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奥久慈男体山
奥久慈男体山

基本情報
1 山名 奥久慈男体山(おくくじなんたいさん)
標高 654m (一等三角点) 
山域 阿武隈高地
都道府県 茨城県
位置 N36.43.27/ E140.25.11
地図 2万5千分の1地図「大中宿」
20万分の1地勢図「白河」
7 山岳区分 関東百名山
登山記録
山歩No 4450-26002
登山日 2026年1月10日(土)
歩程 2時間13分
天候 快晴
形態 日帰り
アプローチ 常磐自動車道・那珂I.Cより国道118号を経由滝倉入り口から大円地
パーティー 1人
動画URL https://youtu.be/8QKUC3NDEQ8

日本300名山で茨城県にある八溝山に登る予定を立ててみた。同じように茨城県に一つだけ未踏で残っている関東百名山の奥久慈男体山と距離が比較的近そうである。登山口の直線距離でおよそ27kmである。八溝山が山頂近くまでマイカーでアプローチできることを考えると一日で二つの山に行くことが可能であると考え、いつか2座同じタイミングで登ろうと虎視眈々と狙っていた。春から秋のシーズンはやはり標高の高い山に行ってしまっているので、この茨城の2座はこの冬が狙い目である。 2026年1月の成人の日の三連休の在最初は予報では比較的天気が安定しそうだったためにマイカーでチャレンジすることにした。

常磐道那珂IC

2026年1月10日(土)、この日は三連休の初日である。 当初の予定よりも気温は上がり最高気温の予想が14度となっている。2日ほど前の週間予報では、風が強いということであったが、幸い午前中は風も緩やかなようである。 朝4時半に起きて、5時に家を出てまださほど混雑していない常磐道北に向かって走る。 茨城県大子町に位置する奥久慈男体山の登山口は常陸太田市の大円地である。国道118号から分かれ、8:30に大円地に到着。 駐車場にはすでに10台ほど車があった。トレランシューズに18Lのハイクザックと軽装に近い装備で出発することにした。


大円地山荘

朝の8時35分、歩き出してすぐに登山口近くの「大円地山荘」を通過。通常であれば蕎麦などが提供されているようだが、この日はあいにく臨時休業であった。冬期の間は休業している可能性もあり、静かな空気が漂っていた。ここで身支度を整え、いよいよ山中へと足を踏み入れる。


一般コース・健脚コース分岐

登山道を進むと、ほどなくして一般コースと健脚コースの分岐点に差し掛かった。健脚コースはスリルがあることで知られ、多くの登山者が動画などで紹介しているが、今回は自身のレベルを考慮し、無理のない一般コースを選択した。すぐに大きな岩が見えた。 岩のたもとには多くの杖が置かれており、信仰の山としての側面も感じられる。

大円地越

9時26分、大円地越に到着した。ここまでは順調な足取りで進むことができた。周囲には大きな岩が現れ始め、低山ながらも荒々しい山容を覗かせている。8月に花を咲かせるキツネノカミソリの案内板を目にし、季節ごとの山の表情に思いを馳せながら、さらに山頂を目指して高度を上げていく。斜面でこの日初めてソロの男性の下山者とすれちがった。


スカイツリーと同じ高さ

山頂に近づくにつれて道は険しさを増し、ロープが設置された岩場も現れた。慎重に手足を運び、岩場を越えると、山頂の目印であるアンテナが見えてきた。分岐から山頂までの最後の300メートルは、心地よい緊張感の中での登りとなった。左側が切れ落ちているが、その分眺めも良好である。風もそれほど強くなく、穏やかなハイキング日和に感謝する。標高634m頂上のすぐ手前に、東京スカイツリーと同じ高さだという表示の看板があった。

 

奥久慈男体山山頂の展望

10時00分、奥久慈男体山の山頂に登頂した。山頂には一等三角点「頃藤」653.7mがある。 3名の男性が休憩していた。 山頂には祠が祀られており、これまでの無事を感謝して参拝を行った。山頂からの眺望は素晴らしく、遠くには真っ白に雪を被った日光の男体山・日光白根山、さらに那須連山などの山々を望むことができた。手元の気温計は6度を指しており、運動した後の体にはちょうど良い涼しさであった。恒例の万歳三唱の動画を撮影した。

分岐の東屋

山頂付近の北側斜面には、わずかに雪が残っている箇所も見受けられた。山頂のすぐそばには健脚コースとの合流点があり、そこには東屋が設置されていた。なお、健脚コースは下山禁止となっているため、ルールを守って一般コースを戻るか、周回コースを取る必要がある。今回は周囲の景色を楽しみながら縦走路を北に進んでいく。縦走路は月居山を経て袋田の滝まで行ける。 分岐から先はもはや一人の登山者ともすれ違わなかった。


男体山神社

しばらく縦走路を歩いて、長福下降点から下山をする。 途中岩の急な傾斜をすぎる。 、岩が露出した特徴的な地形をしており、以前訪れた他の山を彷彿とさせる光景が広がっていた。下りきってさらに進むと男体山神社が現れた。ここでも改めて無事に下山できるようにお参りをした。神社の鳥居を過ぎてからは舗装道路となった。

奥久慈パノラマライン

11時過ぎ、山道から奥久慈パノラマラインへと出た。ここからは2km程度は舗装されたロードを走るようにして進む。周囲にはみかんの木が実をつけており、人里に近い山の情緒を感じさせる。途中で健脚コースの登り専用入り口を横目に、トンネルを通過して駐車場へと向かった。

 

駐車場に戻る

11時30分、無事に大円地駐車場まで帰還した。全行程の距離は約6キロメートル強、所要時間は約3時間であった。標高こそ控えめだが、岩場のスリルや山頂からの絶景など、非常に内容の濃い登山となった。自分の実力に合わせたコース選びが、登山の楽しさを最大限に引き出す鍵であることを再認識した。


振り返って見る奥久慈男体山山頂

奥久慈男体山は、その険しい岩壁を遠くから見上げると、改めてその威容に圧倒される。一般コースであっても十分に山の醍醐味を味わうことができ、充実感に包まれた一日となった。季節を変えて、また違った表情のこの山を訪れてみたいという思いを抱きながら、登山口を後にした。

今回告示団体さんに登ったコースは2005年頃に買ったマイカーで登れる山という本の中で紹介されているコースコースであった。実際に行ってみたところオークの人はもう少し短い周遊コースを選んでいるようであるがトレイルランニングの練習も兼ねて自分が歩いた7キロコースというのも悪くないと考えた。展望も素晴らしく茨城県の名山にふさわしいと感じた山であった。

(2026年1月記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています