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夕張岳
夕張岳

基本情報
1 山名 夕張岳 (ゆうばりだけ)
標高 1668m (一等三角点) 
山域 夕張山地
都道府県 北海道
位置 N43.05.59/ E142.15.04
地図 2万5千分の1地図「夕張岳」
20万分の1地勢図「夕張岳」
7 山岳区分 日本二百名山、北海道百名山、一等三角点百名山、花の百名山
登山記録
山歩No 2070-25030
登山日 2025年6月26日(木)~27(金)
歩程 8時間30分
天候 曇りのち雨のち雷雨
形態 小屋どまり1泊2日
アプローチ 千歳市内より国道337号線、 274号線、 452号線を経て、シューバロ湖から鹿島林道
パーティー 1人
動画URL https://youtu.be/-xWzOkYL80c

2023年夏北海道遠征で日本二百名山と日本三百名山に登った時に、唯一敗退した山がこの夕張岳である。この年は西側の夕張コースは登山口への鹿島林道が土砂崩れで崩壊しており、登ることできなかった。 そのため東側の金山コースからの登頂をトライしたのだが、何しろコースタイム10時間以上の険しいルートである。もともと歩くのが遅い自分は、標高1350m付近の藪漕ぎで完全に消耗し、もはや時間的にそこから先に進むことは無理と判断した。 泣く泣く快晴の空の下を下山。北海道の山でなんとなくここだけが最後まで残ってしまうとゆうことを感じていた。 2025年再び北海道の残った山にトライする際に、この夕張岳にはツアーに参加して登ることを決めた。 幸い林道の修復工事が終わり、夕張コースからの登山が望めそうである。


函館駅

2025年6月25日(水)。恵山の登山を終えて、レンタカーを新函館北斗駅で返却した後、電車で函館駅へと向かった。この日は駅前のフレックスステイイン函館に宿泊をした。6月26日(木)朝8時に朝食会場に行く。バイキング形式の朝食をしっかりと食べて移動に備える。 9時50分ホテルをチェックアウトして、函館駅へと行く。 事前に乗車券と指定席券を買っておいた特急北斗7号に乗り、ここから南千歳を目指す。函館からの乗車、および新函館北斗駅での乗客で指定席はいっぱいになっていた。 7割方は外国人観光客だろうか。インバウンドで北海道経済は支えられているようである。

鹿島支線林道ゲート

途中、2023年に宿泊した室蘭や、そして2007年に家族で旅行した登別、こういった懐かしい駅を通過して行く。 かなりの数の乗客が登別で降りた。 見ると観光案内ガイドが駅のホームにいる。 それだけこの温泉街の経済もインバウンドで支えられているのだろう。樽前山登山の後に宿泊した白老町も過ぎ、苫小牧も過ぎて13時20分特急列車が南千歳に到着した。ここからエアポートライナーに乗り換えて、一駅乗車し千歳空港に13時40分に到着した。ツアーの集合場所は日本航空の到着ロビーである。受付を済ませ空港の駐車場に停めてあるガイドのM.Tさんの車に乗せてもらう。いろんな山に登ったお客さんが多いのでガイドの方も含めて山の話に花を咲かせる。 途中一度コンビニに寄ってもらい水とおにぎりを買って、1時間ほどで目的地の鹿島林道ゲートに到着した。

夕張岳ヒュッテ

この日は30分程歩き、夕張岳ヒュッテに宿泊となる。宿には先に地元の4人組の登山者が来て外で宴会をしていた。我々も寝床を確保した後に夕食の準備をしたり、翌日の水をもらったりとそれなりに準備をして時間が過ぎていく。夕食のときに持ってきたウイスキーを飲みその後囲炉裏端で小屋の管理人をしているユウバリコザクラの会の事務局長、及び先ほど表に行った地元の登山者の4人と談笑する。20時半就寝。

登山開始ー馬の背コース

2025年6月27日(金)朝3時起床。 いよいよ夕張岳登山の日がスタートである。 任せてもらったゆでパスタをたれ大城荷物はここに置いたままサブザックに必要な物を詰めて4時出発もう空は明るくなってきている歩き出してすぐにヘッドランプを消すことができた最初に小さな川わたって馬のその登山靴に取り付く句点分岐から先は徐々に証拠を上げていく。



望岳台から前岳を眺める

5時14分、二ノ越を通過する。ここでは高山植物のシラネアオイの群落があるということだったが、実際には2から3株ほどほど見えただけであった。 ここからは登山道が少し厳しく、岩を乗り越えるようなところが現れた。 さらに進んで登山道を上り詰めたところが望岳台であった。 残念ながら芦別岳方面の景色を眺めることはできなかった。6:22ここで中休止して行動食を摂ったりする。望岳台でガスが出てきたが、この先に進む岩山が見えたりして、この先天気が良くなってくれないかなと願う。
 

ガマ岩

6時45分に憩沢を過ぎる。 その先に設計が現れた。 7時1分男岩を通過。 まだガスがかかっており、なかなか思うような展望を得ることはできない。 7時14分ガマ岩を通過。 7時40分湿原を進む。 ここにある木道がかなり古く、しかも滑りやすくなってるので結構通過するのに苦戦をする。 危うく木の上に乗ってつるっと尻餅をついてしまったりもした。


大夕張金山分岐

7時48分お花畑。今回の参加者の中に植物に詳しい方がいて助かった。 いろいろ花の名前を教えてもらった。 8時2分、大きな釣鐘岩の横を通過。 ここからハイマツの尾根を進んで標高を上げていく。 8時13分、大夕張金山分岐到着。 ここからの金山コースが前回敗退したルートである。 その話題が出たときに、今回参加者の中に私の金山コース敗退の時のYoutube動画を見てくれていいる人がいたのでありがたかった。



夕張岳山頂
 
 8時35分、夕張岳の祠に到着。ここで少し雨が降り出したので、レインスーツを出して着る。 レーススーツを着たまま夕張岳の山頂へと進む。 8時40分、山頂に到着。 交代で写真を撮る。 自分は最後に動画で万歳三唱を撮影した。 8時51分再び夕張岳の肩の祠のところで行動食を摂取する

下山開始ーヒグマの気配

 9時20分下山開始。 金山分岐をすぎ、釣鐘岩を過ぎて、10時18分ひょうたん沼の横を通過する。このあたりで少し雨が強くなってきた。 11時14分、望岳台に再び到着、ここで休憩をする。 やはり途中の木道が滑りやすくなっていることで意外と時間がかかっている。 11時25分、望岳台出発。 この後下山をする途中で先頭歩いていたTTさんが熊の気配に気づき、皆で立ち止まる。今回はクマ鈴はんなつけずに歩いているので、リーダーのこの素早い判断が大切になった。 幸いクマはいなくなったので再び馬の背の尾根を下りていく。

 

夕張岳ヒュッテへ到着

11時36分石原平の手前で雨が強くなっただけではなく、今度はかなり激しく雷鳴がとどろくようになってきた。 雷が落ちることはなかったがかなり近づいて恐ろしかった。 TTさんが参加者に雷が鳴った時の退避の姿勢を教えてくれた。 10時50分、馬の背コースと冷水のコースの分岐に到着。雨が激しいので冷水コースはかなり浸水しているらしい。 そのまま馬の背をくだることになった。 12時9分、二ノ越。 13時9分夕張ヒュッテに無事到着。 ほぼ計画通りの時間に降りてくることができた。小屋に入って事務局長に帰還の挨拶をし、そして小屋にデポしてあった荷物を片付ける。 13時36分、夕張岳ヒュッテを出発する。 歩いて約15分で林道ゲートに辿り着いた。 荷物を車に乗っけて14時に出発。


南千歳から苫小牧へ

16時、南千歳駅に到着し、ここで車を下ろしてもらい皆さんに挨拶して別れる。ここから特急列車に乗って苫小牧へ向かう。列車は5分遅れで到着したのだが、なんと南千歳と苫小牧の間で列車がシカを跳ね飛ばしてしまい、20分程停車をしてしまった。安全確認が終わって列車運行再開となる。 5時30分苫小牧の駅に到着。 ここから歩いて15分ほど南にあるコンフォートホテルが今夜の宿である。苫小牧は天気は晴れで先ほどの夕張岳の雨と風の寒さが嘘のような暑さだった。


苫小牧で刺身を食べる

ホテルの前でレンタカーを借りて戻ってきたA.Dさんに合流。明日は彼と樽前山に戻ることになる。 部屋でシャワーをサッと浴びた後、早速苫小牧の街に夕食を食べにでかけた。 北海という刺身のうまい店で日本酒を飲んで、近況を語り合いながら、夕張岳登頂を祝った。


念願の夕張岳になんとか登ることができた。 やはり夕張コースは金山コースと比べて自分でもたちうちできる難易度だと感じた。 ツアーの皆さんの足を引っ張ることにならなくてよかった。 ツアーガイドのM.Tさん、T.Tさんには本当に感謝を申し上げたい。 この日の夕張岳登頂をもって、2006年から19年間に及んだ7回の北海道遠征で道内の二百名山・三百名山すべてを登りきることができた。

(2025年7月記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています