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基本情報
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山名 |
至仏山(しぶつやま) |
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標高 |
2,228m (二等三角点) |
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山域 |
越後山脈 |
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都道府県 |
群馬 |
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位置 |
N36.54.12/ E139.10.23 |
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地図 |
2万5千分の1地図「至仏山」
20万分の1地勢図「日光」 |
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山岳区分 |
日本百名山・ぐんま百名山 |
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登山記録
| 山歩No |
1294-25015
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| 登山日 |
2025年4月26日(土)~4月27日(日) |
| 歩程 |
6時間20分 (見晴ー山ノ鼻ー至仏山ー鳩待峠) |
| 天候 |
快晴 |
| 形態 |
テント1泊2日 |
| アプローチ |
JR沼田駅より関越交通バス尾瀬戸倉、マイクロバスで鳩待峠 |
| パーティー |
1人 |
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至仏山は越後山脈を代表する尾瀬の名峰で、蛇紋岩植物が多い花の山である。
入山が解禁された現在でも、5月から6月にかけては植生の保護を目的とした入山規制が行われており、登山が可能になるのは7月1日前後の山開き以降となる。尾瀬ヶ原から直接登る登山道(東面登山道)は、現在でも浸食が激しい。下りの方が植生荒廃・土壌流出の影響が大きく、また滑りやすい蛇紋岩のために下りは危険ということで、2008年より東面登山道の森林限界〜山頂間は登り専用となっている(山ノ鼻〜森林限界までは往復可能)。
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1981年5月の残雪の至仏山
自分が初めて登った百名山は東京の雲取山であったが、2番目といえば尾瀬の至仏山である。 大学に入学した年の5月に残雪の至仏山に9人パーティーで登った。1980年代はまだGW後の植生保護のための入山規制が行われていなかった時期なので5月下旬に鳩待峠から至仏山に登って山ノ鼻に下るコースを歩くことができた。 それから40年以上の時を経て再び残雪の至仏山を逆コースで登ることになる。とても楽しみである。
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見晴キャンプ場
2025年4月27日日曜日、朝4時20分に目覚ましをかけて起きる。
見晴のキャンプ場で泊まったのはおよそ43年ぶりであるが、今回もやはり雪の上にテントを貼って、下はシート1枚という状態で寝るのが寒かった。 とは言え途中で目を覚ますこともなく、何のかんのいっても8時間ぐらいは寝たことになる。 テントの外に出てEPIに火をつけて、湯を沸かす。沸かした湯はテルモスに入れて、昼食のアルファ米用に持っていく。 朝食はカロリーメイトとコーヒーで軽く済ませる。
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朝の尾瀬ヶ原
6時5分、見晴キャンプ場を出発する。 ここから尾瀬ケ原を西に進み、山ノ鼻へと向かう。 自分より先行するパーティーで2人組のが前にいた。 自分の後ろからも数名の方が歩いてくるのが見えた。天気のよい真っ白な尾瀬ヶ原を歩くのは気持ちのよいものである。前日に登った景鶴山も右手にきれいに見えている。。
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龍宮小屋
6:38龍宮小屋到着。 最初、景鶴山に登ったあとに、この小屋に宿泊しようかと思ったが、4月26日土曜日は満室で予約ができなかったという事情がある。 朝早い登山者の方が小屋の外に出ていた。 7:25牛首分岐で休憩する。 下の大堀川橋を渡るところでは木道部分の雪で融けていたりするが、後はほとんど雪の下に木道は埋もれていて、ずっとアイゼンをつけたまま歩いた。アイゼンの前づめが雪にひっかかって転倒するケースが一度あった。後ろの登山者が近くにいたので恥ずかしかった。
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至仏山登り
8時3分至仏山荘に到着。 この小屋は2019年に夏山で登山したときに宿泊した小屋である。 ビジターセンター横の公衆トイレに立ち寄り、8時16分に山ノ鼻を出発する。 ここからは2019年に登った至仏岳ルートと同じである。夏にたどったコースと同じルートで歩くが手出しの階段以外はすべて雪に覆われていて、夏道はほとんど見えてない状態であった。 先行者の踏み跡をたどりながら登っていく。 荷物が重いので、直射日光を浴びると汗をかく。 できるだけ日陰になる部分を選びながら少し暑さにやられるような感じで登って行いった。
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燧ヶ岳の展望
標高1650mのところで樹林を抜ける。ここから上に進んで行く途中で、日帰りで鳩待峠から至仏岳を登った登山者たちのうち早い集団が下ってくるのがが見えた。登って行く人はあまりないがそれでもバックカントリースキーを履いた人などもいる。いつもよりだいぶ遅いペースで歩いて登っていく。 下りをシリセードで下りた人だろうか登りのステップを崩してしまっているので、歩く場所を探すのが大変である。
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高天ヶ原
標高2000m 11時44分に高天原と呼ばれる場所に到着した。 ここは雪原を乗り越えて、すこし雪が融けた夏道の尾根に出る分岐点だった。 ここからしばらくは夏道の遊歩道の木製階段を進んでいく。 下って来た人が、頂上直下はまた雪原となるので、アイゼンはそのまま外さなくてもいいんじゃないかと言う。 少し歩きにくいが岩を避けて進んでいく。
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至仏山山頂
12時12分4分山山頂到着。 頂上には40人ぐらいの人がいただろうか。 大混雑であった。 至仏山と書かれた山頂標識の前で写真を撮影するのに7 8人の行列の後ろについて並んだ。 山頂の邪魔にならないところでハイマツの横に陣取って持ってきたアルファーの昼食を食べる。山頂からは東に燧ヶ岳、北に平ヶ岳、南に上州武尊山など、たくさんの日本を代表する山々が見えた。 西のならまた湖の奥には、真っ白に雪をかぶった谷川連峰も見えていた。
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小至仏山
12:51山頂出発。 少し下って隣の小ピークを越えてから小至仏山へとつながる稜線を歩いていく。小至仏山からはバックカントリーを楽しんでいる人たち数名の姿が見えた。 小至仏山からオヤマ沢田代までの下りは快適な湿原。 動画で自分の下る姿を撮影した。 オヤマ沢田代は夏は湿原であるが、だだっ広い場所なので残雪期にガスが出て視界が悪い時は要注意である。方向を示す低い竹竿に赤いテープをつけた道標がありルートを示していた。
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原見岩
オヤマ沢田代から正面に2019年に登った笠ヶ岳を見ながらルートをやや南東に方向を変えて鳩待峠へと下っていく。赤いテープをたどるようにして樹林の中を進んでいく。 原見岩で休憩し、燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の景色を楽しんだ。14:50鳩待峠到着。 よごれたアイゼンをしまい、山荘前で帰りのバスのチケットを購入。 15:30のバスに乗るべく駐車場に移動した。
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沼田駅
マイクロバスだったので、第一駐車場に着く前に、沼田駅行き路線辺スの停留所に立ち寄る便宜をはかってくれた。 酒屋で缶チューハイを1本買ってバスを待ち、約1時間揺られて沼田駅へ。 18:03に高崎行きの上越線に乗車。高崎から東京までは新幹線の自由席に乗って帰った。
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懐かしい雪の至仏山に登ることができた。 GWの期間限定ということでたいへんなにぎわいであった。前日登った景鶴山がルートファインディングや雪稜歩きの技術や装備が必要な上級コースだったの比較して、本当に至仏山は雪山ハイクを楽しめる皆の山だというのが感じられた。たくさんの写真と動画を撮影することができた素晴らしいGWの単独テント泊登山となった。
(2025年5月記) |
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