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基本情報
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山名 |
小秀山(こひでやま) |
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標高 |
1,982 m |
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山域 |
阿寺山系 |
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都道府県 |
長野県・岐阜県 |
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位置 |
N35.47.07/ E137.23.49 |
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地図 |
昭文社 山と高原地図39「御嶽山」
2万5千分の1地図「滝越」
20万分の1地勢図「飯田」 |
7 |
山岳区分 |
日本二百名山、信州百名山 |
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登山記録
山歩No |
2730-11017 |
登山日 |
2011年7月18日(月・祝) |
歩程 |
8時間00分 |
天候 |
晴れ |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
中央自動車道中津川IC国道257号貸加子母乙女渓谷 |
パーティー |
2人 |
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小秀山は日本二百名山に入っている名山のひとつである。 地図は御嶽と一緒になっているが、山脈的には御嶽とは独立した阿寺山塊に 属しているようだ。何しろ東京方面からは少しアプローチに時間がかかるので、キャンプついでに連休を利用したやってきた。 山頂には、二等三角点があることと山頂の南側には、ガブト岩と呼ばれる巨石のピークがあることが特徴とされていおる。 山頂から御嶽はもちろん西に白山と東に中央アルプスを望むことができるとガイドブックに書いてあるので楽しみである。。 |
乙女渓谷キャンプ場出発
07/18(月)祝日。 朝4:15起床。前日は、奥三界岳に登ってきた。たいそう暑い一日だったが今日は少し朝もやがかかっている。 夕べ 到着が遅くなったが、乙女渓谷キャンプ場まで入っておいてバンガローに宿泊した(7畳 8000円)ので、朝は準備が楽である。 朝食はきのうかってあったおにぎりに、カップ味噌汁を作って朝食としてバンガローで食べる。 荷物を片付けたりしていたら結局遅くなり、 出発したのは5:46. 奈良ナンバーのさん三人組が先に出発していった。 ロッジの管理棟の横から橋を渡って二の谷のコースにたどり 着く。 |
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夫婦滝
ここは最初から、途中の夫婦滝までは遊歩道の整備された歩きやすいコース。 6:19に和合の滝の前で休憩。 ゆっくり歩き出して7:27に夫婦滝で休憩。 途中で一人の登山者が抜いていったがあとは人の気配もない。 7:40出発。 8:16に孫滝で最後の水場ということもあり、そこでたくさん沢の水を汲んでいく。 8:21出発。 そこからは沢を離れ、岩のつらなった急なのぼりをあがっていく。 尾根筋にでたところで、第一展望台の札があったので休憩。 8:57. ラジオが入るか試してみるがちょっと無理。 ちょうどそのとき後ろから来た2人組みの登山者が追い越していった。 9:07出発。 そこからも険しい道が続く。 。
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カモシカ渡り
かもしか渡りは約7mの岩を越える難所。 ホールドはしっかりしているので、三点確保の要領で登っていけば問題はない。 木の根に足をとらわれないように要注意である。9:55に国有林境界の札がでたので稜線はもう近いと判断して休憩。 10:03出発。 やがて、三の谷との分岐についた。 そこには休憩適地と書いてあったが、あと20分で、兜岩なので、そこまでがんばろうというとこで、すっ飛ばす。
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兜岩
10:30 に兜岩到着。 岩ノ下で休憩をする。 ここからも十分ながめがいい。南の方角に開けているのでちょうど美濃加茂市の方面が見えるこ とになる。 びわゼリーを食べて英気を養う。 兜岩からは直登りするコースと巻くコースがあるようだが、実際には直登のコースは危険と書いてありロープが張ってあるので登れないというのが実際正しいだろう。 10:56に第一高原到着。 同行者は要領よくもうリュックをおろして休んでいた。 しかたないので5分休憩する。
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第二高原
第一高原をすぎると、道は林の中のルート となる。 少しアップダウンのある稜線ずたいに歩くと、平坦になって11:11に第二高原通過。 ここからやっと小秀山の姿が見える。
11:16出発。 登山道が、植生の変更のために少し迂回してついていたのがいやな感じがしたが、案の定、これがあとで悲劇のもととなっ た。第二高原からでにもコースタイムで35分かかることになっているので意外に稜線歩きが長いといえよう。 11:35に第三高原に到着。
