日名倉山
基本情報
1
山名
日名倉山(ひなくらやま)
2
標高
1074m
(一等三角点)
3
山域
中国山地
4
都道府県
兵庫・岡山
5
位置
N35.08.52/ E134.24.31
6
地図
昭文社 山と高原地図54「氷ノ山・鉢伏・神鍋」
2万5千分の1地図「千種」
20万分の1地勢図「姫路」
7
山岳区分
関西百名山
登山記録
山歩No
5420
-23062
登山日
2023年9月16日(土)
歩程
3時間50分
(日名倉神社ー日名倉山往復)
天候
晴
形態
日帰り
アプローチ
中国自動車道 山崎ICから 県道53号線 県道72号線から国道429号線 日名倉神社
パーティー
3人
動画URL
https://youtu.be/P7kEY4Rskks
日名倉山(ひなくらやま)は、兵庫県宍粟市、佐用郡佐用町および岡山県美作市にまたがる山である。標高は1047.4メートルで、岡山県側からみた山容が富士山に似ていることから「美作富士」または「作州富士」とも呼ばれる[1]。関西百名山、兵庫50山に選定されている。氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。 以前から、山岳会のリーダーであるH.H氏がこの山への登山を企画してくれていたがチャンスを失していた。 2022年9月にもこの山は計画されていたが雨のため中止となっていた。
新宿発神戸行き夜行バス
2023年9月15日金曜日、夕方5時に仕事を終えて、そこから登山の準備をし始める。夕食を食べ終わって夜9時15分に家を出て、電車で新宿まで行く。新宿三丁目のドラッグストアで虫よけスプレーを買おうとするが店頭の棚からなかなか探すことができなかった。22時15分まで粘りそれから歩いて移動してバスタ新宿へ。 22時50分発の青春ドリーム七号大阪梅田・三ノ宮行き高速バスに乗車する。バスは途中海老名サービスエリア、森サービスエリア、御在所サービスエリア立ち寄って休憩をした。
集合大阪駅
ほぼ定刻通りの翌朝6時40分に大阪の梅田に到着。大阪駅でトイレを済ませコンビニで朝食を買って桜橋口に行くと一緒に山に登るN.Kさんがいたので合流する。集合場所はどこなのか探しながらJRのガード下に今回のリーダーであるH.Hさんのヴァンガードが止まっているのを発見。早速荷物を積み込んでもらい国道2号線でUターンして福島インターから阪神高速に乗る。中国池田インターから中国自動車道に入る。晴れていて登山日和である。三連休の初日だということもあり高速道路は結構混雑していた。 宝塚インターのところで5キロほど渋滞していたが、まあさほど時間をロスすることもなく西宮PAで最終の最初の休憩を取る。ポリタンに水を汲んで出発。
日名倉神社
中国道の山崎インターで降りてそこから国道を北に進んでいく。 今日の登山口はエーガイヤちぐさという温泉施設のある町である。当初よりも少し時間がかかってしまい到着したのは10時半を過ぎていた。 道の駅ちぐさでトイレ休憩をして巻きずしを買う。 日名倉神社から林道を少し入ってみるが、鹿よけの鉄扉が設置してあった。柵を手動で開けてさらに舗装してある林道を進んでみようとしたが、 結構道が崩壊しているようなところがあり、これ以上進むのは危険と判断し、道端の広いところの路肩に車を停めて出発する。 結果的に林道終点まで行けなかったので全体で5時間ぐらいのコースになる予定となった。
樹林の中を歩く
しばらくは樹林の中を歩く。 古い木の橋を渡るところがあって意外と気を使った。 ルートははっきりとはしているのだがあまり最近登山者がたくさん登っているという感じではない。 やはり日名倉山に登る人の多くは西側の美作市側(ベルピール自然公園)から登る人が多いのであろうか?確かにそれだとすでに登山口が標高865mあるので山頂まで35分で登れるといううたい文句である。 確かに楽ではあるが、何となく登山したという印象が持てないような気がする。
稜線分岐(奥海越よりも手前)
