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鐘ヶ嶽
鐘ヶ嶽

基本情報
1 山名 鐘ヶ嶽(かねがたけ)
標高 561m 
山域 丹沢山地
都道府県 神奈川県
位置 N35.27.34/ E139.16.19 
地図 昭文社 山と高原地図28「丹沢」
2万5千分の1地図「大山」
20万分の1地勢図「東京」
7 山岳区分 ハイキング百選
登山記録
山歩No 9460-09015
登山日 2009年6月13 日(土)
歩程 2時間30分
天候 晴れ
形態 日帰り
アプローチ 国道246号厚木より
パーティー 2人

鐘ヶ嶽というのは地元の神奈川県の山である。 丘といったほうが正しいかもしれない。 あくまで丹沢山の前衛峰としての位置づけである。 まわりに関東ふれあいの道の日向薬師などもあるのでハイカーでにぎわってはいるのだが、この山だけに登りに行く人は少ないのではないだろうか。 梅雨時で来るべき翌週の北海道の利尻山登山と夏山に備えた足慣らしをすべく、近くの山であるここに出かけることにした。 

tゆったりハイキング開始

2009年6月13日(土)。朝8時に起床。土曜日なのでゆっくりと起きだす。天気は晴れ。午後から雨といわれたので行動するなら朝のうちだろうか。 翌週から利尻島へ行くので、今のうちに準備をしておかなければならない。パソコンで飛行樹の予約とフェリーの時間をチェック。 9時すぎに朝食を食べて10時半に家を出る。 車で東名高速に乗ったとこら時間が時間だからだろうとても渋滞していた。 仕方なく横浜町田ICで下りて246号を厚木まで走る。途中、少し混んでいたところもあったが、サークルKでトイレをすませて、おにぎりとおいなりさんと買って 12:20広沢の駐車場に到着。何台かハイキングと思われる車は停まっている。 近くに温泉もあるのでそこのお客さんもいるのだろう。

広沢寺温泉

  12:35広沢寺温泉出発。狭い車道を道標に従って登っていく。 途中左手に奉納大権現と書かれたのぼりが立っており社が祭ってある。 一応形だけだがお参りをした。 さらに道は西へと進む。 途中、関東ふれあいの道を楽しんでいると思われるハイカーとすれちがう。この分岐を南に行くと日向薬師へ続く道のようだ。 車道はやがて山道へと入っていく。  13:15ゲート通過、ゲートを過ぎてさらに進むと山神ずい道と呼ばれるトンネルがある。 なぜかトンネルの前には公衆トイレがあった。

鐘ヶ嶽山頂

 登山道はこのトンネルの横から続いている。いきなり急な鎖場を登る。 13:26コーナー14という札のあるところでで休憩。よくみると足に蛭がくっついていた。 あわててはがした。 13:34出発。ここからはうっそうとした林の中の道。 踏みあとがあるようなないような。 林業作業道のような感じだ。 14時、鐘ヶ嶽山頂到着。山頂には小学生のこどもとおかあさんが休んでいた。 われわれもシートを広げておにぎりを食べる。 面白いことに山頂にはカラス天狗の像がある。結構古い像であるが、そこそこの重さがありそうだ。 誰かかつぎあげたのだろうか。 

七沢神社石段

  14:30出発。 くだりは神社の石段。七沢神社というのだそうだが、ここまで建設資材を運びあげるのはさぞ大変だっただろう。 石段の途中に神社の社があって少し休むことができる。階段を下りきると登山道になるが、地元のハイキングコースとしてよく整備されているのだろう。 途中に、「○○丁目」という札があり、どこまで歩いたかがわかるようになっている。 やがて車道と交叉してふたたび広沢寺温泉のほうへと曲がっていく。 

振りかえってみる鐘ヶ嶽

振り返ると、鐘ヶ岳の姿がよく見えた。 ここから見るとなかなかいい形の山である。 「厚木らしさの創造推進事業玉川地区協議会」の看板があり、「鐘ケ嶽(標高561米)の名は古くから知られ浅間山とも呼ばれています。昔、竜宮から上げた鐘をこの山に収めたという伝説や、戦国時代に上杉定正の居城となった七沢城への合図のために鐘が置かれたと言われています。」と記載されていた。 15:45に下山。 車にもどって、出発。 厚木西ICから乗って帰りの東名はすいていた。

北海道へ行く前のちょっとした足慣らしだったが、家をゆっくり出てハイキングできるというのもいいものである。丹沢には蛭ヶ岳という山があるが、本当に丹沢で蛭にさされたのは字初めてである。 今度は、関東ふれあいの道で日向薬師に来るときにこの近くを歩いてみることにしよう。 梅雨の中休みで地元の丘陵を楽しんだ一日であった。 
(2013年2月 記)

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています