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基本情報
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山名 |
ダイアモンド・ヘッド(だいあもんど・へっど) |
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標高 |
232m |
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山域 |
アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島 |
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都道府県 |
ハワイ州 |
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位置 |
N21.15.35/ W157.48.42 |
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地図 |
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山岳区分 |
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登山記録
山歩No |
US51-15019
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登山日 |
2015年9月21 日(月) |
歩程 |
1時間30分 |
天候 |
快晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
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パーティー |
2人 |
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日本山歩日記はあくまで日本の山や道を歩いた記録を載せているサイトなので海外は対象外である。 とはいえ、自分の人生の中で何回かは海外にでかけてハイキングをした経験がある。 その記録を残さないのもどうかと思うので、番外としてはこっそり掲載をしている。 今回は夏休みを利用してハワイ旅行をしたときの記録となる。ハワイといえばハワイ島の火山が有名であるが今回はオアフ島にしか滞在しなかったのでホノルルから出発して定番のダイアモンドヘッドトレイルである。
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ワイキキのホテル
朝食を食べて、レンタカーを借りに行く。 前もって黄色い看板が目印の大手会社でレンタカーをインターネットで予約しておいた。 滞在している近くのホテルで借り出すことができるというのが便利だ。 予約しておいた9:00に受付カウンターに行く。 15人ほどの行列ができており案内されるのに20分ほどかかった。 結果「申し訳ないけれどあなたの予約しているサイズの車はまだ返却・給油がおわっていなくてないから、30分くらいしてからもう一度来てくれないか?」とのこと。 観光地ではよくある話ではある。
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デューク・カナハモク像
その間、 海岸へ行って、デューク・カナハモク像の前で写真を撮影する。 9:50になってレンタカーのカウンターに行って聞いてみると「まだ、準備できていないんです。」という答えが帰ってきた。 「なんとかなりませんか」というとひとサイズ小さい車で給油が終わっていなくて7割くらいしかガソリンが入っていないものならあるとのこと。 7割給油で返却とサイズダウンに伴う値引きをしてもらって出発することにした。
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駐車場を目指す
10:20にダイアモンドヘッドの駐車場にたどりついたが満車で停められなかった。 仕方なく、300mほど戻り、トンネルの手前の展望台の脇に車を停めて歩いてさきほどの駐車場まで行く。 駐車場の脇には、ビジターセンターがあってお土産が売っていた。 さらに、横にはかわいい黄色のバスのアイスクリームショップがあってほのぼのとした気分になる。 もう朝食を食べ終わった観光客がたくさん出てきており山頂を目指すハイカーで大賑わい。 すでに登って降りてくる人も多くいる。標高232mの山頂展望台が下から見えるというのもなかなかいい。
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土のトレイル
10:47歩きだし。 最初は舗装された道である。 やがてベンチを過ぎると、山道となってきた。 山道はよく整備されてはいるが、さすがにヒールで登るわけにはいかないだろう。 前を歩く現地の人はどうもヒールをはいているようであるが。 中には、水着のままで歩いている人もいた。 道はだんだんと高度を稼いでいく傾斜となる。 先にいる人たちが遠くに見える距離まである。 青空がきれいだ。上空を遊覧飛行のヘリコプラ―が飛んでいる。
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展望台
大きく南西に旋回するルートの角まで来ると、展望台があった。展望台はがけに張り出したようになっておりなかなかスリルがある。 11:04に展望台を出発する。 ここから階段が続く。最初の76段階段である。登りつめると次は1つめのトンネルがある。 こちらは結構中が暗いのでヘッドランプがあったほうが安全かもしれない。 トンネルを出るとすぐに2つ目の階段。これがうわさの99段! 1つ目の階段よりかなり急になっていて、手すりにすがりつくようにして降りる人もいる。 無理だと思ったらトンネルの終点にあるわき道から迂回路に出れば階段を通らずに稜線経由で山頂に行けるようだ。 アジアからの観光客の6人組くらいは迂回路のところで登るべきか巻くべきかを討議していた。
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階段
階段を登りきると2つ目のトンネル。ここも中は真っ暗。それに加えて螺旋(らせん)階段になっているので、ライトがないと足下が見えず大変である。 先にいる人たちの足取りが重くなるのか少し渋滞していた。無事に階段を登りつめればコンクリートに囲まれた不思議な部屋に到着。ここは軍事下にあったときの攻撃統制室だという。出口はかなり頭をかがめなて通過する。 出口が明るくなっておりここから出ると眼下にびっくりするような雄大な海の景観が広がっていた。
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山頂からの展望
11:20にダイアモンドヘッドの山頂に到着。 ワイキキの方面を見ると高いタワーホテルの中に、自分が宿泊したRoyal Hawaiian Resortのピンク色の壁が見えていた。 ガイドと思しき人が、英語でハワイの歴史を語りながら見どころの案内をしている。 どうも、このあと、マノアの滝やハナウマ湾のツアーに参加する人を募集しているようである。目を東側に転ずるとココヘッドの飛び出た岬が見えていた。 時間があったらここに行ってもよかったのであるが、どうも将来のお楽しみとなるのであろう。
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ココヘッドを眺める
欧米人にとってハワイを「発見」したのはイギリスのジェームス・クック船長。18世紀後半にクックがハワイに上陸して以来、イギリス人達は何度もハワイを訪れています。彼らの長い航海の目的は「金(ゴールド)」探し。当時の彼らにとっては目に入るものがすべて貴重なものに見えたのでしょうか、火口壁に埋まっている方解石を見つけ、「おおっ、こんなところにダイヤモンドが!」と間違えたところから「ダイヤモンドヘッド」と名付けられたといわれている。 下りの途中にある展望台でココヘッドをバックに写真を撮る。 |
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日立の木
12:02にビジターセンターまで下山する。 ほぼ1時間半のハイキングであった。 再びトンネルを越えて車を停めていたところに戻る。 ホテルに帰って昼食はロイヤル・ハワイアンセンターの中のフードコートで済ませる。 分量は多いのだがお値段も高い。 午後はワイキキ水族館を見物したあと、「日立の木」と呼ばれる「モアナルア・ガーデンパーク」のモンキーポッドの木を見に行く。 2010年9月に、アメリカ合衆国ハワイ州の“Exceptional Tree”(特別な木)に認定されたという木で、ワイキキビーチから30分ほど高速を走って到着した。 そろそろ夕方の日が陰り始めたころだったが、まだ観光客はいた。 ただ、来ている人たちはみな日本人だった。
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夕映え
夕食は街中でシーフードを食べた。 思っていたよりも治安は良いようで。観光地はバスの便も発達しており買い物も心配ない。 翌日は、シーライフパークという水族館のアトラクションに出かけて、その帰りにカイルア・ビーチという有名な海岸を見物したりもした。 夕方はショッピングセンターで買い物。 大きなスーパーにも寄ってみたが、日本にはないいろいろな商品があり、物珍し限りである。 ハワイの夕焼けはとても美しく日本ではなかなかお目にかかれない光景である。ワイキキビーチから見る色は見事で思わずシャッターを押した。
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初めてのハワイ旅行。 久しぶりの休みがとれたということで満喫することができた。 9月の気温は28度前後、過ごしやすいいい季節である。 オアフ島だけでもハイキングにうってつけのところが10か所以上もあるという。 レンタカーを借りたので今回は行動の自由もあったが、何しろ時間とお金はなかなか余裕がない。終わってみれば2015年9月の登山はこの標高232mのダイアモンドヘッドだけになってしまった。でも、機会があればぜひまた行きたいところである。
(2015年10月 記) |
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