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基本情報
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山名 |
赤石岳(あかいしだけ) |
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標高 |
3,120m (一等三角点本点) |
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山域 |
赤石山脈南部 |
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都道府県 |
長野・静岡 |
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位置 |
N35.27.40/ E138.09.26 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図42「.塩見・赤石・聖岳」
2万5千分の1地図「赤石岳」
20万分の1地勢図「甲府」 |
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山岳区分 |
日本百名山・甲信越百名山・信州百名山・一等三角点百名山 |
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登山記録
山歩No |
1840-91011
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登山日 |
1991年8月14 日(水) |
歩程 |
9時間20分 |
天候 |
快晴 |
形態 |
小屋3泊4泊縦走 |
アプローチ |
JR東海道線静岡からしずてつバス畑薙ダム |
パーティー |
6人 |
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1991年の夏山合宿は南アルプスの主稜線の縦走となった。 12日に静岡経由で椹島に入り、そこから千枚小屋に上がり、8月14日の早朝、千枚小屋を出発して千枚岳・丸山を越えて悪沢岳の山頂に登頂した。 今回のコースの最高峰である。 コースはここから赤石岳への縦走となる。 |
中岳へと向かう
悪沢岳の山頂を出発したわれわれは悪沢岳(東岳)から中岳へ向かう。 少し雲が出始めている。 悪沢岳の下りは岩稜線の左側を巻いていく。 お花畑がきれいである。 中岳まで1時間30分の登りである。 斜面が険しく浮石もあり注意が必要なところである。悪沢岳と中岳の鞍部に到着。 ここから稜線を左にトラバースするように進んでいく。登りはかなり急斜面になっている。 標高3083mの中岳まで最後はなだらかな稜線伝いの道となる。 山頂直下でつづら折りになっているところを登りきると中岳山頂である。
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中岳山頂到着
中岳山頂には避難小屋が立っている。 避難小屋は7月下旬から9月上旬まで営業しているそうだ。20:00から3:30までは消灯時間で出発準備もできないという。 中岳避難小屋を出て2分で中岳の山頂に到着する。 中岳を出て前岳への分岐を下る。 ガレていて足元が滑りやすくなっている。
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荒川三山を振り返る
登山道の傾斜が少し緩くなり歩きやすくなります。左手側に東岳カールがある。正面の稜線まで歩くと、荒川小屋が見えてくる。 東岳カールのモレーンに残雪が認められる。 稜線まで進んできた。荒川小屋の赤い屋根が見えてくる。お花畑を横切って進む。鹿の食害防止の為に柵が設けられている。
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赤石を目指して
荒川小屋に向け下って行く。正面に赤石岳が見えている。その裾野をえぐるように奥西河内の源流である本谷が見えています。本谷の上流部に大聖寺平の平原が広がっている。ハイマツ帯の中をジグザグに下り、一気に降りていく。 荒川小屋の前庭にはベンチやテーブルが置かれ登山者の休憩スポットになっている。 荒川小屋から出発し、ダケカンバの林の中に入って行く。本谷の先に小赤石岳の肩が見えている。赤石岳本峰は更にその奥である。ダケカンバの林を抜けると、森林限界を超え一気に展望が開けてくる。
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北アルプス遠望
森林限界を超え、ハイマツ帯の中を登って行く。正面の右手方向が大聖寺平が見える。下りきって少し登ったところに大聖寺平を示す道標が立っている。少し上にケルンが積まれ、右手方向に向かうと広河原小屋へ至る分岐がある。正面のケルンから右方向が広河原小屋だ、踏み跡は薄く上級者向きルートの様だ。正面の小高い丘がダマシ平。ダマシ平を越える。小赤石岳の肩に向けて左斜め上方に登って行く。正面奥に赤石岳本峰が見えてくる。
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小赤石山頂で
ダマシ平から振り返る。大聖寺平から稜線が前岳へ伸びている。右手のピークは悪沢岳です。前岳の左手側の稜線下は大崩壊地となっている。ダマシ平からガレた登山道を九十九折に登って行き、小赤石に到着
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赤石岳山頂にて
小赤石岳の肩から小赤石岳及びその先に赤石岳本峰へと進む。小赤石岳までの標高差はわずか50mだ。 赤石岳に行く途中に赤石小屋との分岐がある。 荷物をここにおいて赤石岳山頂を目指す。 赤石岳の山頂に到着。3120mの山頂はあいにくガスが上がってきており絶好の展望ということはできなかった。 山頂で写真を撮影する。日本百名山で南アルプスで第4番目の高さを誇る赤石岳山頂だ。山頂には1等三角点が設置され、一等三角点としては最高所のものとなっている。
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大倉尾根を下る
下りは赤石コルまで引き返す。 コルまで降りる右手には万年雪がカールのような形をつくっている。ラクダの背といわれる急な坂を下り、ひとしきり歩くと標高2701mの富士見平というところに出た。 ここは振り返ると、赤石岳の姿が見事に見える。 よくぞここまで歩いてきたという感じである。
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赤石小屋宿泊
富士見平を経て30分の下りで赤石小屋である。 赤石小屋で今日は宿泊。標高2564m地点にあり、東尾根(大倉尾根)の先にラクダノ背が小赤石岳に伸びているのが見える。小屋のテラスから見る赤石岳の景色は見事だった。こちらも東海フォレストの経営である。 定員100名だが、やはりお盆の時期だということで結構な数のお客さんが入っていた。 赤石小屋の難点はトイレが離れているということで50mくらいはあるだろうか?それでもトイレに行く途中に展望台があり、ここの眺めが見事である。
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椹島へ下山
翌朝、赤石小屋を出て、あとは颯爽と下るだけである。 椹島へ下山してその日はロッジに宿泊をした。 椹島ではしっかり宿泊代を払って小屋に泊ったので、帰りは林道を軽自動車で送迎してもらえた。 畑薙ダムから路線バスに乗り、えんえん静岡に出て新幹線で帰った。
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今から思うとよくまあ、このコースを寝具や炊事道具をかついで登ったことだろうと思う。 おそらくもう今では同じことはできないかもしれない。 当時は、今のようなコンパクトデジカメというものがなかった。 なんと、集合してみたら6人のうち3人が重い一眼レフを持って登っていたことにがくぜんとしたのを覚えている。 今回ホームページの過去記録として記載するために、昔の写真をスキャナーで撮った。 ずいぶんと写真も色あせていた。 自分の記憶は昨日のことのように覚えているのだが。。
(2015年12月 記) |
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