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物見山・日和田山
物見山・日和田山

基本情報
1 山名 物見山・日和田山(ものみやま・ひわだやま)
標高 375m (一等三角点) 
山域 奥武蔵丘陵
都道府県 埼玉
位置 N35.54.14/ E139.17.40 
地図 昭文社 山と高原地図22「奥武蔵・秩父・武甲山」
2万5千分の1地図「飯能」
20万分の1地勢図「東京」
7 山岳区分 関東百名山
登山記録
山歩No ST18-23077
登山日 2023年11月18日(土)
歩程 3時間40分(武蔵横手駅ー物見山ー日和田山ー高麗駅)
天候 快晴
形態 日帰り
アプローチ 西武秩父線武蔵横手駅
パーティー 2人
動画URL https://youtu.be/qZLUa_XBQxE

 高校時代の同級生たちと、秋の紅葉の時期にバーベキューをやるのが恒例となっている。 昨年は武蔵五日市の秋川渓谷に行った。 今年埼玉県の飯能市の彼岸花の名所として有名な巾着田でやろうということになった。 一人の友人は折角埼玉の丘陵地帯まで行くのでトレランをやってみたいということになり、自分もトレランの班に参加することにした。 当初5人くらいがトレランに参加するはずだったが途中から予定を変更した友人もいて、結局トレランは2人だけ。 関東百名山の日和田山は登頂済みであるが、そのとなりの物見山は初めてなので、この丘陵を駆けるのは楽しみである。

武蔵横手駅

2023年11月18日、朝8:30、西武秩父線の武蔵横手の駅に集合する。実際には今日一緒に行く友人のJ.Kさんは電車の車内で合流できたので、電車を一緒に降りたということである。 この駅は今年2023年から無人駅化されたそうである。 西武鉄道によると無人駅ではなく駅員が常駐せず定期的に巡回する「巡回化駅」ということになる。 駅前のトイレに立ち寄って出発する。 幸い天気は快晴である。ちょうど同じ電車でやってきたと思われるトレランの4人組の人たちが駅前で準備運動をしていた。2023年11月18日、朝8:30、西武秩父線の武蔵横手の駅に集合する。実際には今日一緒に行く友人のJ.Kさんは電車の車内で合流できたので、電車を一緒に降りたということである。 この駅は今年2023年から無人駅化されたそうである。 西武鉄道によると無人駅ではなく駅員が常駐せず定期的に巡回する「巡回化駅」ということになる。 駅前のトイレに立ち寄って出発する。 幸い天気は快晴である。ちょうど同じ電車でやってきたと思われるトレランの4人組の人たちが駅前で準備運動をしていた。

五常の滝

 8:53出発。 駅を出て国道を少し東に進み標識に従って北へ進み山の中に入る。高麗川の支流である関ノ入りヤツという沢である。駅にいたトレラン4人組は颯爽と我々を追い越していった。 山へ向かう道は最初は舗装がしてありさほど傾斜も急ではなかった。途中で五常の滝へ立ち寄るルートがありでそこからは滝を管理する神社の私有地になっているようだった。滝の中に入ってみると森はうっそうと茂っておりなかなか霊気を感じるようなパワースポットであった。滝の周りを少し見物し、スタートから歩いてきた(走ってきた)元の車道に戻る。車道はやがて北向地蔵・鎌北湖へ行くコースと物見山方面に行くコースに分かれる。 物見山へと進路をとり、ジグザグに登って行く。


尾根筋の登り

しばらくすると民家のような家が流れた。物見山に行く途中でもこのように家があるんだなと少し不思議な気分になる。家の横を通り少し傾斜を上げていくと稜線へと出る。 稜線から途中で頻繁に登山者にすれ違うようになる。しばらく上がり急な傾斜を登りきるとそこが物見山の山頂であった。