ここからはっきりと山頂の姿が見える。11:38出発。 |
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小秀山山頂
あとは道標にしたがって樹林の中の道そジグザグに進んでいくと、11:58に山頂 着いた。 さっきの登山者とすれちがったが、山頂に同行者いない。 おかしいと思って避難小屋のほうへいくと、リュックがおいてあり さっさと小屋に入っていた。
山頂で味噌煮込みうどんをつくる。 山頂に誰もいなかったが、景色は360度。 御岳の山頂は曇っていたが、あとは白山や霊山まで見えた。 北アルプスは笠が岳のてっぺんがきれいに見えていた。 ソーセージを食べてもってきたビールで乾杯。 味噌煮込みうどんをたいらげて、12:50出発。。
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りっぱな避難小屋
13:04に 避難小屋に寄ってみる。 去年できたというだけあってきわめてきれいな小屋。中津川市が設立したもので、秀峰舎・しゅうほうしゃと いう名前だそうだ。ここは、岐阜県中津川市と長野県大滝村のちょうど境界となるところだ。 積雪期に登ったらとても快適な宿泊場所になるだろう。 トイレもとてもBeautiful。最新式のバイオトイレで男子用もちゃんとある。小屋のきれいさに感激しつつ、下山を開始する。 第三高原で振り返って小秀山の姿を写真に撮って、さあと思って進むと同行者の姿が見えない。 さっさと進んでいたが呼んでも返事がないので、第二高原を過ぎたところではぐれたことに気がついた。実は、第二高原で本来は稜線を登らないといけないのだが、山頂方向に行く旧道の踏み跡に入り込んで、また小秀山の方に進んでしまったいたらしい。 携帯が入らないところではぐれるととてもやっかいだ。 結局、一度、兜岩まで行って、それから第二高原まで引き返して結局合流することができた。 50分時間をロスした。
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三ノ谷に下山
14:48に兜岩到着。 水を 飲んで14:54出発。 15:46に三の谷に下りる登山道の途中で休む。 15:53発。 そこから長いくだりのジグザグ。地図を見ると「二ノ谷ルートは下山時は危険なため三ノ谷ルートを下る。」と書いてある。確かに、あの滝の高巻をした岩だらけののぼりなどは、ちょっと下りに使うには無理があるだろう。 この三ノ谷のコースはみるからにあとから作られた樹林コースという感じがする。
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造林小屋
16:57にやっと造林小屋の前に出る。この造林小屋は 見えているのに、思いっきり道がジグザグなのでなかなか到着しないというじれったい気持ちを起こさせるくだりだった。 小屋の脇を
通るとやがて車道との合流。 車道とはいいながらも渓谷からはゲートがあるので車が入っていくことはなく林道としてゆったり歩くこ とができた。 途中水場(宝泉)で顔をあらう。 逆コースで三ノ谷から登る場合はここが最終水場となっているので、二ノ谷コースと比
べて水場の点ではずいぶんと不利といえるだろう。 やはり、二ノ谷を登って、三ノ谷を降りるというのがお勧めのルートということか 。
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乙女渓谷へ
帰りの時間を気にしながら林道をてくてく歩く。17:21にゲートに到着。17:28に車にたどり着いた。この時期は日が長いので下山までに暗くいなってしまうという心配はないが、東京にその日中に帰るには遅くとも15時半くらいには下山しておきたい。 やはりあの50分のロスが大きかったといえる。 17:48に車を出発させて、きのうと同じおんぽいの湯につかる。 時間の制約があるのでそんなにゆっくりできなかったが、ファンタとコーラを買って、中津川ICに向けて出発。 中央道は混むことを予想して東名で帰る。 台風が近づいているので天気は下り坂。 豊田JCTにはいるころにはかなりの雨が降り出していた。 赤塚PAで20:20に吉野家に入ってうなぎ丼を食べる。それから、富士川SAまでいっきに走る。 富士宮SAで休憩したがびっくりするほどの車が停まっていて、都内へ向かう大渋滞の様だった。 夜11時になろうとするのに富士宮焼きそばの屋台には行列ができており、われわれも並んだが、すんでのところで売り切れとなってしまいにありつけなかった。12:53になんとか家にたどり着いて倒れこむように寝てしまった。 あー疲れた。。
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小秀山に登った人の感想はみな、御嶽の眺めがよかったことを印象として書いている。今回の登山でも、山頂こそ拝めなかったが、御嶽のりりしい裾野の姿を見ることができた。二年前の2009年の秋に御嶽に登ったがそのときに小秀山をみたのだろうか? どの方角だったかまったく思いもつかない。 山頂から御嶽のほうにジグザグの林道が見えた。 地図にまったく出ていない林道だったが、もし、自家用車が入れるとしたら、山頂はかなり近いのではないだろうか? もしも、そのような新道が将来できたら、滝の景観の美しい二ノ谷コースも登る人が減るのかなと思うと少しさびしい気がする。 (2011.8.29記)
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