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基本情報
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山名 |
マノアの滝(まのあのたき) |
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標高 |
315m |
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山域 |
アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島 |
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都道府県 |
ハワイ州 |
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位置 |
N21.20.31/ W157.47.57 |
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地図 |
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山岳区分 |
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登山記録
山歩No |
US52-15021
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登山日 |
2015年9月23 日(水) |
歩程 |
1時間30分 |
天候 |
曇り後晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
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パーティー |
2人 |
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マノア・フォールズはオアフ島で手軽に楽しめるハイキングコースである。自然の好きな自分はビーチが有名なハワイに来ても、どこか高いところや森の中などを目指して進んでいく習癖がある。去年沖縄へ行った時もそうであった。 沖縄本島最高峰の与那覇岳にアタック。 山頂の展望はない山であったが、本州では見ることのできない素晴らしい植物群や青いトンボなどを見て感銘を受けた。 オアフ島の南部の標高300mの地点にあるハイキングコースをトライした。
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ハナウマ湾
9月22日(火)ハワイに来て3日目。 まだ、時差ぼけは取れないので早朝に起きてしまう。というか、夜は一回寝るのだが、昼寝感覚で夜中真っ暗なうちに起きてしまうという状況になる。 4月に第4の故郷であるイリノイ州に出張で来たときより、中途半端な時差のハワイのほうが体にこたえるという感じだ。昨日の晩飯はCrackin Kitchenで、シーフードを食べた。 なかなか 美味であった。朝レンタカーでカイルア・ビーチを目指す。 ハナウマ湾という入江はきれいな景色だった。
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ココヘッド・ピーク
ハナウマ湾をすぎるとココヘッドというピークがある。 こちらもダイアモンドヘッドのようにハイキングコースがあるようだ。 かつて頂上に電波塔があり、この建設時に使われたケーブルカーの線路がトレイルとなっていて1時間ほどで登れるらしい。 登ったあとの展望はごほうびのように、ハワイカイを一望できるという話だ。 今回、ダイアモンドヘッドの代わりにこのココヘッドを目指す案もあったのだが、駐車場が分かりにくかったこともありやめることにした。
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カイルア・ビーチ
カイルア・ビーチはオアフ島を代表するビーチである。隣のラニカイ・ビーチは全米の美しいビーチのランキングにも入っているビーチであるが残念ながら駐車場がない。 そこでカイルア・ビーチ・パークに車を停めてそこでビーチの散策をした。 シュガーパウダーのような砂と透明な海水、ハワイらしい自然の景観。年間を通してトレードウィンド(貿易風)が吹き抜けるため、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンも盛んというビーチは、ワイキキ・ビーチと違って俗世化しておらず。静かだった。 ビーチパークにはベンチもあって別に何をするということもなく休憩をしているだけの人もいる。
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虹の街ホノルル
9月23日(水)朝7:00に起床。 朝食は部屋でカップラーメンを食べる。 車に乗って、ナビの示す方向へ進む。 ガイドブックを見ると「この地域は雨 (スコール) が多いので、雨具は必携です」と書いてある。 ハワイの特徴は雨の多いことである。 オアフ島の中央部の山岳エリアは毎日雨が降っているらしい。 リゾートのあるワイキキあたりでもよく霧雨のような雨が降り、そのあとしっかりと日射があたって虹が見えることが多い。 ハワイは虹を毎日のように見ることが出来ることから「Rainbow State」(虹の州)と呼ば れている。そのためハワイのドライバーライセンスも虹、ハワイのナンバープレートも虹というところが面白い。
