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穴太寺
穴太寺

 基本情
1 山名 菩提山 (ぼだいさん)
寺名 穴太寺(あなおおじ)
通称 穴穂寺
都道府県 京都県
位置 N34.28.18/ E135.49.42
地図 昭文社 山と高原地図0「」
2万5千分の1地図「亀岡」
20万分の1地勢図「京都および大阪」
7 住所 京都府亀岡市曽我部町穴太東辻46
8 区分 西国三十三箇所(弟21番札所)
参拝記録
山歩No 8230-11028
参拝日 2010年9月18日(日)
歩程 25分
天候 晴れ
形態 日帰り
アプローチ 京都縦貫道亀岡IC
パーティー 2人

 京都亀岡の穴太寺を訪れることにした。 毎度だが、大阪に帰省したときの足慣らしである。 亀岡というところに何か目的を持っていくのははじめてである。 以前、出張で車で通ったことは何度かあるのだが。

出発

09/18(日)朝7:00起床。 晴れ。 今日は天気がいい、家の手伝いはやらない日にする。 10:30車に乗って、京都へ向けて出発。最初、門真から第二京阪に乗ってあっという間に京都まで行く。この道ができてから、もっぱら利用させてもらっている。 以前、寝屋川に住んでいたときにずっと橋梁の工事をしていたが、10年後、こうして自分の車で走るというのは感慨が深い。  大山崎JCTへ行くと ころで事故があったが車は通れた。 大山崎ICで降りてから向日町を通過する171号線が渋滞していた。意外にここで時間を使ってしまい、そろそろ空腹になってきたので 高島屋のある洛西ニュータウンのモールで車をとめて、マクドナルドで月見バーガーセットで買う。 国道9号線に出てあと、2車線の道を走り、有料区間は順調に流れて亀岡まで行く。 ICを降りて少しナビと道が違うので回り道したが13時前に、亀岡総合運動公園に車を停めて、買ってきた月見バーガーを車の中で食べる。 あえて、穴太寺まで1Kmの距離を残して、 ここから歩いて穴太寺まで行く。

参拝

寺の山門をくぐって本堂でおまいり。 それからご朱印をもらって、本堂・庭園の拝観をする。『穴太寺観音縁起』によれば、慶雲2年(705年)、文武天皇の勅願により大伴古麻呂が開創したとされる。 ただ建物の多くは再建で、多宝塔は1804年の再建ということだ。本堂は大きく、伽藍はりっぱなつくり、左手の書院で拝観受付をして500円を払うと、本堂の中や書院を見学させてもらえる。渡り廊下をわたって本堂の中に入る。

本堂

内陣に鎌倉時代の作とされる木彫釈迦涅槃像が安置され、体の部分をさわると参拝者の病気がよくなると伝わる。まわりにはたくさんお賽銭がつんであった。 仏様は、ちゃんと布団をかぶっていらっしゃる。 係りの人から、布団をそっとはがして、自分の痛みのあるところを触ってあげてくださいと聞かされていた。 この年になると正直悪いところだらけだが、特に、山登りをする者の持病ともいうべき膝痛を何とかしたいので涅槃像にさわって足のいたみをとってもらう。 

庭園

それから庭園をまわる。 庭園は決して大きくはないが、水をうまく配置してある。江戸時代中期作庭で、京都府指定文化財名勝にもなっている。 ここから見える多宝塔が美しい。
また書院の襖絵はりっぱなものが多い。 竹の描かれているふすまを撮影させてもらったが、特に撮影禁止とはかかれていなかった。 近くで見ることができるのはとてもありがたい。 

 


帰路・茨木街道

写真を撮って、14:00車に戻って、茨木街道を走って茨木ICから名神高速に乗り、近畿道から大阪市内に戻った。 この茨城街道は、思ったほど急峻ではなく、道もきれいに整備されていて走りやすかった。 京都市内を回ると亀岡はずいぶん大阪から遠いというイメージがあるが、山を越えてしまうと茨木からはさほどの距離ではなかった。 

 

穴太寺は、あまり都会の中にないがために静かなたたずまいを見せていた。決して広くはないが、建造物はりっぱである。 本堂と庭園をみせてくれる拝観コースはぜひお勧めである。 庭園の軒先に腰をかけて、静かにいにしえに想いをはせるのも一興であろう。
 

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています。