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基本情報
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山名 |
正丸峠(しょうまるとうげ) |
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標高 |
636m |
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山域 |
奥武蔵 |
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都道府県 |
埼玉 |
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位置 |
N35.56.31/ E139.09.38 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図22「奥武蔵・秩父・武甲山」
2万5千分の1地図「正丸峠」
20万分の1地勢図「東京」 |
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山岳区分 |
関東ふれあいのみち 埼玉県コース04「峠の歴史をしのぶみち」 |
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登山記録
| 山歩No |
7S04-20007
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| 登山日 |
2020年2月23日(日) |
| 歩程 |
7時間00分 |
| 天候 |
快晴 |
| 形態 |
日帰り |
| アプローチ |
東武東上線小川町駅からイーグルバス |
| パーティー |
1人 |
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2月13日に高校時代の友人たちとマラソンリレーに出る予定だったが、どうしても抜けられない用事で欠席してしまった。その日に合わせてトレーニングを続けていたが、残念ながらそこはパス。 せっかくなので翌週の天皇誕生日の休日を利用して、今年のトレラン第一号をトライした。 関東ふれあいの道の記録が1月から2月にかけて続いているが、前回2月1日はほぼフラットな町の中のランニングであったので実質的にはこれが、山域と言われるところに入るのは今年初めてとなる。
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東武線小川町駅
2月23日(日)朝6:00前起床。 いつもより出勤する時刻より20分ほど早く最寄り駅に到着。池袋から東武東上線の快速急行で乗り換えなしで小川町へ。 昨年の4月に7S19グリーンラインに沿った道を歩いた。 このときは西武線吾野駅から顔振峠に上がり、そこから傘杉峠を越え、関八州展望台を経てつつじ山を越え、刈場坂峠から大野峠・白石峠と走り、最後白石車庫前に下山してバスで小川町へ帰った。 このときのコースと白石車庫と白石峠・大野峠・刈場坂峠まで半分くらいは重複するコースなのだが、今回は前回西武線で来て東武線で還ったのと逆コースで歩いてみることにした。 したがって小川町から、イーグルバスに乗車する。
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イーグルバス
イーグルバスの白石車庫行きは9:12に小川町を出る。 座席はほぼ満席に近い。 2019年10月の台風19号の影響でバスは白石車庫まではいけない状態になっている。 実は自分はそれを知らなかった。 登山の恰好をした乗客は9:43に皆谷のバス停で下車したので、自分だけが白石車庫まで行くのかと思っていたら、乗務員から、ここが現在バスの終点だと聞かされて降りざるを得なかった。 乗客の中にも白石車庫まで歩いたらどれくらいかかるかと乗務員に訪ねている人がいた。 乗務員から徒歩、45分くらいとあっさりこたえられていた。 げっ! その分、ロードランの距離が長くなるということなのだ。
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皆谷バス停
支度をして9:56、皆谷のバス停を出発。 先に出発した7人くらいの中高年グループにあっさり追いつくかと思ったが姿が見えない。 きっと彼らは笠山・堂平山へと向かうルートを通ったのであろう。 自分はひたすら県道11号を南に走る。 ゆるやかな登りなので少し出だしとしてはしんどいところである。バス停白萩橋から、定峰峠に上がって行く道があった。 誰も登山者はいない。 もしかしたら自分と同じ白石峠を目指す人もいるかもしれないが、バスが終点まで行かないのをわかっていたらあえてその冒険はしないだろう。
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白石車庫
10:27、白石車庫に到着。 懐かしい景色であるが、まだ1年経っていない。 関東ふれあいの道の「大霧山に登るみち」の標識がある。ベンチにはハイキング道土砂崩れにより立ち入り禁止という札があった。 やれやれこれではハイカーが少ないのも仕方あるまい。 ここから白石峠までは2.8㎞である。 意を決して再び走り始める。 昨年、4月につつじ山から下山してきたときに見た見事なつつじのあるお宅の庭には、今日は見事な蝋梅が花を満開につけていた。
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白石峠
