夕張岳は『花の名山』として知られ、初夏から夏にかけての花のシーズンには全国から多くの登山者が訪れる。この山独自の固有種の他、北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られるとされ、田中澄江により花の百名山、及び新・花の百名山に選定されている。また日本二百名山、北海道百名山、一等三角点百名山にも選定されている。かつてアイヌによりこの山に魔物が棲む部落がある伝えられ、「カムイシリ」(神の山)として恐れられていた。この山はたくさんの人が登ってとてもよかったというので楽しみにしていたが、2023年は豪雨により鹿島林道が林道ゲートから2.4km地点にて大規模崩落が発生し、車両通行が不可能となって復旧できないまま夏を迎えた。 歩行も禁止されている。 従い、山頂アタックをするには、東側の金山コースが唯一の登山ルートとなったが、こちらはヤブが濃いうえに往復10時間以上もかかるようである。 果たして行けるのだろうかと不安を抱きつつも遠征の中では計画に入れた。 |