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基本情報
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山名 |
武川岳(たけかわだけ) |
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標高 |
1052m |
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山域 |
奥秩父 |
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都道府県 |
埼玉県 |
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位置 |
N35.56.12/ E139.07.48 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図22「奥武蔵・秩父」
2万5千分の1地図「秩父」
20万分の1地勢図「東京」 |
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山岳区分 |
関東百名山 |
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登山記録
山歩No |
4700-09013 |
登山日 |
2009年5月3日(日) |
歩程 |
7時間05分(武川岳含む) |
天候 |
晴れ |
形態 |
前日発 山麓テント1泊 |
アプローチ |
国道299号線 横瀬より |
パーティー |
2人 |
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2009年5月4日、武川岳に登った。 この山は、ゴールデンウイークを利用して秩父にキャンプにきたときに、武甲山・大持山とともに登った山である。武川岳は、武甲山と伊豆ヶ岳という二つの奥武蔵の名山の間に挟まれた位置で、少し目立たない存在であるが、学生時代に友人がとてもよい山だったと絶賛していたことから、いつかは登りたい山の一つにリストアップしていたものであった。 単独で二子山方面から登る人も多いようだが、私の場合は車を生川に入れた関係上、そこから武甲山、武川岳との周回コースをとった。
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武甲山
5月2日、武甲オートキャンプ場にテントを張って、翌朝、車で生川を進んで一の鳥居に車を停める。武甲山までは表参道を上がる。 コースタイムは2時間20分。 さすがにもっともメジャーなルートだけあって、よく整備されているので迷う心配はない。 一の鳥居を1丁目、山頂を52丁目とした丁目石がおかれておりペース配分のいい目印になっている。 大杉の広場を越えると次第に山道は急傾斜となってくるが、それでも1時間ほどじぐざぐにあがると武甲御嶽神社のふもとに到着する。 山頂の第一・第二展望台はそこからすぐあがったところ。 展望台ではたくさんの登山者が思い思いに休んでいた。 景色は、北側が削られて趣のないものとなっているが、高度感はある。
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大持山
武甲山を出た後、約30分、標高差200m以上の急なくだりを下りきるとシラジクボ。11:05. そこが持山寺跡から一の鳥居へ向かう下山道と長者屋敷の頭・スゲ沢に下りるコースとの分岐になっている。 50分ほど露岩の通過に注意をしながら上がると、アカヤシオの花が美しい小持山の山頂に着いた。 スペースは広くないがここから見る武甲山の姿はりっぱである。 さらに40分稜線を進んで最後に樹林の薄くなった坂を上がると12:27大持山山頂到着。 山頂は南北に長いつくりとなっており、西方面の景色がよい。 南端に、山頂の道標がある。ここで昼食を摂る。 途中、下が水平でなかったためにEPIに乗せた鍋が倒れてしまう事件があり、大切な水をロスしてしまい、十分に食事がとれないというアクシデントに見舞われた。 なんとかあと3時間ほどとコースを残りの水でもたせなければならない。
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妻坂峠
13:15出発。 急なくだりを5分強歩くと、鳥首峠と妻坂峠の分岐に出る。 ここは南東の名栗方面の景色が素晴らしい。 はとてもながめがよかった。 妻坂峠へのくだりは最初はゆったりめの気持ちのいい樹林の道だったが、最後の30分は急な斜面で、時間をかけておりなければならなかった。 尾根上の道なのだが、歩く部分の土がはげて、水の流れる道となっておりすり鉢状になっている。 したがてって思ったほど足場がしっかりしていなくて、ステップが踏みしめにくいという悩みがあった。 樹林自体はさほど濃くもじなく、
途中からは右側にサブルートとも思われるようなふみ跡もあらわれていた。 (けもの道か?) くだりの1時間というのは思ったより長く感じられたが、それでもほぼ予定どおりの14:19妻坂峠到着。 戦国武将畠山重忠の伝説があるが、昔は秩父と江戸を結ぶ重要な交易路のひとつでした。お地蔵さんもあってここが大事な交通の要所だったというのがわかる。 薄暗い峠でテルモスのお湯を飲む。 14:25出発。
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武川岳山頂
そこから稜線上をかなり足場の悪い急なのぼり道。コースタイムは45分となっているが実際にはそこまではかからない。ただ登りだしてから10分もうるとかなり太もも泣かせの急登となる。 そこの薄い運度靴などだと結構登るのがつらいだろう。 傾斜が開けると最後の詰めをこえて山頂へ。 14:57武川岳到着。 時間が遅かったので、山頂には若いカップルの登山客しかいなかった。 写真を撮ってもらい15:10出発。。
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一の鳥居の駐車場へ
二子山方面に稜線がつながっているのはわかったが、山自体は見ることができなかった。 足を横にしながら慎重にくだって16:15妻坂峠。再びお湯を飲んで、16:48整備された道を下って駐車場到着。 車はあと3-4台ほどしかなかった。
くつを履き替えてTシャツを着替えて17時すぎに車を出発させる。 途中、芦ヶ久保の道の駅によって、お土産を買う。 299号は渋滞してのろのろ運転。 飯能に入ってから流れて所沢街道から青梅街道。家に着いたら21:15だった。 .
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武川岳は意外に険しい。 妻坂峠からの登りは、あまり初級者のハイカーにはお薦めできない急傾斜だ。 ただ、それがゆえにこの山が
遠くから見てもぬきんでた山容を持っているわけだろう。 一方で山頂は広く、集団で来てゆっくりすわってお弁当などを開くにはうっ
てつけだ。県内の小中学生は遠足で来たりするのだろうか? 北側の焼山からのコースや南側の名郷からのコースであれば地図で見る限
りさほどきつくもなさそうだ。 いつか、春の陽だまりの時季にこういったコースからも登ってみたい山である。
(2011年10月記)
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