歩き出して30分ほどで少し道がはっきりしないところも現れてきた。 ルートファインディングには気を付ける事になる。 ジグザグに人工林の中を登っていって、 しばらくすると樹林が切れて見晴らしの良いところに出た。 前日に雨が降ったのか少しぬかるんでるところもあった。そこから10分程歩くと稜線に辿り着いた。ここからは一時間ほどである。飴をもらいビスケットの行動食を食べて再び歩き始める。最初は比較的平坦な道であったが我々が奥海越だと思ったところはまだたどり着いてなかったようであった。
二の丸
そこから樹林の中を緩やかに山頂へ向かって登って行く。山頂までは落ち葉を踏みしめて進む道であり、一つのピークを登りきると一ノ丸という標識があった。普通はお城で言うならば本丸・一ノ丸・二之丸・三之丸と三之丸が一番外側のはずであるが、おかしなことにこの山は山頂が三之丸になっている。 まあとにかく一つのピークを登りきると少し降りてまた登り返して二之丸の標識があった。 二の丸は一の丸よりも展望のある良いピークであった。ここからまた一回降りて最後少し急傾斜を上がりきると日名倉山の山頂標識が見えた。
日名倉山山頂
13時10分、日名倉山山頂到着。 標高は1047mである。山頂に着いたところでY.Tさんから電話がかかってきた。 Y.Tさnは我々の先輩である。 関西に住んでいるので久しぶりに山岳会のメンバーが関西で集まって山を登っているのを楽しんでくれているようである。 山頂ではラーメンを作って三等分して食べる。 自分たちがもってきたおにぎりを食べたりして昼食時間が過ぎていく。 N.Kさんが途中の道の駅で買ってくれたまんじゅうがうまかった。 私も途中の道の駅で巻き寿司を買ったのでそれも分けてほおばった。
氷ノ山の眺め
山頂からは北側の展望が開けていた。北側にひときわ高いのが氷ノ山と思われた。正面にある山が恐らく翌日登る後山であろうと想定をする。山頂を13時50分に出発する。帰りは知った道なので良いペースで降りていく。 奥海越のところで登山道の標識を確認すると宍粟50名山と書いた下に、登山者の皆様へ、倒木や崩壊・案内板の破損などあれば、しそう森林王国観光協会に情報をお願いします、とあった。 ここは、王国があるようである。 しそう森林王国観光協会は山崎町に本部がある公益社団法人である。
下山・林道始点の鹿よけゲート
来た道を素直に引き返す。 車まで2時間弱で到着できた。自分が先にさらに林道を降りて鹿よけの鉄扉を開けておいてH.Hさんの車が来るのを待つ。 その間に動画を撮影して自分のyoutubeのエンディングのセリフを入れておいた。 H.Hさんの車に乗せてもらいエーガイヤでは風呂に入らずにコンビニに寄って買い物だけさせてもらった。 その後岡山方面に車を走らせてもらい、途中の後山キャンプ場で自分だけ下ろしてもらった。 H.HさんとN.Kさんは翌日があるのでそこから車で帰ったが、 自分は後山キャンプ場に泊まって明日後山を登るという予定である。
後山キャンプ場
夕方キャンプ場では少し雨が降ったが30分程で止んでくれたので大事に至らなかった。 隣にツーリングでやってきた一人の40代ぐらいの方と雑談をする。 今回は自分はテントを持っていないのでツエルトをひもではってその下で寝るという簡易スタイルであった。 思ったほど蚊の襲撃に遭うこともなくアルファ米を食べて夜8時には就寝をした。
日名倉山は前から同好会で登ろうと思っていたが、 天気が悪かったりして延期になっていた山である。 今回H.Hさんのドライバーとしての働きで2年ぶりの計画の実現であった。 になんとか登頂できたこの日名倉山は実は西側の休憩施設から登ると30分程登れてしまう山であるが、 表登山口から登ったことでちゃんとした登山が行われた気がした。 さすがにあまり人が入っていない感じはあったがピークをいくつか越えて山頂にアクセスしている様子は兵庫県野深い山らしいハイキングだと入れた。一緒にいてくれた2人の仲間には感謝をしたい。
2023年9月記
地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号 平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています