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基本情報
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山名 |
御嶽山(みたけさん) |
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寺名 |
清水寺 |
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通称 |
播州清水寺 |
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都道府県 |
兵庫県 |
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位置 |
N34.58.21/ E135.04.55 |
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住所 |
昭文社 山と高原地図「-」
2万5千分の1地図「比延」
20万分の1地勢図「京都および大阪」 |
7 |
区分 |
西国三十三箇所 |
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参拝記録
山歩No |
8280-22007 |
登山日 |
2022年4月2 日(土) |
歩程 |
1時間00分 |
天候 |
晴れ |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
JR宝塚線(福知山線) 相野駅より神姫バス「清水寺」下車 |
パーティー |
1人 |
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日本山歩日記では西国三十三箇所を歩いた記録も掲載しているが、最近はなかなか記録の更新ができずにいた。 2019年に今熊野観音寺をアップしてからコロナ感染症拡大の影響もあり、なかなか遠出もできず西国三十三箇所とも縁遠くなっていた。 今回、ワクチン3回目接種も終え、4月3日(日)に六甲山全山縦走にトライすることにしたのでその前日、兵庫県の名刹である播州清水寺に行く計画を立てた。 空路大阪空港に入り電車とバスで行く計画を立てていたがバスが1日2本しかないことから接続が悪く、レンタカーを使う計画に変更した。GoProで寺の動画を撮影しながらの西国三十三箇所めぐりは初めてである。名所探訪のような気持ちで出かけることにした。
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羽田空港
朝7時起床。 晴れ。 飛行機はJAL113便 東京羽田発 11:35大阪伊丹着の便であったので、 8時過ぎに家を出る。 8:54に横浜駅から京急のエアポート急行に乗車。 9:30には羽田空港に到着してJALのチェックインカウンターで受付をして、羽田空港の15番搭乗口の待合室で携帯の充電をして待つ。 定刻の110:30に搭乗したが、クラスJの席がダブルブッキングしていたということで客を一人おろす必要が出た。 そのため20分出発が遅れた。 飛行機の中では、映画「しあわせのマスカット」(岡山を舞台に果実和菓子に出会った少女が奮闘する感動のドラマ)を見てゆっくりすごす。20分の遅延で伊丹空港に到着したのは11:55であった。
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大阪空港からレンタカーを借り出す
予約していたカースタレンタカーの伊丹営業所に電話をするとモノレール駅近くの送迎駐車場でピックアップしてくれるとのこと。 10分ほど待って、事務所へ連れて行ってもらう。 受付をして借り出した車はマツダのDemio。95千kmまでメーターが行っていたのでそこそこ乗り込んでいる車だ。 12:25出発。 中国池田から中国自動車道に乗って、ナビの示すとおりに播州清水寺へと向かう。 レンタカーを借りるとき、ナビは無料です。 なぜならかなり地図データが古いから、と説明があったが、実際、播州清水寺は西国三十三箇所の古刹で、高速道路も新しくできたところではなかったので支障はなかった。
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中国自動車道
中国自動車道を進む。13:05、昼食は三田ICを出てから相野駅を過ぎたところのローソン三田西相野店で、やきめしおにぎりとそばめしおにぎりとを買って車の中で食べる。 13:33に播州清水寺に到着。 車のまま拝観料を入り口で支払い曲がりくねった山道を寺へ向かって上がっていく。 駐車場で15分ほど仮眠していざ出発。
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義経伝説看板
場所としては加東市になる。 途中道路を通っているときに一瞬丹波篠山市を通ったが、境内の前には加東市の義経伝説の看板が立っていた。 播州清水寺には現在、「弁慶の碁盤」と称するものが伝えられている。碁盤の目の「二-十六」の位置に黒石がめり込んでいる。これは、武蔵坊弁慶が書写山(姫路市)にいた頃、播州清水寺に遊びに来て住職と碁を打った時に、黒を持った弁慶がこの位置に打って負けたため、腹を立てて石をねじ込んだものだと伝えられている。