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マノアの滝トレイルの駐車場
Ala Wai運河を渡り、H1の高速道路の上を横断して、Oahu Avenueを北に進む。 最初はナビで行き先をDistrict Parkにしていたので途中で行き先案内が終了してしまったが、どう考えても、ここが登山口とは思えないので、ガイドブックで調べてさらにManoa通りを北に進むことにした。 やがて道路標識で「Manoa Falls」という行き先表示がでてきた。 民家の脇を抜けるようにして進むと、駐車場に着いた。 駐車場では男性の従業員が見張りをしており、チケットをわたされて、「これを持って下の売店で駐車料金5ドルを払ってきてください。 売店でスタンプを押してくれるのでそれを車のダッシュボードにおいてハイキングを楽しんできてね」と親切に教えてくれた。 もちろん英語でであるが。
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ゲートを通って出発
売店では、土産を売っている他に隣で軽食を食べさせるコーナーもあるようだ。 ただし、朝早いのでまだ営業していない。 トイレはきれいだった。 駐車場からは道標に従って最初は車道を歩く。 レストランがあるようでそことの分岐を過ぎるとゲートが現れた。日の出から日没までしかゲートは開いていないとのこと。 ゲートから少し歩くと、簡易トイレが現れた。 中は確認していないのでどのような状態なのかはわからない。
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ジャングルの景観
トイレを過ぎるとすぐに大きな木立が現れる。 さすがにジャングルという感じの景観になってきた。 小さな橋を渡ってトレイルに入る。 やはりガイドブックに書いてあったように、年中雨の降るところだ。道はかなりぬかるんでいる。 靴は捨ててもいいスニーカーを持参するようになんてどこかのオプショナルツアーの募集に書いてあったがなるほど靴は汚れそうである。基本、小さな川の側についたトレイルを歩く。 この川の上流に滝があるのだろう。
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バニアンツリー
途中、大きな木の根がからまっているようなところがある。迫力がある。日本の山道をあるいていてもこのような光景はあまりない。 アメリカの人気ドラマ「LOST」のロケ地にも使われていたというがさすがである。 「巨大なバニヤンツリーなどハワイの多種多様な植物や野鳥を観測できる。」とオプショナルツアーのパンフレットには書いてあるがなるほどこれはすばらしい景観だ。
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竹林
20分ほど歩くと竹林が現れた。ハワイにも竹林があるというのは驚きである。 往復とも同じ道を通るのでどうしても下山してくる人とすれ違いになるが、道幅はそこそこあるのでじゃまになるということはない。 歩いている人はほとんどが現地の人であまり日本人のツアー観光客のような集団はいない。
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マノアの滝
トレイルの入口から目指す滝までは約1.3km。ひんやりと澄んだ空気のなか、川のせせらぎや鳥のさえずりをBGMにジャングルのような熱帯植物の森を進んでいくこと約40分。ついに滝が見えた。 滝の前には休憩するベンチがあるが、自分がついたときはすでに30人くらいの人たちが滝の前で休憩していたので、順番にシャッターを押してもらって写真を撮るのがやっとだった。 滝壺の近くは石が滑りやすくて危険だからであろうロープが張ってあり立ち入り禁止になっている。 とはいうものの、現地の女性グループなどはお構いなしに中に入って思い思いに写真を撮っていたりした。
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トンネルを通って
バニアンツリーのトンネルをくぐって、小橋まで行く途中で雨が降り始めた。 レインスーツはリュックに入れてはあったが、大したこともあるまいと思い、しばらく折り畳み傘をさして歩いていたら駐車場に着くころには雨も上がって陽射しが出てきた。 天気が変わりやすいのもハワイの特徴である。
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パールハーバー
このあと泥だらけの靴をショッピングセンターのトイレの水道であらって、昼食はお決まりのフードコートでハンバーガーと中華のテイクアウトである。 ワイキキのショッピングモールはずいぶんとフードコートの値段も高かったが、現地の人が買い物をするエリアでは値段はそれほどでもなかった。 真珠湾奇襲攻撃の起きたパールハーバーまで行って、アリゾナ・メモリアルを見学。 太平洋戦争の歴史を改めて思い返すことになった。 日本からの観光客が多いというだけではなく、 アメリカと日本の歴史のはざまにあるのがこのホノルルである。
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生まれて初めて訪問したハワイであるが、なるほど日本人観光客にとっては居心地のよい観光地だと言えるだろう。 食事も豊富であるし、見どころも多い。 何より日本語で済んでしまう場面が多い。 レンタカーを借り出すときも日本語の流暢な従業員が説明してくれた。 機会があれば今度はカウアイ島やハワイ島も行ってみたいものである。
(2015年10月 記) |
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