中ノ岳
基本情報
1
山名
中ノ岳(なかのだけ)
2
標高
2085m
(三等三角点)
3
山域
越後山脈
4
都道府県
新潟県
5
位置
N37.05.07/ E139.04.39
6
地図
2万5千分の1地図「兎岳」
20万分の1地勢図「日光」
7
山岳区分
日本二百名山
、甲信越百名山、越後百山
登山記録
山歩No
2250-25045
登山日
2025年9月27日(土)
歩程
7時間32分
天候
晴れ
形態
小屋泊1泊2日
アプローチ
関越道の六日町ICから国道253号県道233号三国川ダム
パーティー
1人
動画URL
https://youtu.be/JFiyPcy51RI
越後三山の最高峰中ノ岳(標高2085m)はいつか行きたいと思っていた山のひとつだった。三国川ダムからの周回コースで丹後山へ下るルートを計画したが、登山口までの車の運転に一日、さらに標高差1600m以上の登りが求められるので、山頂で一泊が必要であるということから、なかなか機会がなかった。 今回、天気の良いタイミングでチャンスをつかむことができたので意気揚々と向かうことにした。
関越道谷川岳PA
2025年9月26日金曜日、この日は振替休日で休みだったので、14時半に家を出て車で関越道経由で六日町まで行くことにする。家を出て首都圏までは環八を使う。混雑した道を北へ進み、16時を過ぎて練馬インターチェンジからやっと関越自動車道に乗る。関越道に乗ってからは比較的スムーズで、途中で谷川岳PAで休憩をした。 ここには関越トンネルの工事の様子などが展示しており、社会見学としても役に立つ情報がある。 お決まりの谷川の名水をポリタンに汲んで17:50出発
イオン六日町店
関越トンネルを越える頃にはもう真っ暗になっていた。 越後湯沢から塩沢石打を経て六日町インターで関越を下りて、 インターからすぐのイオン六日町店で夕食の食材の買い出しをする。いつものように半額お惣菜やビールを買って、再び登山口を目指す。 今日の宿泊は十字峡登山センターである。 真っ暗な国道233号線を東に進んで、三国川ダムから山の中に入っていく。
十字峡登山センター
登山センターに着いたとき大きな音で音楽をかけながらサーチライトを照らしている芸術家のような方がセンターの前に一人いた。 自分は車を停めてこの2階に荷物を運び込む。 センターの2階は避難小屋として利用可能である。 電気もつくのでうれしい。 夕食を摂っていると、ソロの年配男性が現れた。今日はここに宿泊するのは我々2人だけである。 この方は翌日は本谷山に登ると言っていた。 21時30分就寝。
中ノ岳登山口
9月27日土曜日、朝5時15分に起床。その男性は夜明けとともに出ていった。そろそろ十字峡の登山センターの前には登山者の車が集まってきており、登山口がにぎやかな様子である。 6時24分、十字峡登山口からスタート。 クマよけの鐘を鳴らして、コンクリートの壁に作られた階段を30mほど進む。黒又沢の分岐を過ぎて中ノ岳へはルートを右に進んでいく
日向山
すぐに樹林の中の入って、そこからやや厳しい登りが続く。 健脚の男性が自分を追い越した。 8時24分、四合目に到着した。 ここで少し休憩をする。 ようやく周りの山が見えるようになっている。四合目を過ぎて少し緩やかな登りになると、地図上で千本松原と言われるところであった。 特に松が繁っているという感じではなかったが、 ゆっくりと進んでいく。 10時30分、日向山に到着。ここが丁度五合目となる。 ここまで登山者とはほぼ合わないという孤独な登山であった。 日向山山頂の標識を見ると、池の段までまだ3.2キロもあるので先は長いようである。 日向山の道標の横で休んだ後、出てすぐ日向山山頂に向かう踏み跡があったのでルートから離れて、そちらに上がってみた。 山頂には三角点があり、 国土交通省の雨量観測所が立っていた。
七合目(小天井)
日向山の山頂を出て今度は六合目へと向かうが、平らになったところで途中で湿原があり平坦な道が続く。 動物が水を飲みに出てきたりしてないかとちょっとこわごわと横からつながっている獣道の様子を見ながら進む。 六合目と思われるところでヤマレコが音声でお知らせをしたが、そこには道標がなかった。 実際には少し先に六合目の道標があった。ここから道は上り坂になる。六合目を出発してから七合目までが結構急傾斜である。 小天井と呼ばれるピークに向かって進んでいく。
八合目
11時43分、七合目到着。ここは見晴らしがいいのでここで昼食を摂ることにした。まだここから標高差300m以上登らなければならない。 朝、出発する前に湯を注いでおいたアルファ米を食べて元気になって出発である。 何しろ今日は標高1600mを登るタフな一日となる。急な登りを上がるが、すでに森林限界を超えており眺めはよい。八合目の手前は転落注意と書かれた看板があってロープが張ってあった。 ここから南へ明日縦走する丹後山への稜線が見えた。丹後山の避難小屋はかわいい屋根を持つ小屋であるのがわかった。
九合目(池の段)
八合目の道標を過ぎる。 八合目から少し急な傾斜を登って行く幸いガスが出て暑くないのでだらだら水を飲むこともなく進んで行けた。13:32池の段分岐。 ここが九合目なる。 ここから翌日縦走するルートが見えたが、結構険しそうである。稜線に出て初めて東側の谷が見えたが万年雪を抱えた山であることがわかった。さすがに日本一の豪雪地帯である。
中ノ岳山頂
ここから稜線伝いに中ノ岳と登って行く。 標高差で80mほどであるが岩場のピークを登ったところ、それは山頂ではなく偽ピークであった。さらに進み大きな壁を乗り越えていよいよ山頂標識が見えた。 13時58分、中ノ岳登頂である。三等三角点にタッチをし誰もいない山頂で万歳三唱をした。 今日はアサヒのビターテイストの350CCの缶を1本担ぎ上げてきたので山頂で休憩しながらひとりビールで乾杯をする。 おつまみはチキンラーメンと岩下のショウガである。
避難小屋から眺める越後三山夕景
14:44まで山頂でゆっくり過ごした。そこから小屋に向かって歩き出す14時55分、避難小屋に到着。 この前は最初登りだしてすぐに追い抜いてていった方が迎えてくれた。 1階に既に到着した3人組がいたが、小屋の2階にも10人以上宿泊することができる。あとで越後駒ケ岳の方から6人ぐらいのパーティーが来たが、彼らは皆2階へと上がっていった。夕方小屋の外に出て雲海に浮かぶ虹を見た。夕方になってガスが下がると荒沢岳だけも眺めることができた。 西に沈む夕日を見て小屋中でカレーを食べて持ってきた焼酎を船橋から来た3人組にも振る舞って楽しい山談義をして20時半に寝た。
。
最初に中ノ岳の登山計画を立ててから、実際に登るところまで10年以上かかった。 学生時代に先輩たちが越後三山の縦走をしているのを知ったがかなり厳しいコースだという印象があったが、中ノ岳単独でも日帰りでは登れないコースである。 水を担ぎ上げての厳しい行程だったので、年齢的も最後のチャンスかもしれないと臨んだ山だった。
(2025年10月記)
地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号 平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています