 |
 |
基本情報
1 |
山名 |
冷水山(ひやみずやま) |
2 |
標高 |
1262m (一等三角点) |
3 |
山域 |
果無山脈 |
4 |
都道府県 |
奈良 |
5 |
位置 |
N33.53.56/ E135.39.09 |
6 |
地図 |
昭文社 山と高原地図51「高野山・熊野古道・伯母子岳」
2万5千分の1地図「発心門」
20万分の1地勢図「田辺」 |
7 |
山岳区分 |
関西百名山 |
|
|
登山記録
山歩No |
5980-22021
|
登山日 |
2022年7月17日(日) |
歩程 |
2時間00分 |
天候 |
晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
JR紀勢線紀伊田辺駅から国道424号林道龍神本宮線果無橋 |
パーティー |
2人 |
|
 |
|
|
|
 |
|
|
2022年の夏山は8月に北アルプスに行く計画を立てていた。そのトレーニングは日常的に家の近辺のランニングをするくらいであったが山には6月下旬の佐武流山以来行っていなかったが 7月は昨年同様テント持参での関西圏の山を山岳部のH.Hさんが企画をしてくれたのでそれに参加することにした。昨年は大峰奥駆道の縦走であったので今年は少し山域を変えて関西百名山をいくつか狙うという計画になった。 もともとは海の日の三連休で冷水山・矢筈岳・伯母子岳と関西百名山3つを登る予定だったが、あいにく梅雨が戻ってきたかのような天気になり、初日の土曜日の予報は奈良県は降水確率が60%となってしまった。 これではつらい。 そこでリーダーのH.Hさんと早めに日・月の二日間だけの計画に変更して、土曜日の晩の夜行バスで出発することにした。 おかげで、バス代は三連休の前の金曜日に行くパターンよりも3000円近く安くあがった。
|
横浜駅から高速バス乗車
7月16日(土)は午前中仕事をして午後から荷物の用意をする。 自宅で夕食をとって9:30に家を出てバスの集合場所である横浜駅へと向かう。 雨の中を傘をさしてスカイビルの南側に誘導されて、22:50にTDLから新宿経由でやってきたバスに乗車。 窓側の席であったのでプライベートカーテンをおろすことができた。 海老名・森・土山と新名神のルートでバスは進み、渋滞もなく朝7時前に大阪駅の北口のヨドバシカメラの下のさくら高速のバスターミナルに到着した。
|
 |
JR大阪駅
2:00遠州森町のPAで休憩。 4:40土山PAで休憩。 6:54梅田到着。 7:05に大阪駅から関空快速に乗車。関空快速・紀州路快速は、環状線の区間内をいくつか駅を通過する。 日根野駅で切り離しをするのだが、自分が下りる三国ヶ丘駅は、日根野駅よりも天王寺よりなので、何両目に乗っても大丈夫であった。 7:37には待ち合わせ場所である三国ヶ丘の駅に到着した。 昨年大峰山脈縦走のときにもお世話になったH.H氏のヴァンガードがロータリーに停まっていた。
|
 |
阪神高速から阪和道・湯浅御坊道路
車は阪神高速から右手に関西国際空港を見ながら8:24阪和道に乗る。 紀の川PAでは駐車車両が異常に多かった。 。 コロナなどどこふく風という感じである。 トイレをすませて湯浅御坊道路を有田まで。有田ICを下りて有田をおりたところでローソンによって、昼食のおにぎりとビールと夜のつまみを買い足しておく。 そこから国道424号を南東に龍神温泉の方面に向けて進む。
|
 |
林道龍神本宮線
ヤマセミの湯を目的地に設定するも、果無山脈の冷水山登山口のあるスーパー林道龍神本宮線はその手前から入らなければいけないことがわかったので少し戻る。 H.H氏は12時の点呼のために電話をかける必要があったのだが、途中車の中で携帯の電波状況を調べてみたがどうも電波の入りが悪い。安堵山の手前の少し電波が入るところで一度車を停めてトライする。
|
 |
果無橋
果無山脈縦走路入り口を過ぎて、さらに林道を進み果無橋の脇にピンク色のテープがあったのでここが登山口だろうと踏んで、その近くの路肩の広いところに駐車する。ところがいざ歩きだそうとすると、その場所からは登山道が見当たらない。しばらく探したがどうも登山口のとりつきはそこではなさそうなのでYAMAPで現在地を探すと登山道はさらに南東に200mくらいいったところにあるような表示になっていた。 そこで、さらに林道を下ることになるのだが、南東に進むと、登山口の標識が現れた。
|
 |
林道作業道
登山口に入るので石垣を登らないといけないのまず、その1mほどの段差を越えるのに苦労したが、登りやすそうなところを選んがら、その排水パイプの中にマムシがいてこちらを威嚇しているのをを発見して迂回せざるをえなかった。 仕方なく少しはずれたところから石段を登る。ようやく13:09登山開始。天気はよいのだが何か幸先の良くないスタートで気になる。 登りだしてすぐに古いウインチが捨ててあるところに行き着いた。 踏み跡はしっかりしており時折赤テープもあるので安心して歩くことができる。 この道はもともと林道作業道だったことがわかる。
|
 |
冷水山山頂
緩斜面を登っていくと樹林が薄くなってきた。そこから少し傾斜が増す。 樹林帯を抜けると向こう側に山が見えるようになった。 13:42冷水山山頂到着。 山頂からは東に大峰の山が、北に牛廻山が見えた。 山頂には一等三角点がある。 近畿地方には約70の一等三角点がある山があるようである。 最も標高が高いのが昨年登った大峰の釈迦ヶ岳であるが山上ヶ岳・氷ノ山・伊吹山といったそうそうたる山に次いで、この冷水山も7番目に標高の高い山らしい。
|
 |
下山・駐車地点に戻る
山頂で昼めしを食べる。 コンビニで買ったおにぎりであったが景色を眺めながら食べるとおいしい。 14:33下山開始。 最初西に果無山脈縦走路上に歩き出しそうになったが、実は我々はそのはっきりした縦走路ではなく、もっと下から登ってきたことに気が付いて縦走路から分岐した道を下りる。 14:47に登山口に戻ってきた。 そこから林道を歩いて駐車した場所まで行って15時に車で出発する。
|
 |
丹生ヤマセミ温泉館
下山の汗を流すためにヤマセミ温泉館へ寄る。 森林公園丹生ヤマセミの郷は川沿いのキャンプ場になっている。 川を挟んでコテージ・テントサイトと、廃校の小学校を利用した宿泊施設・多目的集会所がある。 温泉館は料金800円、露天風呂もありなかなか良い場所だった。 昼間だったが結構混雑していた。風呂からあがって翌日の伯母子岳の登山口を目指す。
|
 |
梅雨が明けてからもすっきりとしない天気の続いた2022年7月だった。 今回も前日にかなり雨が降ったが、幸い自分が大阪にたどりついて登った冷水山は天気に恵まれた山行となった。 山頂に近くまで車で行けるので手軽に登れる山だといえる。 林道は決して広くはないので車で向かう方も悪天のときは運転には気をつけていただきたい。冷水山は後醍醐天皇の息子である「護良親王」らが逃走路として使ったとされている歴史にもゆかりのある山である。 静かな季節に訪れると歴史のロマンをより感じる山といえるかもしれない。
(2022年8月 記) |
|