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基本情報
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山名 |
紫雲山(しうんざん) |
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寺名 |
中山寺 |
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通称 |
中山観音 |
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都道府県 |
兵庫県 |
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位置 |
N34.49.18/ E135.22.04 |
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住所 |
昭文社 山と高原地図「-」
2万5千分の1地図「宝塚」
20万分の1地勢図「京都および大阪」 |
7 |
区分 |
西国三十三箇所 |
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参拝記録
山歩No |
8260-16008 |
登山日 |
2016年3月26 日(土) |
歩程 |
1時間30分 |
天候 |
晴れ |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
JR福知山線「中山寺」下車 |
パーティー |
1人 |
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中山寺へは去年と同じパターンでの訪問となる。会社の出張で前泊した際に寄ってみた。 実は、この中山寺を参るのは初めてではない。 もう、今からXX年も昔になるが長女のお宮参りをした寺がここである。 当時は西宮に住んでいて、ここまで車でやってきた。 経は、電車で中山観音公園の散歩とセットでの訪問である。
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JR北新地駅
午前中、静岡で用事を済ませていたので、新大阪駅に着いたのが14:00を回っていた。大阪駅まで行って、久しぶりに大阪第2ビルの地下街を歩いてみることにした。 このあたり、1995年にディアモールができてからはさほど変わっていないように思う。 もちろん、店舗の入れ替わりはそこそこあるのだろうが、雰囲気は大きく変化がない。 20年前に良く通っていた穂高というお店を探したが、さすがにそれはなかった。 ただし、15年ほど前に通っていた床屋は健在だった。 当時は店の看板が「とこや」だったはずだが、今は「A-cut」というしゃれた名前になっていた。
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JR中山寺駅から歩いて山門へ到着
のどが渇いたので、バーでハイボールを1杯ひっかけて、14:55、北新地から東西線の電車に乗り込む。 尼崎で福知山線に入る快速に乗り換えて中山寺へ。 JRの中山寺到着がもう15時半になっていたので、17時まで拝観ができる中山寺よりも先に、16時で閉門となってしまう中山観音公園を目指す。 JRの中山寺駅からは意外に徒歩での時間はかかり、 15分ほど歩いてやっと中山寺の山門に到着。そこでガードマンに、「中山観音公園はどっちにいったらいいのですか?」と聞いたら、「ああ梅林公園ね。 山門入って左手だよ。 でも、梅はほとんどおわっちゃっているよ。」という答えだった。 まあ、3月も終りでもうすぐ桜の季節だからさもありなん。
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中山観音公園入り口
中山観音公園へは阿弥陀堂の前を通り、観音茶屋の横を抜けて、奥の院へのハイキングコースをたどる。境内には参拝客がたくさんいるが、こちらの観音公園へ行く人は誰もいない。 公園の入り口にはだれか係員がいるわけではなく、きれいな赤い門も、ネットでは16時までで閉門と書いてあったが実際の門の札は「17時以降はあけないでください。」となっていた。公園の拝観は無料である。 観音公園の中に入ると両脇に名前のついた梅がある。 やはり時期は半月遅いというところであろう。
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公園内の梅とモクレンそして観音像
階段を上がると観音像が中央にある公園に出る。 今はひっそりとしているが梅の見頃のときにはずいぶんと沢山の人出があったのであろう。 赤い欄干のある橋が、なにか、高貴な方の家にできた庭を感じさせるたたずまいである。 ここから、もっとも標高の高いところに立つ信徒会館までつながっているが、信徒会館の入り口は工事中で柵があるので、結局寺の境内に入ることはできず、まわってまた公園の入り口に降りてくることになる。 標高の高いところが見ると奥のほうに奥の院へと進むコースがあるのが見えるので行ってみることにする。
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奥の院へのハイキングコース
奥の院は中山ハイキングコースの中にある。 夫婦岩経由で1時間ほどかかるコースなので、残念ながら今回はスキップである。ガイドブックによると、阪急中山観音駅からスタートして、阪急山本駅まで降りてくる周回コースで、9.4km 4時間くらいのコースのようである。 確か、阪急沿線に住んでいた時に、 梅田駅にはたくさんの低山ハイクコースの案内マップが置いてあり、確かこのコースも見た記憶がある。 機会がないまま、関西暮らしから離れて、すでに13年がたってしまった。 入り口の道標の写真を撮っておくだけとする。 静かな民家の横をもう一度、中山寺のほうへと戻る。
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大願塔
中山観音公園に戻ってきて、今度は寺の参拝をすることにする。 阿弥陀堂は記憶がある。 確か、お宮参りのわが子を義母が抱いてあがったお堂がここである。 その北側にある塔が大願塔である。 下から見上げるとなかなか見事である。
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鎮守社と建設中の五重塔
中山寺は安産祈願本邦随一の霊場として、源頼朝をはじめ武家・庶民にも深く信仰されていた。ことに、豊臣秀吉は当山に祈願して秀頼を授かり、秀吉亡き後、秀頼は片桐且元に命じ、伽藍再建をし、現在の伽藍となっているという。 鎮守社の奥にある五重塔は現在、改修中のようで、建設会社の垂れ幕がかかっていた。
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太子堂のお砂踏み
本堂にお参りをしたあと、太子堂にお参りをする。 ここは面白い趣向があり、 お砂踏みをさせてくれる。お砂踏みとは、四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂」をそれぞれ集め、その「お砂」を札所と考えて「お砂」を踏みながらお参りすることです。そのご利益は、実際に遍路をしたことと同じであるといわれております。これの西国33か所バージョンがこの、中山寺の太子堂にある。 早速料金を払って入ってみる。他にだれもいなかったが、ひととおり各地の砂を踏んでみる。 自分は訪れたところがあるところが半分くらいだが何とか全部お参りできればよいと思う。
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境内で自分撮り
エスカレータを降り、五百羅漢堂の脇を通って納経所へ寄る。 ここでご朱印をいただく。 思えば、こうしていろいろな西国三十三箇所のお寺を回ってる。 かつて自分の上司が一生懸命寺詣りをしていたのを見て、ずいぶんもの好きなと思っていたが、結局それから23年、自分も当時の上司よりも年をとり、 おなじようなことをやっている。 中山寺の名盤の入った石の前でセルフタイマーで写真を撮る。 逆光でうまく撮影ができない。デジカメとちがってスマホはやはりこのあたりの安定性に難がありである。 かといって、通行人に頼もうにももう夕方で参拝客もあまりいないので、あきらめることにした。
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山門を出て寺を後にする
夕暮れせまる山門をくぐり、中山寺を後にする。 こうやってゆっくり参拝したのは初めてであったが、 素晴らしい古刹であることを知る。 再び、JR中山寺の駅まで歩く。 途中でのどがかわいたのでジュースの自動販売機を見つけて買う。 びっくりしたことに「激安!」と名前のついたその自販機は、三ツ矢サイダーが70円であった。 もっとも定番のサイダーではなく、 ぜいたく三ツ矢黄金桃というものだった。賞味期限を確認せず飲んでしまった。 JR中山寺駅から、 新三田行きの丹波路快速に乗車する。
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名刹中山寺を訪問した感想は大きな寺であるということである。 豊臣秀頼の安産にも念じられたということで安産の神様だと。 ここで安産を祈願されて生まれた子は健康で長寿で幸せであってほしいと切に祈るのみである。
(2016年4月 記) |
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