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薬師堂十二神将
GoProを出して、仁王門の前で早速動画を撮影する。 この仁王門は昭和54年再建ということである。 参道へ入ると、売店が2件ほどあり、その先にドッグランのスペースもあった。 まずは薬師堂でお参りをする。薬師堂の中には十二神将が壁に飾られている。 十二神将とは薬師如来および薬師経を信仰する者を守護するとされる十二尊の仏尊である。薬師寺や興福寺にある十二神将は国宝に指定されているが、さすがに後で作られたものなので文化財にはなっていない。 かつてJR西日本が「西国三十三箇所」のスタンプラリーの広告ポスターを車内に吊り下げていた時に、このお寺の画像にこの十二神将のものを使っていたようである。
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大講堂
順路に従い弥生池を見て、大講堂へ行く。大講堂の中は撮影お断りなので外側だけ動画を撮影させてもらい、靴を脱いであがる。 札所の御朱印は大講堂でいただけるので、山に行くために雨具や着替えを詰め込んでいる13Lのリュックから納経帳を取り出して御朱印をいただく。 今年は西国三十三所創設 1300年の記念の年ということもあり、その印も押してもらった。 奉拝の記念の紙も持ち帰ってよいようである。 「今、まさに参拝しました」と書いてそこに日付を入れるものとなっている。確かに、いつ訪れたがあとでわからなくなってしまうということがあるといけないので工夫に感謝である。
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おかげの井戸
大講堂の回廊をまわって先に進み、階段をあがる。 根本中堂に行く手前の中腹に地蔵堂がある。 そこでお参りをしてから、根本中堂に向かう。 中に入ることもできたようだが、外からお参りをした。 根本中堂の裏にはおかげの井戸があった。このおかげの井戸にこのおかげの井戸は、根本中堂のその左奥の裏手にあって、ちょっとわかりにくい感じの場所にあります。この井戸の水に自分の顔を映すと寿命が3年延びると言われていると書かれていた。試しに自分の顔を映してみたが何も見えなかった。 寿命は伸びないようである。
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鐘楼
そのあとに鐘楼へ行く。 開運の鐘になっているのであがってみたら、突いたら100円を入れてください、と書いてあった。 開運が100円でやってくるなら安いものである。 密を避けるために前の3人組が鐘楼から出てくるのを待って中に入り、1回だけつく。 ゴーンといういい音を立てて鐘が鳴った。沙羅の木を通って
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大塔跡
順路に従って根本中堂の裏手から駐車場のほうへ降りていく。 大塔跡がある。 多宝塔(大塔)は平清盛の武運長久を祈願して、祇園御女により建立されたと言われている。常行堂は後白河法皇により、また阿弥陀堂は源頼朝により建立されたと言われている。やはりこの土地柄源平伝説に関連する場所が多い。
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仁王門
安田清風の短歌の記念碑を見てぐるっと一回りして再び土産物店の前をとり仁王門へと出てきた。 参拝を終わって駐車場に戻る。 駐車場には20台くらいの車があった。 寺の中はさほど人が多いという感じでもなかったので従業員の方の車もここに泊まっているのであろう。 急な坂を下りてもとの道を三田ICへ向かう。
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レンタカー返却 阪急蛍池の駅へ
6:20レンタカーを返却する。 結局18時まで借りていたがそんなに長時間使う必要はなかった。帰りに中国自動車道が渋滞しますよ、とレンタカーの事務所の方から言われていたが、少し時間が早いせいかさほどの渋滞もなく池田に帰ってくることができた。 レンタカー返却後は阪急の蛍池の駅まで歩いて阪急電車に乗る。
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神戸本山交通公園
阪急電車は宝塚本線の梅田駅に乗車。 十三駅で神戸線に乗り換える。 阪急神戸線は昔神戸に住んでいるときによく乗った電車である。 以前自分の住んでいたころは特急電車は十三を出ると西宮北口に停車、そのあと岡本駅に停車だった記憶があるが、今は夙川駅にも停車するようである。 ちょうど桜が満開のシーズンということもありたくさんの乗客が駅のホームにいた。 岡本駅で下車し、かつて住んでいた町を歩いてみることにした。 神戸を離れて10年近くたってしまったので変わっている場所も多かったが、それでも要所では昔と同じにきれいな桜が咲いていた。
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久しぶりに近畿地方の高速道路を運転して寺にでかけるというアクティビティを実施した。 西国三十三箇所めぐりは関西に住んでいるときに始めたことであるが今回で22個、ちょうど3分の2に行ったことになる。 まだまだ先は長いがのんびりと楽しむことにしたい。
(2022年4月 記) |
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