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イワオヌプリ
イワオヌプリ

基本情報
1 山名 イワオヌプリ(いわおぬぷり)
標高 1116m 
山域 ニセコ連峰
都道府県 北海道
位置 N42.53.07/ E140.38.26 
地図 昭文社 山と高原地図2「ニセコ・羊蹄山・暑寒別岳・駒ヶ岳穂高岳」
2万5千分の1地図「チセヌプリ」
20万分の1地勢図「岩内」
7 山岳区分 北海道百名山
登山記録
山歩No HK10-23035
登山日 2023年7月6日(木)
歩程 2時間5分
天候
形態 テント泊日帰り
アプローチ 道道58号 ニセコ五色温泉
パーティー 1人
動画URL https://youtu.be/usEsdinxvP0

当初から、7月6日(木)の計画は、10時ごろにはニセコアンヌプリから下山できるので、そのあとにイワオヌプリに登る計画にしていた。しかしながら、あいにくの雨である。 これでは登る山も気持ちがそがれてしまう。かといって、テント場で時間をつぶしていても仕方がないので、とりあえず、五色温泉の裏手の遊歩道を歩いてみようという気になった。

五色温泉ビジターセンターから出発

イワオヌプリの手前まで、砂礫の中を遊歩道が続いているようである。 なので折角だから行ってみることにした。 ニセコアンヌプリはあまり火山という感じはしないが、こちらのイワオヌプリのほうは、登山口から橋を渡って川の向こうに渡った瞬間にまるで登別や別府のような温泉地帯だと思わせる砂礫の景観が見ることができた。遊歩道を少し進むと神社がありその横に、「山を恐れず山を畏れよ、山を愛し山に逝くそれもまた人生」と書いた石碑があった。 そこから左手には少し急な階段を上がっていくことになる。 階段を上がりきると、そこがイワオヌプリの山頂へと向かうの登山口であった。 

チセヌプリ分岐

ニセコアンヌプリに入山したときと同じような、木のボックスがあり、入林届けを記入する。 届け出のノートの中身を見たらもちろんこの日の入山の記録にはも誰も名前を記入していない。 まあ、この天気では当たり前ということだろうか。 とりあえずの分岐まで25分歩いてみることにした。先ほどまでの遊歩道とは打って変わって、 ここからは本格的な登山道になった。結構な岩の間を歩くようなところもあり、2020年に雲ノ平に行った時に薬師沢から登ったコースを少し思い出したぐらいの普通に登山道である。 コースタイム25分よりももう少し時間がかかったが、イワオヌプリとチセセヌリと分岐に到着した。

火口外輪山へ

分岐からは一時間でイワオヌプリの山頂まで行けるようであったので思い切って行ってみることにした。 登山道の入り口でもクマの目撃情報があったので、少し樹林が濃くなっていることもあり、ホイッスルを拭きながら歩くことにした。 15分ほどで少し開けた場所に出て、ここからは樹林の中というよりは火山を登っているような砂礫の中のルートになっていった。 11時20分、まわりが開けてケルンが積んであるところに来た。 ここからイワオヌプリの外輪山の周回コースとなる。 本当は外輪山の周回をしたかったのだが、ガスが出て道がわかりにくいこともあり、 周回コースをとるのをあきらめて、南側ルートから直接イワオヌプリの山頂を目指すことにする。

イワオヌプリ山頂

 外輪山の稜線に沿って登るのだが、これもニセコアンヌプリと同じで南側の稜線はかなり強い風が吹いていた。 しかもガスが濃く、ルートを示すピンクテープがところどころ木の杭に結び付けられているのだが、 視界が悪くてそれを発見できないという重大な危険場面が時々あり、 本当にこのまま山頂まで進んで大丈夫なんだろうかと不安になる。 山と高原地図にもイワオヌプリ山頂標識の近くには視界不良時注意と書いてある。 視界が厳しいだけでなく、遮る樹木がないために、突風が吹いているような状態になった。 11時45分とりあえず見えている最も高いところに到着した。 そこにイワオヌプリの山頂の標識があった。

入林届ポスト

本当の山頂はここから十分程北にあるところが最高地点なのであるか、 道不明瞭と書いてあるので行くのをやめて、こちらの山頂標識で自撮りをして、早々に引き返すことにした。 引き返す途中で先ほどの西洋人のカップルとすれ違う。 風が強いので彼らも相当苦戦してるようだった。 まあおそらく山頂までは行けるだろう。 標高を少し下げて稜線の北側に回り込むと少し風が治まってきた。 あとは樹林の中を来た道を戻る。 イワオヌプリとチセヌプリの分岐をすぎて、 そこからいわゆる登山道らしいコースをたどっていくと、ようやく眼下の木の階段の手前にある入林届のポストが見えた。
 

下山 五色温泉を眺める

 ここまで標高を下げると雨雲の下に来るのか、 思ったよりも視界が開けていた。 昨日日帰り入浴した五色温泉の建物も見えた。雨はすっかり止んで視界も開けてきたので結構テンション高くなった。 もう少し山頂で粘っても良かったのかもしれないなどと安全地帯まで戻ってきた人間だから言える心の声を自分でつぶやいていた。 インフォメーションセンターの前の登山口に降りてきて、 動画のエンディングを撮影する。


国道231号線

ニセコ野営場に戻ると管理人さんが出勤してきていたので、 昨日の宿泊の協力金を支払いに行った。 テントや荷物片付けてトイレを済ませて、 14時にニセコ野営場を後にする。 来るときに通った58号倶知安ニセコ線で倶知安駅に出る。 ここから小樽インターへ行き、札幌自動車道に乗り、銭函インターで高速を下りる。 銭函インターから国道231号線を増毛留萌方面に向かって進んでいく。 途中のセイコーマートでタオルを買う。 石狩湾に沿ってずっと北に進んでいく。十年前と同じ岩尾温泉あったまーるに立ち寄りひとしきり汗を流す。 じゃらんの会員権えお見せて100円引きの400円で入浴させてもらえた。 雄冬峠で滝を見ながら十年前と同じように写真を撮影した。
 

暑寒別岳へ

増毛の街に入ってきたのはもう6時半だった。 晩飯をセイコーマートで買って、今夜の宿である暑寒荘に向けて進む。 途中キタキツネと遭遇した。暑寒荘はもはや携帯電話が入らないところなのでその手前で友人にメールをしておく。 予定どおり7月7日に暑寒別岳に登るということを伝える。 暑寒荘に着いたときは19時半近くなっており、 そろそろ暗くなりかけていた。 車が一台止まっていたので宿泊客がいるなと思いつつ宿に入ると暖炉に火をくべて関西から来た4人の登山客の皆さんが夕食/宴会をしていた。 隣のテーブルに座らせてもらい自分の夕食の支度を始める。基本は買ってきたものなのでさっさとサラダを食べるとともに惣菜を温めてビールを飲み、野菜餡掛け丼を作って食べる。 関西からの登山客にはは70代の方もいるということでお元気なのでびっくりした。 こちらの方たちは翌日は朝3時起床ということなので、 8時半にはお開きにして二階に上がり個室の一つを使わせてもらい寝る。


強風との闘いであったが、無事に当初の予定通りイワオヌプリの山頂に立つことができた。 この山は火山の地形が色濃く残っており、天気のよいときに来たら本当に景色の良いハイキングを楽しむことができるのであろう。 他の人の登山記録を見るにつけうらやましく思った。 五色温泉とセットで散策をするだけでも楽しい山だと思う。 

(2023年8月 記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています