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基本情報
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山名 |
大日ヶ岳(だいにちがたけ) |
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標高 |
1,709m |
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山域 |
加越山地 |
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都道府県 |
岐阜県 |
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位置 |
N36.00.04/ E136.50.15 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図43「白山・荒島岳」
2万5千分の1地図「石徹白」
20万分の1地勢図「岐阜」 |
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山岳区分 |
日本二百名山 |
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登山記録
山歩No |
2790-12013 |
登山日 |
2012年4月8 日(日) |
歩程 |
2時間45分 |
天候 |
快晴 |
形態 |
前夜発車中泊1泊 |
アプローチ |
東海北陸自動車道高鷲ICから国道156号 |
パーティー |
1人 |
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週末の悪天続きでなかなか山スキーに行く機会が得られなかった21012年の春。 例年であれば3月の最終日曜日で営業を休止するスキー場が多い中で、大日ヶ岳の麓の高鷲スノーパークは4月1日の当初の終了予定を延長して4月の中旬まで営業することになった。 ありがたい。 天気が回復すれば、大日ヶ岳のピストンができる。 桜が東京で満開となる週末の4月7日と8日の土日で、花見に行かずに、岐阜の山に山スキーに行くことを決めた。 |
高鷲スノーパーク
4月7日(土)は鷲ヶ岳に登った。 まだ少し冬型の気圧配置が残っており気温が低かったが、なんとか展望のいいところまでは登ることができた。 下山後で熊に会うというハプニングもあったが、なんとか無事に下りてきて、道の駅「大日岳」に停めた車の中で1晩寝た。
04/08(日)朝快晴。 車の窓ガラスに霜がついていた。 夜中は相当気温が下がったようで、寝袋に入っていても寒かった。 車の外でEPIをつけて、湯をわかし、インスタントのチゲうどんを食べる。 前の道路は、中京・関西方面から来たと思われる車がひっきりなしにスキー場へ向かっている。、7:30に車をだして、まず、きのうのガソリンスタンドへ行く。 満タンにしてもらいまた戻り、高鷲スノーパークへ。 係員に誘導されるまま駐車場に停める。 まわりはやたら和泉ナンバーが目立った。圧倒的に割合はスノーボードの若者だろうか。 |
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ゴンドラ山頂駅より出発
準備をしてトイレをすませ、売店でパンを2つを買う。リフト券売り場で30人くらい待ってやっと自分の順番になって、ゴンドラ券をたのむと係員に言うと、登山者の方は院フォーメーションセンターへ寄ってくれといわれ、そこで登山届を出して、1500円払い、ゴンドラの一回券を購入する。下山予定時刻も聞かれた。 ゴンドラには結構客がたくさんならんでいたが、一人乗り乗車ラインがあったので、結構スムーズに乗れた。このSPゴンドラは立ったまま乗車するタイプなので15人乗りと機動力は高い。2700mの索道距離をわずか10分で運んでくれる。 9:08山頂駅到着。。 北アルプスが見える。 レストハウスによってみる。山頂カフェ「ポポロ」はこの時期は営業を休止しているようだった。 お茶をがぶ飲みしてシールをつけて9:38歩き出し。ネットの向こう側は、もうスキー場のエリアの外である。 大きな字で「警告」が記載されて、とにかくスキー場は責任がないですよ、自己責任ですよと書いてある。 6人くらいのグループは1人の年配ガイドから、雪崩についての注意を受けながらツアー登山に臨もうとしているようだ。 |
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前大日への登り
スキー場からはゆるい坂の登りである。標高1530m地点から出発である。 前のほうには数名の登山者がいるので道を間違う心配はない。 山スキーをつけた人が5割程度、3割はスノーシューという比率か。 残りの人たちはいわゆるハイカーであるが、軽アイゼンの人と10本爪と半分づつくらいか。傾斜は、山スキーのシールがかかる程度にちょうどいいものである。 誰かのトレースのあとをたどって着実に登っていく。 スキー場の土地の終点にさらに立て札があって「高鷲スノーパークでは入山規制はしないが、救助はできない。 地元の郡上警察も山岳救助の専門家はいない」とか書いてある。確かに無謀な装備や準備で入ってきて迷惑をかけている事実があるのだろう。 |
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鞍部から前大日山頂をふりかえる
10:30に前大日のピークを少しすぎたところにたどり着いて水を飲む。、ここから少し下りになっているが、急で危険と判断してアイゼンをつけることにした。 スキー板をリュックにくくりつける。 その間に40歳くらいの2人組アイゼン男性とスノーシュー女性に追い抜かれた。なかなか颯爽とした歩き方である。 鞍部は風の通り道になっておりクラストしていた。 但し、今日は風はさほどない。絶好の雪山日和である。鞍部から、山頂まではわずかに15分ほどの登りである。 少し傾斜があるので、スキーのシールであがるのは苦しいだろう
すでにアイゼンにスイッチしているので、前のスキー+スノーシューカップルがつけた踏み跡を着実に登っていく。
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大日ヶ岳山頂-白山をバックに
11:00山頂。15人くらいの人休んでいた。 近くの男性はアイゼンをつけてピッケルを持っており、南西の鎌ヶ峰のほうへさっそうとおりていった。ひるがの高原側から上がってきたと われる登山者の姿も見えていた。 ここから北に白山がきれいに見える。 大日ヶ岳から白山は南から北に眺めるように見えるので、連峰を真横に見ることはできないが、それでも一番高いところが剣ヶ峰だというのはわかった。白山までは一応稜線でつながっているようだった。 夏場には道のないこの稜線も残雪期には比較的スムーズにいけるように見えた。 東側には、これから目指す飛騨・加賀国境の三方岩山などが見えていた。
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山頂標識
さらに遠方には北アルプスの白い頂がそびえていた。 剣岳だけがなぜかあまり雪をつけていないように見えたが、急峻な岩壁だからであろうか? 北アルプスの山並を西側から眺め見る機会が少なかったので新鮮だった。 乗鞍・御嶽の距離が思ったよりも遠いことに新たな発見を覚えた。雪期には、この山頂に大如来像があるというのだが、雪にうもれてその姿は見えなかった。 方位盤もどこにあるかわからなかった。大日如来がここにあるというあたりに、唯一、塔の先端が頭をだしていた。 その意味で、一等三角点はその姿を拝むことはできなかった。 スキー場で買ってきた玄米パンの昼食をとり1時間休んだ。12:00出発。 シールをはずして、アイゼンをつけたままで下りる。下りの傾斜地では雪をならしてスノーボードの練習をしている人たちもいた。
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前大日より山頂をバックに
前大日の山頂は来るときにはトラバースしてしまったが、今度は山頂に立ち寄ることにした。 ここから見る大日ヶ岳の姿もきれいなのでセルフタイマーを使って写真を撮影していると、3人のスノーバイクの若者が上がってきた。 スノーバイクだと、あっという間に、山頂まで到着していた。 おそらく白山へも行けるだろう。前大日からは御嶽に向かってすべりおりる眺めのいいコースとなる。 そこから緩斜面をずべりおりてスキー場へ。12:55に山頂駅に到着。 |
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高鷲スノーパーク・センターハウス
ハイカーの人たちは、再び下りのゴンドラに乗車するようだったが、自分は板をつけているのスキー場を下ることにした。景色がいいので滑っていても気持ちがいい。 春スキーキャンペーンということでリフト券料金が通常より1500円安い3000円となっており、それもあって、そこそこのスキー・スノボ客が入っているようだった。 最後はパノラマコースをすべりおりて、インフォメーション・センターで下山の届出をする。 広い駐車場の中を自分の車を探して13:30到着。 荷物を片付けて14:22出発。 |
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湯の平温泉
高鷲ICに行く途中の156号線わきにある湯の平温泉に立ち寄る。スキー場にいた人たちも日曜日ということでそろそろ引き上げる人が多く、風呂は混雑してるかとおもいきやさほどでもなかった。 入浴料金はインターネット割引を使うと400円。 滝見の湯という名前の堰堤を望む露天風呂につかり、15:30サークルKでCCレモンとサラダを買って、出発。
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浜名湖の夕日
高鷲ICから小牧経由で走り、そこから東名高速に入る。 17:45に浜名湖SAで休憩。 夕日を見ながら、EPIに火をつけて「どんべえ」を作る。さくらを見ながらサラダと一緒に食べて、18:30出発。この一週間後に、三ヶ日から、御殿場まで新東名高速道路が開通するということがあり、ジャンクションなどはほとんど完成して、分岐の表示もあたりまえのようにかかげられていた。 20:38に中井PAについて、湯葉を買う。800円 厚木と大和トンネルの間が事故渋滞で20分ほどロスをする。21:50に家に到着。23:30就寝。
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大日ヶ岳の展望は、すばらしいものだった。さすが200名山に認定されるだけあって、山容も見事だが、ここから見る白山の姿がやはり圧巻である。 飛騨側から見た北アルプスの姿というのも普段は目にする機会の少ないものだけにより新鮮だった。 無雪期に登った人の写真をWEBで拝見したが、なにか同じ山なのに季節によってこうも変わるのかという思いがした。今回の大日ヶ岳登山は歩く時間は少なかったが、 2010年3月の飯縄山についで展望のよかったスキー登山ということで心に残るものとなった。
(2012年4月 記) |
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