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基本情報
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山名 |
利尻島(りしりとう) |
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標高 |
1,721m <利尻山山頂> |
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山域 |
独立火山 |
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都道府県 |
北海道 |
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位置 |
N45.10.43/ E141.14.31 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図1「利尻・羅臼・斜里・阿寒」
2万5千分の1地図「鴛泊」
20万分の1地勢図「天塩」 |
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山岳区分 |
ハイキング百選
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登山記録
山歩No |
9550-12033 |
登山日 |
2012年8月19 日(日) |
歩程 |
2時間30分 |
天候 |
くもり時々雨 |
形態 |
3泊4日(礼文島含む) |
アプローチ |
稚内空港よりバス、稚内フェリーターミナルよりハートランドフェリー鴛泊港 |
パーティー |
3人 |
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2012年の夏休みは北海道の利尻島への旅行である。 この島を訪問するのは二度目だ。 3年前に、日本百名山のためにやってきてキャンプをした。 今回は、島の観光が目的であるので当初から山に登る予定なしである。 大手旅行会社のツアーに入って、旅館で北海の美味に舌鼓をうつのも楽しみの一つである。
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稚内空港から見る利尻山
8月18日(土)朝4:25起床。 晴れ。 6:40に家を出る。 道路は あまりこんでいなかったので、7:25には浮島ジャンクションの近くのパーキングに到着できた。手続きをして料金4800円を支払って、マイクロバスに乗せてもらい、空港の第二ターミナルへ。 クラブツーリズムのカウンターはマイクロを下りたところとまったく反対側だったので中で歩いたが、無事にチェックイン完了。 8:45にはこれまた一番はしっこのターミナルに行って飛行機の搭乗を待つ。 飛行機はほぼ定刻9:15に離陸。機内メニューにある音楽で懐かしいポップスなんかを聴きながら昼寝をする。11:00に空港に到着して荷物はすぐに出てきた。トイレが極端に行列していたが。 11:15にバスに乗りフェリーターミナルに行く。 日本在住の外人カップルも大きなリュックを背負って乗り込んできた。 11:40にフェリーターミナル到着。 500円玉でコインロッカーに荷物を預ける。それから歩いて稚内の町中を見学。 |
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ノシャップ岬
まずは3年前にも寄ったスポーツ用品店「ハセガワ」に行ってEPIの代わりにイワタニプリムスのガスボンベを買う。 それからお土産処・お食事処の「夢広場・北市場」へ行く。 利尻昆布の焼酎というのは興味があったが、それはパスして、今度は駅に行く。 駅のターミナルは以前来たときにはなかったもの。 この1年くらいで新しくなったのだろうか? 12:50に前からネットで見て昼食はここにと考えていたすし屋「竹ちゃん」を探し当てて入る。 北海コースに日本酒を1つ頼む。 コースにはたこしゃぶが着いておりそれがこりこりした歯ざわりでおいしかった。 店を13:30に出て、教えられたとおりに神社前のバス停からノシャップ岬まで乗る。 バス停を下りて、歩いて岬まで途中で水族館が気になったので入ることにした。 アザラシにえさをやると喜んで寄ってきた。 水族館を出て、それから岬で写真を撮る。 バス停に戻って14:50のバスで市役所前で降りて歩いてフェリーターミナルへ。 途中バスの中から丘の上にある氷雪の門を眺めることができた。 SeicoMartでお茶とCCレモンを買って、フェリーターミナルへ。 受付番号と免許証を見せて手続きをしてチケットを買う。 2Fにあがって16:05の船を待つ。 土曜で混雑しているからか、定刻よりも15分も遅れて入船してきた。 一番前のロビーに座ってくつろぐ。 |
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利尻富士観光ホテル
うとうと昼寝をして、17:55に鴛泊の港に入る。 たくさんのはっぴを着た人が客を出迎えていた。 その中の一人が利尻富士観光ホテルの旗を持っていたので挨拶をする。 車に乗せてもらい、ホテルまで行く。 あるいても知れている距離だったが荷物があるので助かった。 チェックインをして、荷物を持って部屋に上がる。夕食は18:30にしたのであわてて風呂に行く。 速攻で入って、18:40に夕食の会場の2Fのレストランに行く。給仕をしてくれたのが、とても気のつく若い女性。 自分でリシリヒナゲシの絵を書いてお客さんにプレゼントしてくれた。 野菜と海鮮の乗ったてんぷらもおいしかった。生ビールを飲んだ後、日本酒を熱燗1本だけ頼む。20時前には失礼して部屋に戻る。 5Fの部屋は微妙にそれぞれの部屋の広さが違うようんだった。 窓から鴛泊の港が見えた。22時すぎに就寝。
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利尻空港
8月19日(日)くもり。 朝から利尻富士には雲が垂れ込めていた。 6:30起床。 風呂に入って、7:30に朝食に行く。 カレーという朝からスタミナのつく料理。 のりと味噌汁もあったのでご飯のおかわりをしてそこそこ食べた。 8:30にチェックアウト。 そのあと、ロビーで丸善レンタカーが来てくれるのを待つ。8:45にお迎えの車がきて、ペンション「レラモシリ」に連れて行ってくれた。 借りた車は136K乗っているクレスタ。走行後の自動ロックがガタガタとなるのが不都合だった。最初に西に進んで、利尻空港を見る。 がらんとした空港だった。 発着までに時間があるのか、まだだれもカウンターにも居なかった。
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北麓キャンプ場
礼文島がきれいに見える。 車から下りて写真だけ撮ってそのあと富士野園地へ行く。 入り口を少し間違えかけたが、ポン島を見たり、展望台にあがってトド島を見たりした。雨が降り始めてきたので、折りたたみの傘を使うが一度開くと閉じることができない。 トイレを使って、そのまま傘を捨ててこようかと思った。 そのあと、少し道を間違えながらレンジャーの車に不審に見られながら坂を登ってゆき利尻の湯に車を停めて高山植物展示園を見学する。 それから北麓キャンプ場へ。キャンプ場の管理棟は新設されて、きれいなトイレができていた。 前回テントを張ったところまで行ってみて写真を撮る。 バイクのツーリストと思われるテントが張ってあった。 雨のせいか、登山をあきらめたような人たちが管理棟でうだうだしていた。
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姫沼
さらに車で坂を下りて姫沼に向かう。 昨夜宿泊した利尻富士観光ホテルの前を通ると、ランチの看板が出ていた。 1Fの浴場の奥に和食のテーブルがたくさんあったが昼はそこでうに丼などを出しているのだということを知った。姫沼はまず展望台で写真を撮ったあと、さらに車を5分ほど奥まで走らせて姫沼の駐車場に。 観光バスが1台停まっていた。 湖の周りは一周回れるハイキング用の木道が敷設されているので回ってみることにした。 最初左周りに行こうとしたら、反対周りだと、観光客に注意されたので逆周りする。 途中で花の写真をとっている若者を追い越した。 湖のほとりには、みやげ物店があって絵葉書やガイドブックを売っていた。 きれいな写真を「盗撮しないでね」という札があったのが面白かった。 トイレを済ませて車の荷物を整理していたらバケツをひっくり返したような雨が降ってきてトランクが自動であいていない車で片手で傘を持つことができないのでびしょびしょになってしまった。
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沼浦展望台
姫沼を出て野塚展望台。 ラナルド・マクドナルドの上陸記念碑がある。 うに御殿の前を車で通過して鬼脇へ。 給油を言われていた藤井石油が日曜で営業していなかったので、レンタカー事務所に連絡して素通りすることにした。 旧鬼脇村の役場だった資料館で一人200円を払って見学をする。 昔の暮らしなどがわかる展示がたくさんあった。車で再出発。花がないので南浜湿原は通過。 お勧めの絶景ポイントといわれた沼浦展望台に車を入れる。 すれちがいのできない車道で少し気になったが確かに展望台はすばらしい眺めだった。 白い恋人の景色の撮影地だという。 残念ながら利尻山の山頂は雲に隠れていた。EPIをつけてシーフードヌードルを作って食べる。 その間に車は3台ほど入ってきただろうか。
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オタドマリ沼
展望地を出てからオタドマリ沼に寄って、名物のソフトクリームを食べる。 うに丼も販売していたが値段が高かったようだ。 ここはオタドマリポン山の麓にできた沼浦湿原の東側の池で何しろ、利尻山を見るいいスポットである。 沼の横には片道20分ほどの遊歩道も整備されている。この時期には咲いていなかったがアヤメとエゾカンゾウの花がきれいだと書いてある。 トイレを済ませてさらにさきへ進む。 |
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寝熊の岩
仙忘志岬公園は、みやげ物屋の駐車場に車を入れてアザラシにえさをやりに行く。 おわんに入った魚を100円、おわん2つ買う。 一生懸命2匹のアザラシにえさをやろうとするが、横で待機しているかもめにえさを横取りされてしまった。戻って、車で出発。利尻島南西部の海岸沿いを走る道路に面した湧水の採水場が、「麗峰湧水」と名付けられているが名峰利尻岳「利尻富士」の湧水の採水場のひとつで、観光客はもとより地元の人にも人気の名水となっているそうだ。名水を汲んで 途中の道から、龍神の岩を見る。 ところが先に進むと、もう沓形の町に入ってきたので、いったいどこに人面岩があったのだろうと不審に思って、引き返すことにした。 地図に従い10分ほど戻って、人面岩・寝熊の岩と隣あっている地点にたどり着くことができた。 堤防の工事をしていたので気づかずにとおりすぎてしまったらしい。写真だけ撮影して、フェリーの時間もあるので先を急ぐ。
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沓形港からフェリーで礼文島へ。
レンタカーを借りるときに指示を受けたとおりフェリー乗り場のまん前に車を停めてフェリー乗り場へ。 沓形のターミナルは稚内と比べかなり小さかったのですぐに切符も買えた。
15:10乗船。2番目のコンパートメントの優先席に寝転がってTVを見る。 15:50に礼文島到着。 船を下りてすぐのところにホテル礼文はあった。 チェックインをして16:30展望風呂へ
。 夕食は18:30にしてもらったので、ゆっくり入る。 男風呂には露天風呂はなかった。 女湯の前には、昆布水が備え付けられていた。 もどってきてビールを飲んで、18:30に2Fのレストランに行く。 夕食は海鮮鍋がついた豪勢なもの。 日本酒の熊一本を飲んで、部屋に戻って、20時から、花ガイドによるスライドショーを見に行く。最中に外ではとてつもない雨が降っていた。 21時からテレビーを見ながら焼酎を飲んで23時就寝。
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面白い偶然話だが、前回利尻島に来たときは到着日および翌日の登山の日は好天、翌日礼文島に渡る日から雨が降り出した。 雨は、富士野園地で、ポンモシリ島を見ているときに降り始めた。 実は、今回もまったく同じで、島に到着した日は好天だったのに、翌日礼文島に渡る日に富士野園地で、ポンモシリ島を見ているときに降り出した。 なんたる偶然か。 まあ、この地方の天気はとても変わりやすいので雨が降るのも珍しくないようであるが。 利尻山を見るいろいろなスポットを回ったときに、山の頂を眺めることができなかったのが、いささか残念であった。
(2012年8月 記) |
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