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基本情報
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山名 |
茅ヶ岳(かやがたけ) |
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標高 |
1,704m (二等三角点) |
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山域 |
奥秩父山地 |
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都道府県 |
山梨 |
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位置 |
N35.47.42/ E138.30.49 |
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地図 |
2万5千分の1地図「茅ヶ岳」
20万分の1地勢図「甲府」 |
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山岳区分 |
日本二百名山・山梨百名山 |
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登山記録
山歩No |
2430-24023
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登山日 |
2024年5月25日(土) |
歩程 |
4時間(深田記念公園ー茅ヶ岳ー深田記念公園) |
天候 |
晴 |
形態 |
日帰り |
アプローチ |
JR韮崎駅から山梨峡北バス |
パーティー |
4人 |
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茅ケ岳は日本百名山の著者深田久弥さんの終焉の場所としても知られている。 自分の中ではかつて日本百名山を登ったらこの茅ヶ岳に行って深田久弥さんに報告しようなどと思っていた。 2011年に日本百名山の全山登頂を成し終えたわけだが、その時すぐに行かなかったらために、ずいぶん時間が経ってしまった。そうこうしているうちに日本三百名山を登ろうとしていたので、その登山計画の中でこの茅ヶ岳も登る候補になった。
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八王子駅 特急あずさ
2024年3月に自分が学生時代に所属していた山登りのサークルの創立50周年記念パーティーがあった。 その二次会で話が出たのだろうか、今回チーフリーダーをやってくれるT.Kさんの呼びかけで数名のメンバーが、5月の茅ヶ岳に登る計画が出来上がり、自分にも声がかかった。 折角なので200名山登山と合わせて出かけることにした。
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JR韮崎駅
2024年5月25日土曜日、朝4時30分起床。最寄り駅を5時過ぎに出る電車に乗って八王子まで行く。八王子から6時35の各駅停車の松本行きに乗車する。 8時30分韮崎駅に到着。トイレを済ませて駐車場に行くと中京地区に住んでいるT.Kさんが車でやってきて駅前に駐車していた。一緒に行くM.FさんY.Iさんも自分よりあとにつく特急で韮崎に到着し、駐車場に来て、全員そろった。 最初は7人ぐらい行く予定だったので自家用車とバスで別れることも考えていたのだが、結局合計4人なので全員でT.Kさんの車で登山口まで行くことになった。
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深田記念公園駐車場
深田久弥記念公園の登山口は駐車場に30台ほどの駐車スペースがあるが、春先の登山者の記録では8時半ぐらいにもう満車になっていたこともある。 今回自分たちはトイレの前のスペースに駐車することができた。 皆が登山の準備をしている間に、登山口でオープニング動画の撮影をする。 9時15分歩き始め。歩道に沿って上がっていく。 一旦車道を横切って、登山道に入るが最初は傾斜も比較的緩やかである。 ちょうど5月ということもあり気温が高くも低くもなく歩きやすい登山日和である。
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女岩
40分程歩いて一回休憩する。 持ってきたドライフルーツを分配する。そこから道は次第に岩や石が混じるルートになり、だんだん険しくなって行く。 やがて女岩を眺める谷に入った。 この女岩はもともとこの登山コースの名所だったのだが、落石が激しいということで、現在は岩の近くに近づけなくなっている。 ロープが張り渡されているので、そこから中に入ることができない。
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深田久弥終焉の地
女岩のところからルートは大きく東に巻くようにして登って行く。だんだん傾斜も急になってくる。 10時20分、稜線のコブになったところで休憩する。 ここからしばらく上がると、深田久弥氏終焉の地があった。 墓標が建っておりその前に今日供えたと思われる新しい花が飾ってあった。深田氏を慕って今でも地元の人が登っているのだろうか。 深田久弥終焉の地のちょうどすぐ上の登山道から今日初めて富士山が見えた。山腹のところはガスがかかっているが、山頂近くは綺麗に見えている。
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茅ヶ岳山頂から見る南アルプス
茅ヶ岳の山頂は広く休憩するのに良いスペースであった。山頂から金峰山が北東によく見え、さらに北側には八ヶ岳のどっしりとした姿が見えた。赤岳・権現岳・編笠山の主稜線がくっきりと映っていた。 目を北西に転じると南アルプスが圧倒的な迫力でせまっていた。一番高い北岳のあたりには雪がかかって真っ白だったが、その他甲斐駒や仙丈岳には雪がついてない様子だった。 この山頂からいったいいくつ日本百名山が見えているのだろうかと考えると、深田久弥氏の終焉の地であるこの山がなんとなく因縁深いものだと考えられた。
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万歳三唱
山頂で昼食を食べる。T.Kさんがお湯を沸かしてコーヒーを入れてくれた。 山頂で飲むコーヒーは特別美味であった。 Y.Iさんが大福餅を持って来てくれた。
M.Kさんもスナック菓子を提供してくれた。 山頂で万歳三唱の動画を撮ってゆっくりしていると、たくさんいた登山者が下山してしまったのか、意外と静かな山頂になった。 金ヶ岳の方からも何人かの方が縦走してやって来られていた。 われわれは脚力にも自信がないので、今日は金ヶ岳には行かずそのまま下山である。
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尾根コースで下山
元来た道ではなく尾根沿いのコースを降りることにした。 傾斜は登ってきた谷コースと同様、最初はゆっくりで、山頂直下が急登だという構図であった。 途中から緩やかな森になったがそれでもところどころ大きな岩を回って降りて行くようなところがあった。 あと十分程であったがそろそろ足が痛いので休憩というコールもあって、ちょっと休んだ。 車道に出るとそこからは20分程度で降りることができる。
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深田記念公園
下りきった場所は深田公園との分岐であった。 来るときは深田公園に寄らなかったので、今度は少し登りになるが深田記念公園に寄ってみることにした。 少し高台になった場所には深田久弥氏の著作や人物を記載した立て札があり、有名な「百の頂に、百の喜びあり」という記念碑があった。 展望台になったところに入ってエンディングの動画を撮影する。 深田公園の休憩が終わって再び駐車場へ戻る。 そのまま車に乗せてもらい韮崎の駅まで送ってもらった。韮崎からTKさんは高速道路で中京地区に帰るのでここで別れとなる。
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韮崎駅ホーム
特急に乗る前に駅前でビールと缶チューハイを買い込んで特急は通路を挟んだ席であったがまあ近くに座りながら少し話もしながら3人で電車に乗って行く。 Y.Iさんは新宿までの乗ってゆき、M.Sさんと自分は八王子で下車。 ここから横浜線に乗って帰った。
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茅ヶ岳は深田久弥とその作品を偲ぶ山だといえる。 5月の一番季節のいい時期にこの山に来れたことはとてもラッキーだった。 計画してくれたリーダーのT.Kさんと一緒に乗ってくれた2人には感謝したい。 また三百名山を全部登りきることができたら、深田久弥さんに報告のためにこの山にやってこようと思った。
(2024年5月記) |
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