる。急峻な斜面を下るにつれ、徐々に周囲の植生が変化し、山の深さを肌で感じることができる。四合目のジャコ平で休憩。 下ってきた稜線を見渡すことができた。
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丹後山登山口
長い下りを経て、ようやく登山道の終点である丹後山登山口へと降り立った 。ここからは三国川ダム沿いの舗装路歩きとなるが、これまでの激しいアップダウンを終えた安堵感が広がる。対岸の滝を見たりして癒されながら最後の一踏ん張りを見せ、ゴール地点である登山センターを目指す。
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下山・十字峡帰着
15時ちょうど、無事に十字峡登山センターへと帰還した。車に荷物を積んで、ダムで一度景色の写真を撮影したあと、県道を六日町インターへと急いだ。関越トンネルを超えることには日没となったが、さほど渋滞することもなく神奈川県の自宅に帰ることができた。
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2日間で累積標高差は約3600メートルに達する非常にタフな山行だったが、天候に恵まれ、紅葉の始まりと越後の名峰たちの絶景を堪能することができた。計画通りに下山できた満足感と共に、素晴らしい山旅を締めくくることができた。
(2025年10月記) |
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