10:43、車道の終点である。蜩窯との分岐の標識がある。地元の陶芸家の方が営んでいる窯である。いよいよここから車道と別れて登山道に入っていく。とはいえ、砂防ダムのメンテナンスもあるからだろうか、小道は舗装されている。 白石峠から白石車庫前までコースタイムは下り1時間、登り1時間半である。 なんとか11:30までについてくれればよいなと思ったが、やはり樹林の中の登りはそんなにスピードは出ない。 登山道は上に行くにしたがって空が見えているのであの辺がゴールの峠だろうというのはわかる。 決定的に峠が近いことに気付いたのは、登山道わきにグローブが落ちていたことである。 前回、ここを下るときはヘルメットが落ちていた。 ツーリングに来る心ないライダーがごみを捨てていくのである。 11:11、槻川源流の碑が見えた。 白石峠到着である。
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大野峠パラグライダー発進所
コースタイムのほぼ半分で白石峠にたどり着くことができた。 やはりここにはサイクリングの方たちが複数名休憩をしていた。 ときがわ町観光案内図はこの近隣の秩父市や横瀬町の名所の場所を示していた。 ここから大野峠までは道標に沿って車道を走る。 最初はゆっくりとした下り坂である。 途中、高篠峠を過ぎたところで、車道と別れて山を登る。 前回、大野峠から白石峠まで走ったときは終始車道コースだったが今回は少し丸山方向に寄り道してみようという気になった。 登りは階段になっており少し足腰に来たが、11:44に丸山からくる道と合流。 さらにその先にたどりついた地点は展望台になっており素晴らしい景色が広がっていた。 正面には堂山とその山頂のパラボラアンテナがくっきりと見えた。 最初は展望台だと思ったがパラグライダーの発進場であることがわかった。 少しおやつを食べて、急な下りを降りて大野峠に向かう。
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刈場坂峠
大野峠からは少し登りとなる。 前回、関八州展望台を通る道から大野峠へ来たときはカバ岳が最高地点であった。 今回もカバ岳では写真を一枚撮る。 残念ながら回りの展望はない。 12:35、虚空蔵峠との分岐に到着。 ここから刈場坂峠まではすぐである。 使われていない別荘の横を通り、12:35に刈場坂峠に到着。 刈場坂峠にはワゴン車の売店が来ているはずなのだが、今日はやはり冬だということでシーズンオフなのか、来訪はなかった。 それでもサイクリングの方数名とハイカー数名が休憩している。 自分も、ここで昼食にすることにした。 おにぎりとジェルの軽い食事。 20分ほど休んで再び先を急ぐ。
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旧正丸峠
刈場坂峠を出て目指す正丸峠まではおよそ1.5hのコースタイムである。 13:06、虚空蔵峠に到着。秩父から遥々九州沿岸の防備に向かう防人も越えたといわれる、秩父・奥武蔵山域では最古の峠らし。峠の片隅には像容の風化が著しい年代不詳の虚空蔵菩薩が寂しげに佇んでいる。脇には ちょっとしたあずまやがある。 さらに進み、途中、旧正丸峠の道標が関東ふれあいの道の撮影スポットとなっている。13:35、踏破の証拠写真を撮影。 ここからも正丸駅に降りることができるようだが、本来のルートである正丸峠を目指す。
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関東ふれあいの道の看板
道はここから少し登りとなる。 川越山を進み、正丸山も越えて、それから初めて、正丸峠への下りとなる。 虚空蔵峠から正丸峠までは3.1㎞で、思ったよりも時間がかかってしまった。 正丸峠の少し手前に関東ふれあいの道の「峠の歴史をしのぶみち」の解説看板がある。 全長15.6㎞の健脚向けコースとなっているが、今回自分はバスが手前までしか通じていないために、結果的に18㎞のコースとなった。
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正丸峠
14:00に正丸峠に到着。標高536mの正丸峠は、かつては峠道が国道299号であったが、1982年(昭和57年)3月の正丸トンネル供用開始とともに国道はトンネルに変更された。西武鉄道西武秩父線も、正丸駅 - 芦ヶ久保駅間の正丸トンネルでこの峠近傍の地下を通っている。 かつてバイクのローリング族がたくさんいて、事故も多かったせいか、 心霊スポットだという噂もあるようである。 茶店に入って休憩したいところであるが、電車の時刻が14:59とあと1時間しかない。 コースタイムは駅まで50分となっているのであまり余裕はない。 写真だけとってはやばやと正丸峠をあとにした。
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西武秩父線正丸駅
正丸峠から正丸駅までの登山道は思ったより近く、駆け足で下ったら30分ほどだった。 あまり登山者が入っている道でもないのか、アルミの橋が傾いたまま整備されないで登山道として使われているような地点もあった。 下り切ったところに「フズリナを探そう」と書いた看板があった。 フズリナとは秩父古生層で見つかる紡錘虫の化石のことである。 14:22に登山口の民家に到着。 そのまま、西武線の線路の下のトンネルをくぐって14:35に正丸駅に到着。 着替えて茶店でお待ちかねビールで乾杯の時間である。 次は14.5㎞の伊豆ヶ岳を越える道だなと思いながら、開業50周年を迎えた西武秩父線に揺られて帰った。
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トレイルランニングは、レースの時間と順位を競うスポーツである。 しかし、マラソンの経験もなく、人よりも鈍足の自分にはとてもまともに参加することはできないだろう。それでも、こんな風に、趣味で自分のペースで山を走れたらそれでよいのではないかと考えた。 7時間のコースタイムのところを4時間半で計画通りの電車に乗って明るいうちに帰れることに満足を覚え一日だった。
(2020年2月 記) |
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