物見山山頂

9:57物見山山頂到着。 山頂には標識が立っていた。決して眺めが素晴らしい山というわけではないがそこそこ山の山頂という感じがする。三角点は少し離れたところにある。 物見山の三角点は一等三角点である。 一応尾根を2-3分進んで、そちらにも行ってみた。 三角点にタッチして写真だけ撮影したらその後また元の山頂に戻る。 山頂からは登山道の表示に従って今度は高指山へと進むことになる。物見山は標高375mである。ここから高指山を越えて日和田山へと短い縦走をするのが今日のトレラン練習である。



ふじみ茶屋

物見山から少しゆるい傾斜を降りると車道に出た。 車道沿いに茶店があった。 ふじみ茶屋 という名前である。 我々は富士山を見ることはできなかったが冬場の天気のよいときには実際に富士山が見えるようである。せっかくなので立ち寄ることにした。 茶屋の中に入り缶ビールとおつまみを買って、茶屋の道路をはさんで向かいにあるペンチで小休止の時間とする。 斜度があるということで自転車でここまで上がってきている人たちもいる。 それ以外にもハイカーの人たちが結構行きかっており、このふじみ茶屋に立ち寄ったりしている。 なかなか良いところである。ふじみ茶屋から少し東に行ったところに綺麗な公衆トイレがあった。 せっかくなので立ち寄ってみることにする。 トイレから先はまた少し登り路となる。 
 

高指山山頂

 高指山は山頂に大きな電波塔がありその敷地内は入ることができなかった。ただその横に山頂標識があるので一応そこで写真撮影をする。 高指山から隣の日和田山までは15分という短い距離であった。 SNSで友人のK.Hさんが日和田山の山頂にいるということがわかったので頑張って合流できるように少し急いで登る。 最後は少し急な傾斜であったがこのルートは記憶がある道である。 以前2021年9月にやはりトレランで日和田山に登った時もこのルートから上がったような記憶がある。 日和田山山頂到着11時17分。 山頂は結構混雑していたが友人のK.Hさんを見つけることができた。

日和田山頂

3人で標識の前で写真を撮影する。 東にははるか遠くに筑波山を眺めることもできた。 日和田山山頂で少し休憩をした後に下山を開始。 急な坂を下りると金刀比羅神社の社があった。 そこから飯能方面の展望が良かった。南の方向には奥多摩の峰々と丹沢山や大山もきれいに見えた。 ここから男坂を降りるか女坂を降りるか実は選択があるのだが、下りということもあり傾斜のきつい岩場のある男坂ではなく女坂を選択した。 少しジグザグにルートをすすんでゆっくりと下りていく。

下山 巾着田でバーベキュー

日和田山から巾着田の方に降りるのでまた塾の駐車場の前を通る田部井淳子さんの記念碑があったみかん畑の中を通り巾着へと向かう途中でコンビニに寄ってビールを買い足しして先に巾着田に来ている友人たちと合流する。 友人たちはすでにバーベキューをやっていたのでその中に入る。 バーベキューを食べてワイワイとバカ話をして時間が過ぎていく。

高麗駅

もともと仲間達とのバーベキューは21年の春に計画をしていたのだが、コロナ感染症の影響で巾着田への立ち入りができなかったことが原因で延期になっていた。 その間、飯能河原で代替してやったりしたのだが、コロナ感染症が沈静化してこうして再び仲間で集まれるというのはうれしいものである。 15時半に高麗駅から西武線に乗って帰った。 

 

秋の晴天の一日、よい運動になった。 ハイキングのコースとしてもトレランの練習としてもなかなか手頃でよいところである。標高が300m程度ではあるが、それでもさすが関東平野の西端に近いので立派に展望を楽しむことができた。 直近では麓でクマの目撃情報もあったようである。 田部井淳子さんのふるさとの山、日和田山からエベレストまでという石碑が印象に残った。 自分の祖父や伯母は飯能の墓に眠っている。 ふるさとの山として大切にしてゆきたいと思う。
 (2023年12月記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています