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基本情報
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山名 |
畦ヶ丸(あぜがまる) |
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標高 |
1293m(三等三角点) |
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山域 |
丹沢山地 |
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都道府県 |
神奈川 |
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位置 |
N35.28.41/ E139.01.56 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図29「丹沢」
2万5千分の1地図「大室山」
20万分の1地勢図「東京」 |
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山岳区分 |
ハイキング百選 |
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登山記録
山歩No |
9810-20019
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登山日 |
2020年8月9日(日) |
歩程 |
10時間20分 |
天候 |
快晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
小田急小田原線新松田駅から富士急湘南バス西丹沢 |
パーティー |
1人 |
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これは、8月9日に登った丹沢の大室山の後半の記録である。
8月8日に箒沢公園橋の大石キャンプ場にテントを張って犬越路から大室山へ登った。 天気は晴れ。小田原の最高気温は34度、最低気温26度という暑い日であった。 大室山では2名の登山者にであったが歩いている最中にほとんど人と会わない静かな登山である。
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前大室
大室山の山頂を10:45に出発する。 山頂ではジェルをひとつ飲んでチョコレートをかじる。 水をがぶがぶ飲んでいるせいかあまり食欲がない。 ここから縦走路を西に進んで11:28前大室に到着した。前大室から道志に下山する道が地図上ではあるようだが入口がどこかははっきりわからなかった。 白石峠までは1.1㎞とある。 トレラン姿の元気な若者が2人上がってきて大室山方面へ向かって颯爽と進んでいった。
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加入道山避難小屋
前大室からいったん下り再び登り返して加入道山1418mに到着した。 山頂で記念写真を撮る前に加入道避難小屋に入って昼食をとることにした。 シューズを脱いで土間に上がりこむ。 シリアルをひとつほおばって、ジェルを飲む。 あまりに暑かったので軽い熱中症になったようだ。 慌てることもないので15分ほど昼寝をすることにした。 涼しい屋内で昼寝をしたら少し体調は良くなった。
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白石峠
12:14加入道山山頂。 山頂では一人登山者が休憩していた。 またほどなく白石峠から上がってきた2人の登山者も山頂に到着した。 12:26白石峠到着。 ここから用木沢出合いまで3.8㎞でモロクボ沢の頭まで3.6㎞とある。感覚的にはモロクボ沢までのほうが遠いような気がするのだが。
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シャガクチ丸
白石峠から先は本当に人のいない寂しい世界のように感じられた。 12:44水晶沢の頭を越えて13:15シャガクチ丸で休憩。 営林署の人が林の整備をするための資材を置いてある以外はひっそりとしている。 丹沢には30頭くらい野生のクマがいたっけな、などと思い出した。 13:31バン木の頭というところに到着。 ここからモロクボ沢の頭まではあと1㎞の距離である。
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バンの木の頭
モロクボ沢の頭までもう少しというところで、大きなリュックを背負った単独行の男性とすれ違う。私よりも一回りくらい年齢も若そうだから大きなリュックを担げるのだなとうらやましく思ったが聞いてみると今日加入道の避難小屋泊りをやめて犬越路の避難小屋まで行こうかと思っているが日没までに着けるでしょうか?とのこと。 コースタイム通り歩ければ約5時間なのでぎりぎり行けるのではないですか? と答えたが果たして彼はたどり着けただろうか?
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モロクボ沢の頭
13:57モロクボ沢の頭に到着。 本日自分は畦ヶ丸方面に西丹沢に下山するが、丹沢主脈の稜線はまだここから菰釣山のほうへ続いていく。 先ほどすれ違った男性は菰釣山の避難小屋もきれいでいいですよとほめていた。 なるほど、今度冬場にはそのコースを考えてみようか。ヤマレコの記録を見ると、道志から登って菰釣山の避難小屋に宿泊して山中湖まで歩いた人がいる。しかも避難小屋では鍋を作っている。 大したものである。
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改修工事中の畦ヶ丸避難小屋
モロクボ沢の頭を出ると600m先に避難小屋あり、と書かれていた。 畦ヶ丸の避難小屋であろう。 登りは結構険しくなり、鎖場のところも現れた。 コースタイム通り30分で畦ヶ丸山頂に到着した。 畦ヶ丸の避難小屋は改修中で利用できないようであった。 外から見た感じではサッシのついた立派な避難小屋に生まれ変わるように見える。 8月下旬の完工が楽しみである。 避難小屋を経て少しスロープを登ったところに畦ヶ丸の山頂があった。
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畦ヶ丸山頂
14:27畦ヶ丸山頂到着。 本日最後のピークである。 標高1292.6m 山頂には三等三角点があったので、愛足のColombiaのCaldorad3と一緒に写真を撮影する。 山頂は午後2時半だというのに誰一人いない静かな様子である。 もっともこの山は展望は全くないので長居をするような山ではないのだが。白石峠補修の大きな記念碑が設置されている。畦ヶ丸という名前は山頂付近にアセビが多いことからつけられたらしい。
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西沢に向けて下山開始
山頂で10分ほど休憩して出発。 問題は荷物を預けている大石キャンプ場に17時までにたどり着けるかどうかである。 調べるとコースタイムは2時間半。 最後西丹沢自然教室から箒沢公園橋までは県道ロードで走るからコースタイムは切るだろうが微妙な時間である。 17時のバスに乗りそびれると次は19時の最終バスである。 自宅に帰る時間が2時間違うのは翌日が休日だとはいえ痛い。 せっかくトレランシューズを履いてきたのだからここからは飛ばすか? と決意する。
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善六ののタワ手前の梯子段
西沢出合まで4.6㎞の道標を見送って山を駆け下りる。途中善六のタワの手前で大きな梯子段を下るところがあり注意して進む。 善六のタワまでコースタイム45分であるが、結局40分近くかかってしまっている。 真面目に駆け下りているようでやっぱり鈍足さは隠せない。 善六のタワを越えてからは意外と尾根筋で登り道もあったりしていささか疲れるルートである。
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西沢出合
西沢出合まであと2.6㎞の道標が出てからは道がゆるやかになったが、台風19号の影響だろうか、ところどころ木橋が流されており、本来のルートではないところを石を伝って渡渉しなければいけないポイントがあった。ルートファインディングの力が試されるところである。 あと、どうしてもこのような沢沿いのコースは石を渡ることになりくるぶしを覆っている登山靴と比較してトレランシューズではホールド力が弱いので歩きにくい。それでもなんとか16:25に西丹沢自然教室の横まで降りてくることができた。
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ゴール 箒沢公園橋
登山者用の公衆トイレを借りたあとは休むこともなく最後の1.6㎞のロードを走る。 箒沢公園橋が見えたときはほっと一安心した。 大石キャンプ場の管理人室に行って荷物を預かってもらったお礼を言ってリュックを受け取る。 ご主人も変わりものの客がそれでも無事に下山してきたのを見て安心した様子だった。 キャンプ場の自販機でサイダーを買って17:06の新松田行きのバスに乗り込む。途中谷峨駅や山北駅で下車する乗客もいたが終点の新松田まで乗って、再び小田急線に揺られて帰った。
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畦ヶ丸という山の名前は知っていたがどんな山なのかは想像もつかなかった。 今回周遊コースで西丹沢の深部に触れることができ、神奈川・山梨県境の山が奥秩父や信越とも違う趣があることを感じることができた。 新型コロナウイルスによる肺炎が世の中を恐怖に落としいれている。 遠くに行けないことはつらいことではあるが、地元を見直す良い機会としてまた神奈川の山を楽しんでゆきたいと思う。
(2020年8月 記) |
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