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浅間嶺
浅間嶺

基本情報
1 山名 浅間嶺 (せんげんれい)
標高 903 m
山域 奥多摩
都道府県 東京都
位置 N35.43.12/ E139.06.08
地図 昭文社 山と高原地図23「奥多摩」
2万5千分の1地図「猪丸」
20万分の1地勢図「東京」
7 山岳区分 関東百名山
登山記録
山歩No 4810-10033
登山日 2010年12月19日(日)
歩程 4時間30分
天候 晴れ
形態 日帰り
アプローチ 中央道八王子ICより国道411号
パーティー 2人

12月の安定した天気を生かして、奥多摩へのハイキングを試みる。 どの山がいいか迷ったが、関東客名山にも挙げられていて縦走の魅力も楽しめる浅間尾根を選ぶ。このルートなら、冬場でも十分楽しめる。 前からトライしたかったところだ。武蔵五日市から数馬行きのバスに乗るのが、オーソドックスな生き方だが、朝一番のバスが7時駅前発と朝はやいので、マイカーで途中の拭沢の滝まで行って2番バスを捕まえることにする。

出発(払沢の滝)

5:38起床。 お湯を沸かして、テルモスに詰め込んで6:30に家を出発。まずキグナスへ寄ってガソリンを入れる。  調布ICから乗って八王子ICへ。 降りてからすぐのコンビニで朝食のおにぎりと牛乳を買って、それから、払沢の滝の駐車場へ。 8:15について、用意をして8:30に歩き出し、まず滝を見物する。8:53滝の前で写真を撮る。 ひとり年配の男性が大きな三脚をかついで写真を撮るために入っていた。 例年に比べて今年は寒さがすくないといっていた。 9:20に檜原村役場前からバスに乗って、9:50浅間尾根登山口で下車。 結構、笹平と上川乗でおりる人が多かった。彼らは笹尾根を縦走するのだろう。

数馬分岐へ

 バスを降りてから、橋を渉り、10:00歩き出し。 民宿、浅間坂の横を通って尾根筋に入る。 やがて、数馬分岐10:40。ベンチに腰掛けて休憩。 もってきたぶこつのせんべいを食べながらお茶を飲む。 熊出没注意という札が気になる。 そういえば、世界的な登山家の山野井康史さんが熊に遭遇したのも東京都内の奥多摩であった。 まあ、12月のこの時期には出没しないと思うが。 。10:52、3人組と単独行の男性に抜かれたあと、出発。


一本松

 笹久保バス停に行く道を分けたあと、ふみ跡にしたがい尾根筋を進んで赤テープに沿って稜線を進むと11:09、一本松の山頂。今日のコースはここが最高峰だ。 あまり、人が入っている形跡はない。一応山頂には三角点があるが、展望はない。 三角点で写真を撮る。そこから南東に少しくだったら、再び一般ルートにもどることができた。いくつかのアップダウンを超えて快適な銃走路を歩き、人里峠を目指す。


浅間嶺休憩所

人里峠までは少し下りの道、後ろから、マウンテンバイクの3人組が追い越していった。 ここは起伏が少なく、道のでこぼこも少ないせいだろう。 結構、自転車で入っている人が多い。 11:47、人里峠で休憩。 そろそろ腹が減ってきたが、ぶこつせんべいだけ食べてがまん。 11:54出発。 稜線を通るコースをわきにみたあと、12:10に、東屋のある浅間嶺の休憩所に到着。コースタイムは30分となっているが30分はかからない。 前の人がでていったベンチでEPIにガスを付けようとしたら、なんと、鍋を忘れてしまったことに気づいた。 カップうどんをつくるのに、仕方なく、テルモスのお湯だけを使う。 そばのほうはなんとか食べられるものだったが、うどんはかたいままだった。


浅間嶺山頂

  食事の片付けをしていたらマウンテンバイクの集団が8人くらいやってきた。ベンチは交代で仲良く使いましょう。 食事を食べ終わったわれわれは場所を彼らにあけわたして、展望所をあとにする。 山頂まではすぐ。12:54に、展望台にあがって写真を撮る。南側に富士山が見えた。360度のパノラマ展望というわけではないが、南には笹尾根とそのむこうに富士山が、北には、大岳山と御前山がきれに見える。山頂の近くに、一本の棒があり、ちょうど目の高さに節穴があいている。 そこからのぞくと、大岳山の山頂がきれいに見える。 さしずめ、大岳のぞきとでもいうべき棒だろう。 13:00そこから松生山へ行くルートからもおりれそうな気もしたが、もときた道をひきかえして休憩所まで戻る。


峠の茶屋

 小岩林道と分かれた後、ゆっくりとした坂を下る。 やがて水場が見えて、1軒の民家があった。 これが、峠の茶店だろうか。 でも、家の中にテレビがあったので、きっと茶店の人の住居だろう。などと思いながらさらに進むと車道に出る。先におりていた若い女性を含む3人組がトイレを借りている様子だった。 坂をあがりきると、本当に、峠の茶店だった。 あったかいうどんあります、という看板が魅力的だったが、店番はだれもいない様子だった。 営業していないのだろうか。 店の前は開けた休憩場所になっていてベンチもあったので13:47休憩。 大岳山・御前山の姿を見て、かなり標高の高いところまで人家があるのに驚く。 

時坂峠

13:52出発。 そこからは基本的に浅間林道に通じている舗装道路。 ラジオで山下達郎の番組を聞く。 ゲストが竹内マリアだったので、トークが面白かった。 ほぼゆるやかなくだりの舗装した道を時坂峠まで歩き、そこから少しだけ登山道。 下りきったところに無料のトイレがあったので、お借りして、あとは畑の中をぐねぐねと車道を横切りながら降りる道。



払沢の滝駐車場

 民家の間と農地をくねくねとぬけて、14;34に駐車場に到着した。 靴下を脱いで、15:01車を出発させる。 五日市に出る一般道も特に混雑はしていない。 八王子ICから乗って、石川PAで、チキン梅バーガーとたこやきを買っておやつにする。高井戸で降りて17:35に無事に自宅に到着。 


浅間嶺は半日の縦走コースとしてうってつけのハイキングコースだ。小春日和の一日に弁当を持って歩いたりすると楽しいだろう。 今回は車を払沢の滝において、バスでまず浅間尾根登山口まで入ったが、逆コースで、数馬まで降りて湯につかって帰るというのもいいアイデアかもしれない。これほどたくさんのバイク愛好者に会ったのも初めてだったが、それだけ、起伏が少なく楽しめるコースだということだろう。

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地図の引用画像は国土地理院発行の数値地図50000(地図画像)と数値地図50mメッシュ(標高)を利用しています。(この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。承認番号  平13総使、第301号)
登山ルートの俯瞰図は、DAN杉本氏の開発したソフトウエア「カシミール3D」にて作成しています。