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基本情報
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山名 |
槙寄山・笹尾根
(まきよせやま・ささおね) |
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標高 |
1,188m 槙寄山 |
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山域 |
奥多摩 |
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都道府県 |
東京都・神奈川県 |
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位置 |
N35.42.58/ E139.01.48 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図24「奥多摩・御岳山・大岳山」
2万5千分の1地図「猪丸」
20万分の1地勢図「東京」 |
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山岳区分 |
ハイキング百選 |
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登山記録
山歩No |
9420-21030
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登山日 |
2021年12月12日(日) |
歩程 |
5時間30分 |
天候 |
晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
JR武蔵五日市駅から西東京バス数馬 |
パーティー |
1人 |
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12年12月12月というのはごろがいい。 11日土曜日が比較的暖かかったので折角なのでランニングのトレーニングに行こうと思いたつ。 さて、どこに行くかとトレランのガイドブックを見たが、 埼玉方面はバスの便が上手くなかったりというのがわかり、結局久しぶりに奥多摩に入ることを決める。 以前、関東ふれあいの道で、生藤山から陣馬山までは行っていたので、今回はその西側の笹尾根を走ってみることにした。この笹尾根コースは高校生だったころから一度歩いてみたいと思っていたが結局目立ったピークがないこともあってこれまで一度も歩いていなかったコースである。 冬場なので無理のない範囲でコースは短くとることにした。
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武蔵五日市駅前西東京バス乗り場
12月12日(日)朝5時起床。 武蔵五日市を出て数馬に行く始発バスに乗車する事から逆算して早朝の出発となる。 5:32武蔵小杉駅から南武線に乗り立川へ向かう。 立川駅到着6:14、 そこから五日市線に乗り換えて6:29発車。 武蔵五日市の駅に到着したのが7:03であった。 結構な数の山の恰好をした人達が下車。 バス停は数馬に行く方面と藤倉に行く方面と別れて列をつくっていたが数馬に行くほうが圧倒的に乗客の数が多かった。 それでも20人くらいだろうか。 バス1台で全員座っていくことができる程度であった。 終点の数馬到着8:11。
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終点 数馬
終点の数馬まで乗車したのは自分だけであった。 他に4人組の登山客がひとつ手前の停留所「仲の平」で降りて行った。 本当は槙寄山への登山口はこちらの停留所のほうが近いのであるが、終点の数馬の集落がどんなところなのかを知りたかったというだけなのであるが。 数馬には旅館が2件あるようである。 どうしても奥多摩は日帰りで来ることが多いので宿泊したことがないが、一泊して登ってみても檜原村の良さがよりわかるかもしれない。数馬のバス停はバスの展開所となっていて、横にトイレがあった。
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仲の平登山口
8:20出発。 7分ほど来た道を引き返す。 途中で地元の方とすれ違って挨拶をした。 きっと、朝1番のバスで五日市方面に出るのであろう。 五日市に出るのに1時間かかるのだから山での生活も大変である。仲の平のバス停の前にも公衆トイレはある。 秘湯を守る会の蛇の湯温泉たから荘を超えて道標に従い、沢の方に降りて行き、そこから南沢を車道に沿って進む。 登山口は、仲の平のバス停から、「南沢・槙寄山」と書かれた方へ進んでいく。 「数馬峠」へ行く道もあるがこれだと笹尾根には出るが槙寄山に寄らないことになってしまう。 人家の裏手を通って畑にあがりそこから山道を入っていく。農家の方が「これから登るんかい、 早いね。」と声をかけていただいた。
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西原峠
最初ルートは樹林の中の作業道のような感じであったがよく踏まれているので落ち葉に埋もれているとは言えわかりにくいところはあまりない。むしろ登山道が痛んで、横に踏み跡ができていたりする箇所がところどころあった。途中、電気が引かれていてNHKの電波増幅器を設置した電柱があるのが面白い。 途中、標識に「国定忠治が遠見した所」と書いた場所がある。 奥多摩の一部のガイドブックにもこの場所の記載があった。 9:31西原峠に到着する。コースタイムより20分ほど早い到着である。 西原峠から槙寄山までは5分ほど。 少し傾斜をあがってベンチがあるところが槙寄山山頂1188.2mのピークであった。
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槙寄山山頂
槙寄山山頂には誰もいないのでベンチも独占である。 ここから富士山がきれいに見えた。 前の週にわざわざ富士山の写真を撮影するべく静岡の天城山まで行ったが、富士山の頂上付近は雲に覆われて撮影することができなかった。 少し陰になるが大菩薩山も見えた。 上野原の権現山・扇山というのはまだ登ったことがないが、ここから正面に富士山のある南西型に見えた。なので、この山に登るともっと富士山が近いのだろうと考えた。YAMAPに山頂の様子をコメントした投稿をしたら「ありがと山」というメッセージが帰ってきた。
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日本山岳耐久レース30㎞地点
9:54槙寄山を出て東に進む。9:58に木に「笹尾根」と書いた看板を見つけた。 これは写真を撮らずんばなるまい。ホームページの鏡にする構想を描きながら写真をとって比較的ゆるやかな下りの道を進んで 田和峠10:05到着。 ここからも富士山の眺めが見事である。10:08お二人の登山者にすれ違う。 今日初めてのすれ違いパーティーである。 もしかすると五日市からの同じバスに乗っていて逆方向を三頭山に向けて歩いている方かもしれない。 ちょうどここに「日本山岳耐久レース30㎞地点」と書いた道標がある。いわゆる「ハセツネCUP」日本で最も古くからおこなわれているトレイルランニング大会のコースである。
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丸山山頂
10:20数馬峠到着。仲の平からのコースと合流している。三頭山に登って数馬の湯に下山する人はこの道を下るのであろう。 10:22笹タワの峰を過ぎて10:40笛吹峠に到着。 10:50丸山の山頂に到着。標高1098m。 まわりに木がありあまり展望はよくはないが三角点とベンチがあるのでここで行動食にカロリーメイトを食べてジェルを飲む。 11:07出発。 ここからコースタイムで2時間50分で上川乗のバス停に到着することになっている。 トレイルランニングの練習なので稜線上を走っているのでもっと早く到着できるが、果たして2時間強で降りられるだろうか。13:38に上川乗を出るバスになんとか乗りたいところである。
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土俵岳から見る大岳山
11:16小綱峠通過。 ちょうど、ハセツネカップのためだろうか、大きなルート表示の看板がありわかりやすくなっている。トレイルランニングの場合、前のランナーを追い越すケースがあるのでチェックポイントになっているところをうまく通過してもらうため、道を間違えないようにこの表な目立つ標識をつけているようだ。11:35土俵岳1005mに登る。この山頂には登山者の方がいた。 ここから大岳山の姿が美しい。
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難読漢字
土俵岳から5分ほど急な下りをおりてそこが日原峠であった。 「日本山岳耐久レース24㎞地点」の標識がある。 人里と書いて「へんぼり」と読む。 笛吹と書いて「うずしき」と読む。 ここからの人里に降りるルートの道標に記載があったが、難読漢字だなとつくづく思った。時間が早いので、もう少し先まで進むことも考えたが生藤山を越えるとさらにコースタイムが3時間ほど長くなるので、15時のバスにも乗れなくなると考えて無理をせず、上川乗から早々と帰宅することにした。
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浅間峠
12:18眼下に東屋が見えた。 やっと浅間峠に到着である。 この東屋は近づいてみると見覚えがあった。2013年の4月に関東ふれあいのみち「富士見のみち(東京都3)」を歩いているが、その時は今回の下山ルートとは逆で、上川乗からこの浅間峠まで登ってきているようであった。 すわってジェルを飲んで栄養補給をする。12:26出発。
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下山・上川乗バス停からバス乗車
ここから上川乗まではコースタイム50分である。 13:38のバスに乗れるのはほぼ間違いないであろう。 およそ30分で登山口まで降りることができた。 バス停に行くと、3人くらいのハイカーが13:28のバスを待っていた。 仕方あるまい。 この時間90分に1本しか運行していないのであるから。バス停の裏手は公営の駐車場になっていて広いので座ってTシャツを着替える。 到着した西東京バスに乗り込む。 五日市の駅まですやすやと眠って帰ったことはいうまでもない。 五日市の駅でやっと完チューハイを買って本当にリラックスして五日市線に揺られて帰った。
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ここ10年くらい奥多摩へ行ってもマイカーで行くことも多かったので久しぶりに電車とバスを使ってのワンデーハイクを楽しむことができた。 ハイクとはいえ、トレイルランニングの練習を兼ねているので、まじめに走ったつもりではあるが、それでもYAMAPの記録では標準ペースの150-170%くらいであった。 まあ、ここまでのスピードで進めれば、5時間20分のコースタイムのルートを4時間で行くことができたのでよしとしなkればいけないのであろう。 また冬場のトレーニングで訪れたいところである。
(2021年12月 記) |
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